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2008/12/20 越前市:日野山 byまっさん
日野山
794.5m
満足度
 以前…山岳会の方から「日野山なら荒谷からが1番のお勧め」と度々聞いていた。確かに日野山の登り口は多い。林道も合わせると7〜8箇所の登山口があるというのに、この数多いルートの中で山岳会の方々が言うことだし、また親戚でもある福井山歩会の会長夫婦からも、この荒谷ルートがイイと聞いたこともあって、ずっと気にはなっていた。更に、年内に日野山百回登頂を目指している天谷隊長からの知らせでも、最近では荒谷コースが気に入って利用しているとの報告を伺っておりました♪平面図を見ても山頂まで最短距離の荒谷ルート。かなり険しそうだが、1度でも体験せねば!
 12月に入り奥越の山々もようやく白く雪化粧したので雪山にも憧れますが…時間もなく、家族も山に行きたいということで、荒谷コースを初体験することにしました☆
  >>前回の日野山→
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
12月20日(土)天候: メンバー:天谷隊長 増田
【荒谷コース】
 荒谷・日野神社(12:02)→鉄塔広場(12:21)→水場(12:28)→西谷分岐(12:37)→
→萱谷分岐(13:08)→日野山頂上(13:26)
登り時間:1時間24分 (ほぼ休憩なし…)
 感想&活動報告♪
 師走…12月に入りやっぱり何やかんやと忙しい時期!今月1番のメインイベントとしては、今年4月に残雪の山行にご一緒した中村さんが12月13日にめでたくご結婚〜♪個人的にもテニスの方でお世話になっているので、そのご結婚二次会パーティーをアスリート倶楽部が主催運営となり、お仲間たちも多く集いお陰様で大成功〜♪歌い笑いと大いに盛り上がり楽しくお祝い出来ましたぁ!無事に仕事も終えホッとした。今週は山に行こう!今月から第3土曜が休みになり、嬉しいピーカン予報が重なった♪青空と白い白山が見たい!数えてみても半年以上、山のテッペンから白山を眺められたことがない…。雪がある奥越の取立か荒島の辺りに行こうと思ってましたが、午前中の用事と夕方にも1つ武生で用事がある。家族も山に行きたいというので近場の日野山決定♪
 荒谷の部落を越え日野神社境内の広い駐車場に車を停める。駐車場には既に3〜4台の車が停まっていた。昼一番と遅い時間から身支度をし、荒谷の日野神社を出発。高速道のトンネル換気塔の脇を抜けると杉林の細い登山道となる。落ち葉が深く敷き積っている道を登り進む。途中、犬連れの方や単独男性、ご夫婦といった下山者にすれ違う。中には「子供担いでこのコースは危険だよ」とまで言われ、ちょっと不安になったりもした。背中の娘も日々成長しているから、担ぐ度に重さの増しを感じる。グイグイ高度を稼ぐ登り。鉄塔を越えたあたりで平坦になるものの、水場あたりからまた登りが続く。西谷からの道と合流する分岐の尾根に出る。今まで北側の日陰斜面だったから、尾根は日差しが眩しく、そして暖かい♪手作りの距離標識は残り1200mで丁度半分まで来たことが分かる。時間的にも約30分!このまま行けばあと30分ちょっとで山頂にたてるだろうか?♪心地いい環境の中、山頂に向かい進んでいくと、直登の急路が徐々に始まる。久々に体験する見上げても先が見えないような長い急路!露出した岩肌、落ち葉の下は滑りそうな岩床…。登りはいいが、下りではかなり苦戦しそう!虎ロープが至る箇所に設置してあったが、登りで使う必要はなし。葉を落としたブナ樹の隙間からは山頂だろう日野山の容姿も近くに伺えるが、まだまだ高度を稼がなければならない。背中で暴れはしゃぐ娘の負荷に耐え、ストックワークの腕力と脚力の4WDで格闘し踏んばり登る。2つ目の急路を登りきり、傾斜が落ち着くと萱谷・宮谷からのコースと合流!ここからやっと青空に映える真白い白山が眺められた!久しぶりの白山の山容に感動して、足を止め眺めながらシャッターを切る。時計を確認すると、下からすでに1時間が経過…先ほどの急路で予定よりかなり時間がかかってしまった。休憩無しだったし、ゆっくり休みも摂りたいけど、距離標識は残り300m!写真だけ撮って山頂に向かう。
 ここからは、更に難所…?岩床の急路になる。今までよりも多くの虎ロープが設置されているし、蹴上がりも慎重にして足場を選ばないとズルッといきそう!登りではいいが、ここを下るには恐怖感もあり滑落の危険性も高い。確かに、先ほどすれ違った方に注意された通り、子供を担いで安全に楽しめるコースではない。まぁ、下ることは後から考えることにして、慎重に踏んばって登り進む。1歩登る度に汗がドッと流れる。
 ≪急路の途中、振り返った絶景≫
 急路の途中、上から熊鈴を賑やかに響かせて誰かが下りてくる。聞いたことがある懐かしい熊鈴の音…?「おぉぉー!」誰かと思ったら天谷隊長だよん♪久しぶり〜!連絡は色々とってはいたけど、顔を見て直接会うのは約1年振りの再会です!聞くと、本日97回目の登頂!目標達成間近!さらに驚くのは本日同じコースを50分で登ったとのことです!さすが我が隊長だよ〜ん♪日々のトレーニングも続けており、パワー全開は変わっていない。「まっさんが来たなら俺も頂上に戻ろう」っと、遅れている妻のサポートをしてまた登ってくれた。山頂に到着!久々に山頂から眺める青空の白山が眩しい〜♪久しぶりの天谷隊長と座談話の宴〜♪再会の缶ビールは美味いっす!気づけば思った以上、登りに時間がかかってしまったので火は使わず、携帯した軽食で済ます。ザックから解放された娘は山頂を駆け走りまくり〜!山頂には2年前の元旦登山でお会いしたオヤジさんにも再開して、賑やかな宴でした!天谷隊長も夕方に用事があるので先に下山。自分たちも娘の写真など撮ってから下山開始。悩んだけどリトレース。
 急路に張られた虎ロープや枝や根っこを最大限に利用。ストックワークも駆使して慎重に下りる。先に進ませた妻が、目の前で何度も滑ってズッテーンと尻もち…。お陰で危険場所が分かり、背中に担いでる娘も無事安全に下山ができましたぁ〜笑♪登りよりも時間を使った下山になりましたが、この後の武生での用事に間に合いましたぁ☆
2008/11/16 福井県越前市:野見ヶ岳 byまっさん
野見ヶ岳
678m
岩谷山
708.9m
満足度
 野見ヶ岳は、越前富士の日野山から池田町方面への南東に続く稜線上にある山の1つ。三角点は無い。三角点を持つ大山(716.6m)、岩谷山(708.9m)の山の間に位置し、さらに標高も低いのだが…野見ヶ岳山頂付近に神秘的な武周ヶ池があるので、年中問わず登山者も多く集う。野見岳とも呼ばれている。
 県内には山頂池に関する伝説も多くあるが、この武周ヶ池もその1つ。武周ヶ池にある案内板で知ったが…、麓の文室集落で養っていた"ドンブシ"(ブシは方言で淡水魚カジカ)を買って持ち帰る途中、野見岳から真黒な雲が現れドンブシをこの池に運びこんだ…。その後「ブシの住む池」と言われ、それが訛って武周ヶ池となったらしい…。国土地理院地図上でこの池だけ珍しく「ぶしょ」と平仮名がうってある。ネットで調べても「ぶしょがいけ」ではヒットもしない…。県内の越知山麓にある同称「武周ヶ池(ぶしゅうがいけ)」と区別するために、ココは「ぶしょがいけ」とこれから使い分けた方が良さそう♪この「ぶしょがいけ」では江戸時代初期から降雨と豊作を祈する雨乞いの神宿池として、現在でも龍神祭の行事が行われております!あのカジカは龍だったのかな☆
