農場主の思い

数年前、町で人気のパン屋さんに足を運んだときのことです。
一口食べて、驚きました。パンの風味がしない……。
これはどういうことだろうと、店員さんにたずねると、店員さん自身も、素材である小麦粉が、いつ・どこで・誰が育てたものなのか、製造年月日も知らないということでした。

農場主の写真

また、ある時にはこんな記事を読みました。「朝ごはんに米飯とパンを食べる人の割合は半分ずつ」だと。パンが米飯を超える日も近いのではないかと頭をよぎりました。なのに、農協関係者は国民に「お米を食べよう」とすすめています。生活者がパンを求めているのに、農協の事情で米飯を促そうとしている。今の米政策が、市場のニーズやマーケットを無視していることに疑問を感じたのです。

そこで私は「自分のところのお米を米粉にして、パンを作り、朝ごはんに食べてもらえれば」と考えました。これが米パン販売を始めたきっかけです。

外国育ちの小麦粉から作られたパンではなく、自国で育ったお米のパンを食べる。それこそ真の地産地消ではないでしょうか。小麦に頼らなくても、それに代わる質の良い素材が日本にはあるのです。ご存じの通り、日本の食糧自給率は40%を切っています。食のほとんどを輸入に頼っているのです。この先、小麦粉が日本に供給し続けられる、という保証はありません。

みなさんが米粉を使ったパンや麺やお菓子を食べることによって、日本の農家は元気になります。「米パン倶楽部」の冷凍パン生地は、私たちが手をかけ、目をかけ育てた米からできています。そして、なによりも私たちが粉を作り、生地を作り、パンにしているのです。

私の思いが通じてなのか、食への危機感を抱く多くのベーカリー、ホテル、レストランのシェフのみなさんから声をかけていただいています。

米粉を使ったパンづくりをお考えの方、ぜひ一度、「米パン倶楽部」にお問い合せ下さい。

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