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
11月16日(日)天候: メンバー:山川 増田
 【峠コース】
 魚見峠・登山口(11:01)→岩谷分岐1(11:07)→岩谷分岐2(11:11)→
→前峰683m(11:20)→武周ヶ池(11:24)→野見ヶ岳頂上(11:28)
登り時間:27分 (休憩ほぼ無し…) 復路では岩谷山頂上を経由して下山
 感想&活動報告♪
 今までも何度も裏切られてきた天気予報!この秋季節だし…天気予報なんて当てにならない!想像通り今週は晴れ間が多々あり、ピーカンがかなり続いたぁ〜!そう馬鹿にしていてたからバチが当たったのか…、この日曜は雨の予報的中!朝から小雨になったり強雨の繰り返し…。とりあえず予定通り、9時頃に集合して出発。
 当初の計画では上牧谷の登山口から登ってから魚見峠を経て林道を歩く周遊を考えていたが、いっこうに降り止まない雨のため峠コースを往復するだけに変更する。上牧谷地区を越え、林道に入る。途中までアスファルトの林道だが、なんせ狭い!対向車と摩り替えるための広いエリアがほとんど無く、車1台分の幅員が長く続く。対向車が来たら嫌だなぁ〜って話をしてたら前から1台、また1台と降りてきて非常に困難な目にあってしまった。後で知りましたが峠の休憩舎で宿泊した方々でした。
 アスファルトだった道も途中から砕石が転圧された道。ちょうど舗装新設工事中らしく重機なども置かれてあった。この工事は平成21年1月9日まで掛かるようで、どうやら池田町魚見までの林道が舗装されるようです。ここら辺りから周囲の紅葉がピークになってる。自宅周辺の里山も紅葉したなぁと思っていたけど、やっぱ全然スケールが違う!道幅狭い急カーブでは冷や冷やしつつ、周囲の紅葉にも見惚れながら、ようやく魚見峠に着く。高床式でログ調の立派な休憩舎が建っており、駐車スペースもかなり広い。すでに3台の車が停まっており、小屋の中から賑やかな声が聞こえる。もう登って降りてきたのかな?この小屋で宿泊か宴会だけに使用しているのかな?んん…分からない。小雨に打たれながら身支度の準備。お初のルートなので久々に地図も持参!
 整備された丸木の階段をひと登り!いったん雲があがり本日最初の絶景♪今庄方面と池田町方面の山々と麓の集落が見え、近山肌の紅葉が何ともいえないカラフル♪先を進み森に入れば雨も気にならなくなる。この峠コースは「学習歩道」とも称され、手入れが行き届き歩きやすい。しかし山岳登山としてはかなり物足りない。峠から尾根を歩いてきたけど、岩谷山を前にして左にトラバースする平坦な道に変わる。先を進むが岩谷山の登り口が標柱も無く分からない…。もしかしたら先ほど獣道に見えた場所が登り口なのだろうか?周囲のブナ樹林の紅葉が素晴らしい中を楽しみながら進む♪
 トラバース道もストンと鞍部まで下るような道になる。振り返ると、何となく岩谷山に登れるような廃道の様子が伺える!でもまぁ、ここは後からの楽しみにしてとりあえず野見ヶ岳に向かいましょう♪鞍部を下ると6〜7人の団体下山者に出会う!てっきりさっきの峠の駐車場にあった車は休憩舎で宴会してるんだろうと決め付けていたので、ちょっと驚いた。雨の中でも居るもんだ!こっちは下りだから道を譲ったが、お先にどうぞと逆に道を開けてくれたので、快く鞍部までを勢いよく走り下りる。いったん鞍部まで下りてからは前峰の683mピークまでの登りになる。登りでも大したことないだろうと思っていたのが失敗…。道は整備されてるが、さっきの鞍部まで走り下りた事が原因か息がゼーゼーハーハーとなりかなり登り辛い。途中途中で足を止め、息を整え直しながら登り、前峰に着く。ガイド本やネットで調べたところでは、この前峰の方が標高も高く景色も開けているので国土地理院が記す野見ヶ岳よりも山頂として相応しいなどとあったが…今では背丈以上の笹が茂りスペースも無く、今回雨とガスがあったので展望もあるのかどうか分らんけど、狭くて詰まんない場所だったので期待も虚しくガッカリした。
 前峰からはだらだらな道が続き、武周ヶ池に出る。ガスがかかった武周ヶ池は幻想的〜♪今まで歩いてきた道が紅葉が盛んだったんで、池周囲の紅葉も楽しみだったけど、すでに6割は落葉…。本日の降雨で一気に葉を落としてしまったのだろうか?次から次へと葉が舞い落ちてくる。落葉が敷き積った武周ヶ池を進んで「武周ヶ池について」の看板に着く。野見ヶ岳はこの奥を登った所だとは分かるが道がない…。今までが快適にハッキリしてた道を歩いてきたからか、焦る!久々のルートファインディング。ハイペースで先に進んでいた山川君は池を左に巻いて進んできたようで藪に突っ込んで藻掻いて格闘中!でもこの奥が頂上の野見ヶ岳だろうし近いしすぐだろう!この立て看板の右脇からの笹藪に突っ込んで山頂を目指す。鉄塔が見えてきた!それまで楽々の道だったので衣服もそう濡れずに来れたのだが、この笹藪の中を歩けばズブ濡れ!足場も悪く笹を掴んでないとズリ落ちる。靴の中まで水滴が浸透してグチョグチョ…。鉄塔の下にやっと這って出る!頂上の様な雰囲気なし…。右手にあるの道は文室からの道だろう。そのまま日野山方面に真っ直ぐに進む。がっ…山頂らしき気配も標柱も無く、道はこのまま下りる道…牧谷と大山の分岐まで下りたが、引き返す。戻ってここら辺りが山頂なのだろうねと開けた鉄塔広場から景色を覗くが、ガスで視界不良…。山頂の記念撮影だけし、即下山。登ってきた笹藪は避け、文室コースをしばらく下りて武周ヶ池に戻る。こっちの道の方が正解だったようで広くて楽チン〜♪ビールを飲みながら池の畔でガスが晴れるのを待ってみたのだが一向に回復せず。ジッとしているとかなり寒いので、池を1周してから下山を始める。登りの時に見つけた岩谷山の登り口までもどりGPSで地点確認。平面距離にして150m強。まだまだ登り疲れもないので、立ち寄ってみることに…。廃道の急路。所々で何となく道は残っている。藪を掻き分けてながら進み、小さな吊り看板がある三角点に到着。山頂は深い藪に覆われており展望は利かない。
 登ってきた反対側へと下る。最初は分かりにくいものの尾根沿いに下って行けば道も残っている。藪を掻き分け学習歩道に出た。やはり獣道に見えた場所が登り口だった。小屋に進んでいく時、ほんの僅かだが青空の晴れ間が射して周り山々の紅葉が鮮やかに輝く♪うっとりする最高な気分!下山後、小屋に入り宴のセッティング。小屋の中では、あの登山中に道を譲ってくれた年配団体さんが宴の真っ最中で賑やかに盛り上がっておりました。団体さんの女性の1人はなんと実家のご近所の方で、幼少の頃の自分を良く知っていたのには驚きでした。団体さんは宴の撤収後、今から食後の運動だと魚見地区までの林道を歩いて散策に出掛けて行きました!気さくでユーモアがありパワフルな先輩たちでしたぁ♪自分たちも宴を撤収…。疲れていないのでもう1つ近場の山へ登ろうかと思いましたが、夕方から打ち合わせがあるためそのまま近くの「しきぶ温泉湯楽里」に向かったが、どしゃ降りで近場の駐車場が空いていない…。場所を変更して「健康の森温泉」で冷え切った身体をどっぷりと骨の芯まで温まりました☆
2008/11/02 福井県大野市:刈込池 byまっさん
刈込池
1080m
満足度
 紅葉が観たいとの希望で今1番紅葉ピークだろう刈込池に♪日曜の混雑を予想し渋滞が引ける午後からの出発!この時間帯では狙い通り楽々スムーズに上小池駐車場に入れましたが、キャンプ場敷地内や林道の路駐と混雑が凄いものでした☆
 >>前回の刈込池→

 『登山実行記録☆』
11月2日(日)天候: メンバー:増田
【登り:石段コース、下り:岩場コース】
 上小池駐車場(14:30)→石段コース吊り橋(14:35)→刈込池(15:04)=(15:52)→
→岩場コース吊り橋(16:08)→三ノ峰登山口(16:19)→上小池駐車場(16:32)
全行程所要時間:2時間2分 (刈込池で大休憩のみ)
2008/10/26 福井県大野市:姥ヶ岳 byまっさん
姥ヶ岳
1453.6m
満足度
 昔、この山頂付近の洞穴に山姥(ヤマンバ)が住んでいたという伝説から名が付いた姥ヶ岳!また、この登山口周辺にもなる「平家平」とは、かつて源平合戦の冠山の戦いで源氏に敗れた平将門が温見、小沢、平家平の間を行き来したという伝承があり、平家の落人が隠れ住んでいた里だと云われてます。また県内では取立山に並ぶ水芭蕉群生地でもあり、水芭蕉の自生としてはこの地が南限とも言われておりましたが、現在の南限は兵庫県のようであります。大野市はオウレンの生産量日本一でもあり、この平家平でも傾斜地を利用して栽培されています。このオウレン畑も姥ヶ岳の見所の1つ♪このオウレンの黄色い根茎が胃腸の漢方薬として利用されており、大野産のオウレンは越前オウレンとも呼ばれております。
 姥ヶ岳は山行計画の打ち合わせで毎度候補に挙がるものの、マイナーな山で評判や魅力にも欠け…また遠方だということで、気にはなっていたが避けていました…☆予報もイマイチなもので、紅葉だけでも楽しもうと思いきって計画に取り入れました♪
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
10月26日(日)天候: メンバー:山川 野村 増田
 ゲート奥登山口(8:42)→林道出合2(8:47)→林道出合3(8:50)→林道出合4(9:05)→
→林道出合5(9:14)→ブナ林(9:18)→P1243m(9:26)→水芭蕉群生地(9:29)→
→前山1447m(10:01)→姥ヶ岳頂上(10:09)
登り時間:1時間27分 (休憩ほぼ無し…)
 感想&活動報告♪
 朝6時半に集合☆曇りだった予報も残念ながらハズれ早朝から雨降り止まぬ…。中止も考えましたが小雨程度でしたのでとりあえず予定通りに出発!本日は美山町でそば祭り、大野市では七間朝市祭りということで羽生街道も朝から混むのかと思いましたが、そんなに混雑もなくスムーズに大野市内に入れた。いつものコンビニで買い出しを済ませ真名川ダムに向けて国道157号線をひた走る。真名川ダムのトンネルを越えると一転!周囲は色づき始めた紅葉が目に飛び込んでくる〜♪こりゃ期待満々!金ピカに輝く麻那姫像を通過し、さらに上流へ♪麻那姫湖青少年旅行村では、この雨天の中でも5〜6基のテントがあった。雲川沿いの渓流紅葉がさらに色濃く綺麗だった!
 国道から平家平の看板がある巣原橋を渡り、林道を進み上がっていく。もし対向車が来たら擦り替えが出来ない道幅狭い道だがアスファルトの快適な林道♪しかし真新しい平家橋を通過するとダート道に…。途中からは凸凹も激しい悪路。さらにヘアピンカーブが続くようになり、このロングワゴンでは1度で曲がりきれない箇所も何箇所かあった。ようやく無人雨量観測所の建物が見え、車止めゲートがある三叉分岐に到着。左手奥の駐車場に進み車を停め車内から様子を伺う…もちろん自分たち以外誰もいない。しばし状況待ったが、以前変わらず小雨の止む気配なし。しかしまあ森に入れば雨も気にならなくなるだろうし、この先のオウレン畑や紅葉も気になるし、んで全員雨具装備もあるので雨に打たれながら身支度の準備に取り掛かる。初めて登る山ってぇーのは不思議な緊張感と不安がある♪久々にゾクゾクしましたョ!先ほどのゲートを潜って林道を進むと登山口!杉林の中に入るがすぐに抜けて林道に出てしまう。あれ?何だこりゃ?しかしその思いもすぐ打ち消されるように、目の前にはブナとオウレン畑が広がる。登山道は林道横断してオウレン畑の中を進む快適な道!紅葉も凄いが何でだろうか…今まで紅葉登山は何度ともやっているが、ここはまた色彩違った異空間のようです。
 気分も楽しーッス♪雨も忘れてしまうぐらいの紅葉樹林地帯!苦手な急路も無いし、さらに今回は娘を背負ってないから翼が生えたように登りも楽々〜!紅葉が美しい景色を見てデジカメに収めようとするけど、1枚の写真ではこの表現が出来ないスケール♪下調べでは3回林道横断するとのことでしたが、林道横断は5回ありましたョ!ブナ林に到着し傾斜もなだらか、またこの広い台地にオウレン畑とブナと苔が何とも言えない美しくうっとりする楽園のような光景♪実に気持ちがいい場所だ!ここでじっくり休息でもしよかと思ったが、歩きだしてからまだ30分程度だったので休まず先を進む。1243mのピーク越えてからいったん鞍部まで下がると水芭蕉群生地の湿地帯。そのまま通過して前山までの登りに差し掛かる。登り中腹からの木々は紅葉も終わってしまったのかすっかり葉を落としていた。雨足もさらに強くなりガスや風も出てくる。ここの尾根道には境界杭が数多く、短いスパンで飛び出しているので、よそ見をしていると何度も蹴躓いてしまう…。三角点がある前山に達すると、高度差を全く感じないだらだら平坦な道が姥ヶ岳山頂まで続く。これまで雑木林に塞がられクリアな展望箇所が全く無かったが、山頂に着くとやっと解放され視界が広がる♪といったって、180度足らずのチャっちな展望…もちろん今回の天気で真っ白のガスで何も見えない。山頂には古めかしい何が書いてあるか分らない腐ったデカイ看板!たぶん「姥ヶ岳」って書いてあったんだろうけど雨で濡れ無惨な姿が寂しい。ここから笹込みの道を行けば能郷白山の展望台らしいが、この天気では行く気にもならない…。しばらく待ってはみるものの天候の回復もなく、さらに強風と雨で全身が凍りそうに寒い!久々に缶ビールを震えながら飲んだ…。ここで宴の予定してたが、とてもこんな状況では出来ない!たぶんこの方角から白山が見えるんだろうねっと地図を見ながら想定して、登頂の記念撮影だけやってすぐに下山開始です♪今回の山行は終始全く疲れも感じなく、登り物足りない山行であった。
 冷えきった身体を温めるため早足急いで楽園のブナ林まで下りる。ここまで来れば雨風も多少防げるし恰好の宴会場です♪まるでベンチのように曲がってるブナ木に腰を降ろしお楽しみの宴開始〜♪このブナ林は最高です!天気さえ良ければ、横になって昼寝したり読書したり、また出来ることなら基を張ってゆっくり泊夜を過ごしたいぐらい!悪天だしそのままピストン下山しようと思ったが、やはりここまで来たら観光所の「大木のトチノキ」も立ち寄らなければ♪下って2つ目の林道出合からは林道を降りる。途中、何となく見える山もあるけど、全く分からず!トチノキ広場から見る大木は思ったより小さく感じたが、近づけばホント巨木♪映画で見たトトロがここに住んでいるのかもぉ〜♪下山中に感じたが、この付近は山菜の宝庫!春の味覚タラの芽やコシアブラが大量だろね!ワサビや自然薯もあるだろう♪平家の落人の生活には恵みあったかもね!
 しばらく林道を降りてから登山道に再び入るが、あっちゅう間に登山口に到着。駐車場に無事戻り撤収し林道を走る。157号線まで戻り、帰路中に銀杏峯の新しい中島ルートの登山口を下見して大野の七間へ!お目当ての「いもきんつば」を土産にしようと立ち寄ったが、本日の祭り開催ですでに売れ切れ〜残念!そのまま美山森林温泉みらくる亭に立ち寄る。確か以前までは日帰り入浴での入館規制時間が16時(受付は15時)までだったが、最近延長して20時までOK〜です♪奥越での山行後には通り道にもなるので便利!雨あったけど紅葉に満喫ができた1日でしたぁ☆
2008/10/12 石川県白山市:白山国立公園:御前峰
byまっさん
御前峰
2702.2m
満足度
 先月27日に例年より早く初冠雪した白山。さらに今月に入ると冷え込む日も続き、紅葉の時期になってきました。前回の伊吹山では頂上に立ってないし、さらに最近の山行では5回連続して雨に遭っているため、次こそは条件の良い晴天を狙いたい。その思いが通じたのか連休が行楽日和となってくれた♪
 娘を連れて年内に白山へ行きたい思いもあったし、この期を逃すと来年になってしまうだろう…。伊吹山で痛めた左足首は行きつけの施療院で治療し、まだ不調の残りはあるもののほぼ回復!1歳1ヶ月の娘が2000m超級で高山病の心配もあるが…様子を見ながらなら大丈夫だろうと勢いで白山へと向かった。
 >>前回の白山御前峰→
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
10月12日(日)天候: メンバー:増田
 【※砂防新道】
 別当出合(7:33)→中飯場(8:02)→別当覗(8:35)→甚ノ助避難小屋(9:08)=(9:50)→
→南龍分岐(10:07)→黒ボコ岩(10:51)=(11:16)→五葉坂(11:24)→室堂(11:39)
 登り時間:4時間6分 (甚ノ助で朝食休憩、黒ボコ岩で大休憩を含む)
 【※室堂から御前峰頂上まで】
 室堂(12:34)→高天ヶ原(12:51)→御前峰頂上(13:13)
 登り時間:39分
 感想&活動報告♪
 朝4時に起き、昨夜に準備しておいたザックなどを車に詰め込む。もちろんこんな早朝では娘もまだ熟睡中なので、そーっと毛布にくるんで寝かせながら自宅を5時前に出発!市内のコンビニで買い出しを済ませ白峰へと向かう!勝山に入ると夜も明けてきた。若干曇りがちだったが、山頂では御来光でさぞ盛り上がってるころかなぁ♪6時半頃に市ノ瀬入り。すでに駐車場は奥まで満車状態…。でもラッキーなのかバス停近場の泥草地に誘導され駐車が出来た。身支度も済ませ、ちょうど起きた娘をザックに入れてバス停に急ぐが既にバスは溢れ出そうなぐらいの満員状態…その後の7時ジャストのバスに乗り込む。さっきのバスよりは余裕はあるが、ほぼ満員状態!「あら、赤ちゃんがいるよ〜」っと注目されっ放し。久々の別当出合に着く。それまで町に近く低い山ばかりだったからか空気が新鮮で美味く感じた♪赤谷や別当谷の方面も一層と紅葉し綺麗!天気もそう暑くなく本日の山行に期待が膨らむ♪
 次から次へと別当出合を出発していく。登山客がある程度ひいた頃をみて自分たちも出発開始!砂防新道、何度もボッカをやったことがある慣れた道と言っても背中のザックの中で活発にはしゃいでるヤツがいると負荷が違う。日に日に成長している娘が、足をバタバタしただけでもバランス崩れる。砂防新道は水場に困らないのでハイドレーションタンクは外したが、その分缶ビールなど大量に詰め込んできたのでいつも以上に重い。でも筋トレやダイエットにいいのかも♪中飯場の水で喉を潤って休まず先を進む。所々で前の混雑もあり、また後ろから来た早い人に道を譲ったり、さらに下山してきた方々が娘を見て愛想してきたりと、嬉しいことだがいつも以上に時間を使ってしまう。老若男女ほんと多かったぁ♪甚ノ助でようやく朝食♪離乳食もやりながら休憩中も写真を撮られるなどで大注目!注目され嬉しいけど、自分が注目されたんじゃなくみんなの注目は赤ちゃんである娘!山やってて娘の人見知り癖がほとんど無くなりましたぁ♪自分から手を振ったり声を出し呼ばったり!愛想されると全身で喜んでるしぃ〜自宅に居て愚図ってばっかりいるのとは大違い♪皆さんのお陰ですョ!
 黒ボコ岩を目指す。ここら辺りが紅葉のピ−クでしょうか?ここから先は娘がまだ経験したことがない高度にもなるんでなるべくゆっくりと急ぐ!延命水を飲んで我が寿命を少しでも伸ばし、やっとこ黒ボコ岩に着く♪観光新道からもぞくぞくと登ってくる。いつも以上に混雑し賑わっている。しばし休憩した後、室堂へと向かう。大好きな弥陀ヶ原を快適に通過するが、五葉坂はいつも以上に苦労し何度も足が止まる。室堂に到着!すんごい人混み!表は人混みも凄く寒いと思うので、施設内の暖かい食堂で休憩がてらゆっくりとランチを摂る♪周りの方々が娘に愛想される。山でこんな注目されるのは初めてかも♪高山病の心配もあったけど、全く問題なしで食べたり飲んだり元気に喜んでました!さすが我が娘だ♪神社前で写真撮ってから山頂に向かう。娘も疲れたのかザックの中で熟睡中!妻は2年ぶりの白山の絶景に興奮しっ放し♪
 山頂到着☆すごい人混みで山頂ポール周辺は写真撮影の順番待ちが出来てた。福井県内の山々はもちろん、御岳も乗鞍やアルプスもスキ〜ッと見渡せる絶景!やっぱ白山はいいねぇ〜♪山頂散策!昨年落雷で倒壊した方位盤も新しく設置されてましたぁ!山頂に着いても熟睡中だった娘も40分後ぐらいにやっとお目覚め!写真撮ったり、ハンガリー出身の方と仲良くなったりして何だかんだで1時間以上も山頂にステイ♪ハンガリー人から教えてもらった「Have a Safe Journey」の言葉がとても気に入りました!14時27分に下山開始…。ちょっと急がないと帰りがやばい時間♪
 室堂に着くと様子が変…?今まで喜んでザックに入ったのに、泣きまくって妻に甘えてる。オムツ替えと授乳だ…。室堂の係員にお願いして「こざくら荘」の個室を借りることができ授乳ができた。待っている間、缶ビールを飲んで待つ。「こざくら荘」から出てきた娘はご満悦の様子♪15時半も過ぎ…当初はトンビ岩コースで下りようと思ってましたが、ピストンしてももう帰りのバスには間に合わない時間。このまま室堂宿泊しようかなとも思ったが所持金もそう持ってなく、暗闇覚悟、別当出合からの林道歩きも覚悟して15時38分に下山開始。暗くなる前に少しでも先を急ぎたい。
 下山中もかなりの方が登ってきた。連休だし、いったいどんなけ室堂宿泊する方がいるのだろうか?痛めた左足首を庇いながらゆっくり急ぐ。16時ジャストに黒ボコ岩を通過、16時47分に甚ノ助に到着し10分の休憩を入れる。甚ノ助小屋では京都のサークル団体が宿泊するようで、夕食宴のセッティング中でした♪夕陽に赤く染まった別山が綺麗〜!別当覗を過ぎてから陽が沈み辺りは真っ暗。ヘッドランプを灯して注意しながらゆっくりと下る。18時に中飯場通過、18時47分に別当出合にやっとこ到着です!当然バスもいないし真っ暗で静かな別当出合。また明日も多くの登山客で賑わうんでしょうねぇ〜♪いっぷくしてから林道を歩きだす…。暗くても今までの山道歩きよりは足元注意しなくて楽だが、なんせ長い長い!動物も出てきそうなので、ストックをバンバン叩き、夫婦で大声で歌いながら歩く。暗闇の中にやっと市ノ瀬の灯りが見えてきてホッとひと安心♪20時16分に市ノ瀬に無事到着!誘導員の方が珍しそうに眺めてました。ヒザがパンパンで既に筋肉痛の状態♪市内にもどりファミレスで食事しそのまま帰宅。長い1日だったけど思い出に残る山行になりました☆
2008/10/05 滋賀県米原市:伊吹山 byコージ&まっさん
伊吹山
1377.3m
満足度
 滋賀県最高峰の伊吹山は、琵琶湖国定公園の一部であり日本百名山のひとつでもある。古くは『古事記』や『日本書記』にその名が記され、伝説では日本武尊が山の神との戦いに敗れ傷を負った地とされる歴史的な山。霊峰としても名高い伊吹山は、平安時代に修験道における日本七名山のひとつになり、多くの修行者が訪れました。近畿、北陸、東海とすべての地域に交通の便が良く、軍事的においても都合が良かったため、戦国大名・京極氏が伊吹山中に山城を建てています。
 山名の由来としては…冬にこの山から吹き下ろす寒風から、息吹く山、伊吹山になったのではないかと伝えられ、この寒風を「いぶきおろし」ともいいます。
 仕事で毎月2〜3回の名古屋出張にはこの山の山麓を通過するだけで、いつかはこの伊吹山に登りたいなぁ〜と、憧れを抱いておりました。
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
10月5日(日)天候: メンバー:山川 野村 増田
 【西コース・上野登山口コース】
 上野登山口(9:47)→一合目林道出合(10:06)=(10:19)→二合目(10:38)→
→三合目WC(11:05)=(11:48)→四合目(--:--)→五合目水場?(12:03)→
六合目避難小屋(12:14)=(12:55)→七合目(13:10)→八合目(13:27)→
→九合目(13:44)→伊吹山頂上(13:52)
 登り時間:4時間5分(雨宿りなど休憩多々、避難小屋で軽食休憩も含む)
 感想&活動報告♪
 週半ばまで晴れマークだった予報は、今回も週末直前になってから急変し微妙な天気に…しかも昼過ぎから崩れだし降雨の予報!今回の山行に妻と娘を連れていく予定だったがどうしようか悩む…。久々の山行を楽しみにしていたようだし、いざと成ればロープウェイもあることだからと安易な考えで連れていくことにした。
 当初の計画通り、武生に朝8時集合し出発!久々に高速道路を使い先を急ぐ。滋賀県に入るや否やポツリと雨が落ちてきたが、山間部を抜け木之本に入ると止んだ。長浜ICを降りてからコンビニで買い出し、国道365号を経由し伊吹町上野に入る。いつ雨が降ってきてもおかしくないドンヨリした暗い空。この天候の中ではさすがに登山者も少ないだろうと思いましたが、雨具を着込んだ登山客がパラパラと目に付く。三ノ宮神社近くの民家駐車場に車を停め管理人さんに駐車場代500円を支払う。
 身支度中、管理人さんは娘に気づき「1歳?赤ちゃんもいるんけぇ?」と驚いたご様子♪「いざとなったらロープウェイを使いますから〜」と言うと、「あんちゃん、9月からロープウェイ動いてないだよ」って…。マジで?うそ〜?ガーーーン!
 野村さんと山川君はもちろん下から登るつもりだったけど、自分たち家族は楽してロープウェイを使おうと思っていた…。3合目まで車で行けるようだが「立入禁止」看板あったし…。仕方なく自分もリフト乗り場の脇の登山口からご一緒して歩くことにぃ。娘をザックに入れて担ぐ。ほんの数ヶ月前までは担いでも軽くて楽だったけど、どんどん成長しておりズッシリ重たくなって肩に食い込む。娘も1歳前にしてよちよち歩けるようになったんだけど、まだまだ山道なんて歩けそうにない。娘を担ぐ父親として、この成長の重みは喜んでいいのか悲しんでいいのかぁ〜♪
 百名山とあって道も整備されてるのかなと思ってましたが、所々は狭くて茂みも深く悪路に近い。途中から雨も降り出して、露出した赤土は非常に滑りやすくて、登り難い…。1合目の林道出合に着くがさらに強く雨が降り出してきたので、ロッジの軒下で雨宿りをさせていただく。他に先行していた2組も雨宿り中であった。ご夫婦の方は雨の様子を見て登り始めましたが、小学生を連れた親子はもう帰りますと、1合目までタクシーを呼んでたようで乗り込んで帰っていった…。雨具を着込み、とりあえず3合目までを目指す。道はゲレンデを直登し高度を稼ぐ。雨で露出した登山道はさらに滑る…。先に出発したご夫婦もかなり登り喘いでいるご様子。途中で追い越して2合目へと向かう。ゲレンデからいったん茂みに入り進んでいくと2合目。茂みの中では雨をそんな感じないが、また再びゲレンデに出ると雨風が強く直撃してくる。
 ロープウェイの終着駅を過ぎると3合目に到着。トイレの軒下には団体の方が雨宿りがてらの休憩していたが、自分たちの到着の後に上を目指して出発していった。トイレの裏手が雨風を遮れそうなので、ザックを降ろして休憩し様子をうかがう。この先の6合目にあるだろう避難小屋までは何とか見通せるが、山頂付近などはガスで全く見えず…。ジッとしてると汗で濡れた身体には凍えるように寒くなる。下山されてきた方もいたのでこの先の状況を伺うと、もちろん展望はなし、雨と強風でかなり寒かったとのこと。これからの行動についてどうしようか悩んだ…。いっこうに止まない雨だし、今後さらに崩れるとの予報だったし。せっかく遠くまで来たんだから体力もまだまだ残っているんだし頂上に立ちたい。しかし娘がいる…。下山者からの話にもあったように今以上に寒くなるだろうし、もし万が一娘に何かがあってからでは遅い。
 やはり自分だけはここから娘と下山することにする。雨が止まない中、先程のご夫婦が出発!ここから先の道は山川君にリーダーを任せて、メンバー3人の出発を娘と残って見送る。あぁ〜羨まじいぃ!3人の姿が見えなくなってからピストン下山。下りでは滑りやすい道に悪戦苦闘!草の上を歩いても石に足乗せても滑る滑る…。ゲレンデで3回ほど尻モチをして1合目のロッジが見えてきたと思った次の時、滑ってグキッと左足首を捻ってしまった…。立ち上がっても激痛でしばらく動けず。ゆっくり足を引きずりながら跛し1合目のロッジに取り付く。娘を降ろし、靴を脱ぐにもひと苦労!足首は赤くパンパンに腫れてるが折れてはなさそう。軒下で雨宿りがてら腰を下ろして娘に離乳食など食べさせる。山川君からのメールがあり避難小屋に着いて軽食中だとか…。途中、上からゾクゾクと車が林道を降りてくる…。下山者達だ!林道立入禁止って書いてあったけど、3合目まで車で行っても良かったのね…ガックリ!
 1合目からの下りは登山道を使わず、アスファルトの長い林道を歩く。捻挫した左足首が痛むけど、ストックを松葉杖のように利用すれば幾分か楽〜♪林道を歩いていても後ろから続々と車が通り過ぎていく。山川君達には下で待ってると言っておいたけど、自分のように滑って怪我しないよう駐車場に着いたら3合目まで迎えに行ってあげよう♪娘はお腹いっぱいになったのか、ザックの中でおとなしく熟睡中〜♪
 休止しているロープウェイ乗り場を通過して13時頃に駐車場に到着!しばらく神社周辺を散策したのち濡れた衣服を着替え、今歩き下りてきた林道を車で走らす♪時々下りてくる対向車にドキッとする。狭い林道で擦れ違うのは至難の業♪先程まで休憩していたロッジの前を通過し3合目までぇ〜〜!14時に3合目手前の駐車場?広場に到着♪車止めゲート手前に5〜6台の車がまだ停車してあった。ここから歩いてもものの2分ほどでさっきまで雨宿りしていた3合目のトイレである!実に呆気ない。今日の山行はいったい何だったんだろう…怪我までして。雨は降り続いているものの山頂のガスは消え、山容がハッキリと見えている。山肌をつたって下りてくる登山者の雨具がカラフルで小さく見える!足首の捻挫さえなければ、もう一度娘を担いで小屋辺りまででもお迎えに登りたいのだが、傘を差しながら娘と3合目周辺をお散歩♪雨が強くなってきたら車に戻って缶ビールを飲んで待つの繰り返し♪16時半頃、3人の降りてきた姿が見えたので3合目でお出迎え〜♪ご苦労様でしたぁ!
 さすが3人とも自分の足で下りたくないようで、着替えてからさっと車に乗り込む。途中、カモシカにも遭遇するし、1合目を通過した場所では鹿と親子イノシシの大群にも出会うし、林道はまさにサファリパークのようでしたョ!下山後はすぐ近くの施設、伊吹薬草の里文化センター(ジョイいぶき)で汗を流す。自分だけ伊吹山の山頂に立てなかったのがすごく悔しい…!いつの日か天気の良いときにリベンジしたいと思います♪名古屋の出張帰りにでも、もしくは雪山の時もいいかもぉ〜☆ 
↓ 3合目からについては山川君のレポートです ↓
 「そろそろ新たな日本百名山に登りたい」と言うわけで、身近な伊吹山に行く事に決まったのですが、前日になって、天気予報が曇りのち雨に変化。さて、どうなる事やら…。
 当日、増田君家族も行くという事で「雨降るかもしらんのに大丈夫か?」と思いつつ野村さんと久々に合流。滋賀に向けて出発です。高速を降りてコンビニで買い出しの時に曇り空から雨が落ちてくる。雨は昼からの予報だったのでがっかり。駐車場に着いてもまだパラパラ降っている。景色は初めからあきらめていたけど、雨には濡れたくなかったので帰りたくなるが、ここまで来たからには行くしかない。登山口までにある神社には子供会らしき登山の団体?がうるさく騒いでいた。あの子ら一体どうするんやろ。ロープウェイは運行してないので、皆で登山口から登り始める。
 木々の中を歩いてる時にはあまり感じなかったが雨は強さを増してきており、一合目に着く頃にはかなり強く降ってきたので、たまらず建物の軒下に駆け込む。ここで休憩後、雨具を着て二合目へ向かう。ゲレンデの直登は土が露出し、雨でぬかるんでいるので滑る滑る。ふと後ろを振り返ると琵琶湖畔の町並みがうっすらと見える。再び茂みに入り二合目を過ぎ、リフトが見える頃にはガスもかかってきて山頂は全く見えない。三合目過ぎのトイレの軒下で休憩がてら天気の回復を待つことにする。かなりの時間休憩していたが、雨は止みそうにない。体も冷えてきたし、今日はここで戻ろうか、とりあえず避難小屋まで行ってみようかなど相談。結果、せっかくここまで来たんだから3人は頂上を目指し、増田君と娘さんはここで戻ることになった。必要な荷物を受け取り、お見送りを受けて歩き始める。
 四合目のリフト終点まではゲレンデ直登、右に折れてしばらく歩くとやっと登山道らしくなってきた。後ろの二人はちょっと遅れている。いつもはパワフルな野村さん。半年ぶりの登山なんで調子が出ないのかな?奥さんの方はマイペース。遅れないようにと頑張っているみたい。五合目には他の山には絶対にないであろう自販機、そしてトイレやベンチなどがあった。
 あのトイレから約30分、避難小屋に到着〜。中は両脇にベンチがあるフローリングの床の立派な小屋だった。先客も四、五人ほどいた。ぜんぜん疲れてないけど、空腹バリバリだったので軽く食事。雨はまだ降り続いてるので長居してしまった。ここで増田君から連絡が。足を捻挫したらしい。大丈夫かなと少し心配する。
 少し元気になった二人を先行させて出発〜。写真を撮ったりしていて遅れて歩き始めた。すぐに追いつけるだろうと思っていたが、ちょっとシャリばて気味で足が重い。道もこの辺りから石がごろごろしてきて歩きにくくなっていた。七合目付近でやっと追いつけた。こんな天気でもかなりの下山する方達とすれ違う。改めて人気のある所だと実感する。祠とテーブル、ベンチのある八合目を過ぎ九合目へ。濡れた岩場を滑らないように通り過ぎる。山頂もなんとなく見えてきた。雨は強くなり風も出てきて展望はほぼ無い。雨でぐちゃぐちゃにぬかるんだ道を抜けてやっと山頂に到着〜です。
 山頂で真っ先に感じたのは「建物がいっぱいあるなぁ」です。観光の方や登山の人々が想像以上に沢山いた。とりあえず標柱で写真を撮ろうと行ってみる。三脚を出そうか迷ってる時に、小屋の軒下でこちらを見ているTシャツ七分丈ズボン姿の方が。撮影をお願いし雨の中シャッターを押してもらう。さあ後は食事を何処でしようかな。先程の方に雨風を凌げる所がないかと尋ねてみると「うちにおいでよ」と。この人は山小屋の「えびすや」の方だったのです。早速入らせて頂く。「遠慮しなくてもいいよ」の言葉に甘えて濡れた衣類をハンガーに掛け一息入れる。ストーブもあったので冷えきった体にはありがたい。小屋と言うよりは、食堂+おみやげやさんと言った感じでちょっと違和感。テレビもあったし。写真がたくさん飾ってあり、ほぼ伊吹山での写真だけど、別の一角にはお客さんからもらったという他の山の写真もあった。小屋の方に「今日の気温は10.5℃で、朝からずっとガスっている」とか「三角点はちょっと奥の方にあるよ」など、とても親切にいろいろ教えて頂きました。屋根に当たる雨音がうるさく風も強いのでまるで嵐のよう。一時は完全にガスってホワイトアウト状態。天候が回復しなければ、この中を歩かないとあかんと思うと気が滅入る。食事を終えて、いくぶん暖まったのでお礼の意味と当初の予定もあり皆でソフトクリームを注文する。ん〜でもまた寒くなってきた。ストーブに当たりながら食べる。時間も15時10分になり重い腰をあげ、お礼を言って小屋をあとにする。
 雨は降っているけどガスは晴れてきている。お花畑らしき場所を抜けると下の駐車場もかすかに見える。気象観測所の手前の三角点まで行き関ヶ原の方を見ると展望が開けていた。しばし観賞。さあ戻らないと。改めて見てみるとなんて広い山頂なんだろう。これだけの広さは初めてだと思う。日本武尊の像まで戻り、写真を撮っていなかったので、ちょうど外に出ていた「えびすや」さんにまたお願いする。二度目のお礼を言ってお別れする。トイレに立ち寄ろうと歩き出したが、北側の福井方向の山々が見えてきた。本日一番の絶景。晴れていたらもっと見えたかもしれないけど、雲の合間から少しづつ顔を出す山々は幻想的でイイ感じ。湖北の山々もぼんやりと見られた。トイレから出ると「えびすや」さんがこちらに歩いて来た。「遅くまで残ってて良かったねぇ。今日一番いい景色だよ」と声をかけて下さる。三度目のお礼を言って、15時32分下山開始〜。ふと、増田君からのメールに気付く。「三合目まで車で迎えに来てるよ」と。ラッキー。ちょっと楽できるぞっと。受信時刻は1時間半ほど前だったのでかなり待たせている事になる。急いで下りないと。
 雨はいつの間にか止んでいて視界良好。登ってきた道もよく見える。三合目も確認。ん〜結構距離あるなぁ。岩場以外は走って下りれそうな感じだが、二人に合わせて普通に歩く。眼下の景色を楽しみつつ1時間ほど歩いて五合目。休憩した方がいいかなと二人を追い抜いてベンチに座っていたが、二人共素通り。あれっ、疲れてないのか〜。まぁ、もうすぐだしね。そこから10分で四合目。振り返ると今日初めての伊吹山の山容。自分らが最後の下山者だし誰にも会わないだろうと思っていたが、二人の登りの方とすれ違った。四合目からは一直線。しばらく歩くと前に人影。おお〜っ、増田君が娘さんを抱っこしつつ、足を痛そうにして歩いて、迎えに来てくれてましたぁ。車まで今日の山行を報告しながら歩く。この時200m程前方のホテル方向から、もの凄く速く駆け抜けていくカモシカを目撃。ちょっとびっくり。
 16時52分に車のある場所に到着。するとすぐに雨が落ちて来た。急いで車に乗り込む。朝方休憩した一合目を過ぎると、木が生い茂っていてライトを点けないと暗い林道。ん!?、何か横切った?鹿だぁ。その鹿が向かった方を見ると黒く蠢く物体が。うわぁ、イノシシの大群だ〜。多分、十数頭はいただろう。よくこんな恐ろしい(笑)道を増田君は一人(二人?)で下りたもんだ。温泉に立寄り今日の山行の疲れを癒す。
 初めは、伊吹山なんて車で行ける観光の山なんだし、たいしたことないと思ってましたがさすが百名山。すごくいい山でした。当初の予定通り下からてっぺんまで登れたし、一応景色も見れたし、自分的にはちょっぴり満足の山行でした。増田君的にはかなり残念でしたぁ。今度はぜひ晴れた時に登ってみたいなぁ。
2008/09/21
福井県吉田郡永平寺町:吉野ヶ岳 /福井県福井市:文殊山

byまっさん
吉野ヶ岳
547m
文殊山
365m
満足度
 今週後半になり台風上陸…。太平洋側では暴風雨だったらしいが、福井ではさほど影響はなかった。台風も過ぎたし日曜の天候も良くなるだろう!だいぶ涼しくなってきたから山行を計画♪天気予報も前日までは晴れ曇りマークだったのですが…当日に急変!朝起きて外の雨を見て目を疑った!午前中だけ参加しようと思っていたアスリート倶楽部のテニス活動は本日雨天中止との連絡が入る。昼前に雨も上がり、天気は微妙だが午後から回復するようなので近場の山へ♪
 山川君はまだ、越前五山を制覇してないということなので、吉野ヶ岳と文殊山の2つをチョイス!今年は日野山、白山、越知山と登っているから山川君の越前五山年内初制覇にもなる。3年前に吉野ヶ岳を初経験した時に、この山にはたぶんもう登らないだろうっと思ってましたが…しゃあない、拙者も便乗いたしま〜す♪
>>前回の吉野ヶ岳   >>前回の文殊山→
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
9月21日(日)天候: メンバー:山川 増田
 【吉野ヶ岳】
 大仏線林道蔵王権現参拝道登り口(12:51)→地蔵尊(12:56)→蔵王大権現(13:06)→
→吉野ヶ岳頂上(13:09)
 登り時間:18分(休憩なし)
↓車移動
 【文殊山】
 ※二上登山口から小文殊・室堂まで…
 二上コース駐車場(14:39)→水場(14:59)→大村分岐(15:03)→小文殊・室堂(15:10)
 登り時間:31分(休憩なし)
※この後、室堂の東屋で雨宿りがてら食事
 ※室堂から大文殊を経て奥の院まで…
 小文殊・室堂(16:19)→角原分岐(16:23)→展望台(16:26)→大文殊(16:30)=(16:48)→
→南井分岐(16:53)→胴体くぐり(16:57)→奥の院(17:02)
 登り時間:41分(大文殊で休憩1回のみ)
 感想&活動報告♪
 朝からの激しい雨もおさまり12時に集合して出発。まずは吉野ヶ岳を目指す。以前は吉野地区の神社から藪を漕いで登ったが、今回時間もないし、悪天なので大仏線林道を利用して距離短縮する。林道出合に到着!小雨がパラパラ…。登山口手前の広くなったトコに駐車し身支度。もちろん他に誰もいませ〜ん♪
 この林道出合から山頂までは標高差約200m…最近誰も出入りしてないのか登り口は草が茂っている。が、しばらく登ると真新しい丸太の階段を登る。確か3年前は滑りやすい悪路だった記憶があるのだが、最近整地され設置されたのでしょうか♪この丸太の階段は蔵王大権現まで続いてましたぁ。歩きやすくなったのはいいけど、1番嫌なクモの巣がパレードのように道を塞がれる…。またデカイのが多い!今朝の雨の水滴が光ってるので見付け分かりやすいけど、油断してると糸が顔などに絡みつく…。クモの巣をストックで払い叩くとバシャーッと顔や衣服に水滴が飛び散ってかかる。マイナーな山で出入りの少ない山道は、これがあるから好きじゃない!
 ストックをブンブン振り回し歩いてれば、すぐに蔵王大権現に到着!真っ赤な鳥居をくぐり参拝だけした後、境内奥の山頂に向かって進む。ここから先は整備されてず以前と同じ。山頂に到着!景色が利かない頂上だけど、雨でさらに面白みなし。昼飯をここで食べようと予定してましたが、雨も強くなってきたので、記念撮影だけやってすぐ下山!山頂から12分で林道出合に戻り、車に乗り込み文殊山に向かう。
 雨がまた一段と強くなってくる…。コンビニで買い出しの追加をして二上町の広い駐車場に着くが、雨降り止まず!駐車場には軽トラが2台あるのだが登山者なのか作業員なのか?昼食がまだなので、とりあえず東屋がある室堂まで雨の中を出発する。この道を歩いたのは中学生の時でもう20年以上も昔なので、ほとんど記憶にないが要所々は何となく覚えているものだ。軽自動車が1台優々通れるぐらいの広い道、赤土が露出して滑りやすいけど山に入れば、そんなに雨は気にならない。室堂到着前で2人の男性が降りてきたので挨拶を交わす。駐車場の軽トラの方だろう。この雨の中だったのでお互いまさかのように不思議そうでぎこちない!室堂広場の隅にある東屋に着き、やっと宴の準備♪もう空腹感MAX!風も強く、雨と隠ったガスで東屋から室堂の建物が全く見えない…衣服もズブ濡れなので非常に寒い。山川君は温かいラーメン準備、自分はこの寒さを予想してなかったので、ストーブを装備せず冷やしうどんとパンおにぎり。さらに冷え冷えの缶ビールと酎ハイだから震えて寒いのなんの!山川君の残り湯を分けて貰い作った、熱いコーヒーが身に快感としみこんだ。
 宴は約1時間、小降りになった間を選んで先を進む。角原分岐からは熟知している道。展望台を越え大文殊に到着!もちろん雨とガスで何も見えず。時刻も17時間近なのでココで引き返そうと思ったけど、ヘッドランプもあるし、山川君は初めての文殊山だったので奥の院まで。胎内くぐりを経由し奥の院の三角点にタッチして急いで下山する。室堂東屋で再び休憩して、また走る降りるように駐車場まで。途中、大村分岐を越えた水場あたりで、雲って微かでしたが市内の夜景を楽しめた。18時に駐車場に到着!すっかり薄暗くなってました。市内のスーパー銭湯 花の湯で冷えきった身体を癒す。文殊山は楽しめるけど、吉野ヶ岳はいまいち魅力感じないなぁ…。

2008/09/07 福井県勝山市:取立山 byまっさん
取立山
1307.2m
満足度
  >>前回の取立山
 『登山実行記録☆』
9月7日(日)天候: メンバー:増田
 『東山いこいの森コースから周遊』
 シーズン駐車場上(12:59)→取立山頂上(14:01)
登り時間:1時間2分 (小休憩1回を含む…)
 感想とスナップ写真
 天気も悪く雨もあったけど、暑かったぁ〜…♪娘もザックの中で暑かったのか暴れまくりぃ〜!歩き難かった…。約1ヶ月半振りの山行でしたがナイスでしたぁ☆
2008/07/20 滋賀県高島市マキノ町:赤坂山・三国山・大谷山
byまっさん
赤坂山
823.8m
三国山
876.3m
大谷山
813.9m
満足度
 この福井と滋賀の県境、江若国境周辺に連なる野坂山地は、日本列島の日本海側と太平洋側を区切る分水嶺の中央部にあたるため中央分水嶺と呼ばれています。この分水嶺に沿って連なる道は高島トレイル、また湖西トレイルとも称され、マキノの愛発越(あらちごえ)からほぼ県境沿いの尾根を通り、今津の山を経て朽木の三国岳へ至る区間、その距離約80kmに及びます。高島トレイルは、かつて使われていた山道や藪に埋もれていた古道やを活かしたもので、各地で地元の人がこつこつと整備してきた登山道を5町1村の合併とともにつなぎあわせて誕生しました。また、「鯖街道」としてよく知られている若狭と京を結ぶ何本かの峠道がこの山地を越えております。今回赤坂山を登る過程で利用した粟柄越(峠)も鯖街道ルートのひとつ。赤坂山と大谷山の山名由来は分かりませんが、三国山は越前・若狭・近江の三国境となることかららしいです。またこの地で名所ともなっている明王の禿は、花崗岩の砂質が流れ落ち、岩だけが残った独特の風景を作っています。マキノ町の人が、禿た山ではおかしいので、山の神さま不動明王の禿として名付けたのが始まりのようです。
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
7月20日(日)天候: メンバー:山川 増田
 【登り:池洞新道】
 マキノ高原駐車場(8:31)→粟柄越コース登山口(8:39)→武奈の木平(9:12)→
→水場終点(9:21)=(9:30)→岩中石仏(9:54)→赤坂山頂上(10:10)=(10:27)→
→明王の禿(10:40)→三国分岐(10:56)→三国山頂上(11:06)=(11:18)→
→明王の禿(11:42)=(11:51)→赤坂山頂上(12:06)=(12:22)→岩中石仏(12:28)→
→石草原平840(13:09)=(13:25)→寒風(13:33)=(14:21)→大谷山頂上(14:41)=(15:01)→
→寒風(15:25)=(15:42)→展望ベンチ(16:04)→寒風コース登山口(16:30)→
→マキノ高原駐車場(16:39)
 登り時間:8時間8分 (寒風で食事休憩、他休憩は多々…)
 感想&活動報告♪
 前日に北陸地方も梅雨明け☆昨年より13日、例年より3日早い梅雨明けです♪曇りだった天気予報も嬉しい晴れマークに変わった!朝6時に集合出発〜!したのはいいけど、コンビニでデジカメを忘れていたのに気付き、自宅まで取りにもどる。かなり距離を走ったあとだから大きなタイムロス…。時間を取り戻すため鯖江ICから北陸高速道路を上がり敦賀ICまで走り急ぐ。敦賀ICの出口は渋滞!海水浴客だろう関西方面からの車がギッシリと列を作っている。料金所レーンはなかなか進まないが、自分達はETC利用ですのでそんなに巻き込まれることは無かった♪再び8号線を走り、疋田からは161号線をひたすら山中を走らす。スムーズにマキノ高原に到着♪
 登山の方はこちらに、っと誘導され管理事務所近くの駐車場に車を停める。登山口はここからさらに進んだ先なのだが、管理事務所から先は温泉利用者かオートキャンパーしか入れないそうだ。身支度をするが、すでにもの凄く蒸し暑い…。若干雲もあるけど日差しがチクチク突き刺す。子供達は沢で水浴びしていて気持ちよさそう♪高原にもテントを張ったキャンパーも多いが、沢を越えた対岸の森林の中もキャンパーで溢れている。ザックを担いで歩いてる自分達は、まるで場違いのよう!粟柄越コース登山口まで高原を真っ直ぐに横断する砂利道をキャンパーの注目の中進む。丁度朝食時間なのか美味しそうないい匂いも漂う。さてここから登山口。道幅も広く丸木の階段も設けられすごく整備されてる散策道。傾斜もやや強く感じる階段坂を登っていく。先に進んでいる子供4人と大人1人の姿が見えるんだけど、いつものペースで登っているのになかなか追いつけない。坂の途中で休憩をしていたのでやっと追い付く。挨拶を交わし姿見ると、子供はザックなし、大人はサンダルに小さなザック1つとかなり軽装…。この暑さで大丈夫だろうか?この先も木陰で休憩してる老夫婦にも出会った。休憩ポイントでもある武奈の木平の東屋に着くが、陽当たりがよく風通しもなく照り返しもあり屋根があっても灼熱地獄場!暑がりなので、少しでも涼しく感じる木陰の道をそのまま進む。道はしばらく下り沢の音も聞こえ出す。鞍部まで降りると沢沿いに登る道。所々には沢に降りれる水場道もある。堰堤を越えしばらく進むと道がヘアピンカーブした地点に着く。ここがこの道での水場終点。まだ出発してから1時間も経っていないけど、この暑さには給水休憩を欲する。すでに衣服は汗でズブ濡れ!ガブガブ沢の水を飲むが、冷たいとは言えないものの喉も潤えたのかまぁまぁ美味しく感じた。ひと息いれてから先を進む。道はほんと遊歩道のように歩きやすい。道脇を見るとかつての峠道のような「切り通し」が伺える。本来なら、この切り通しの道を歩きたいのだが…作られた遊歩道を歩く。今まで陽が当たる場所を避け木々の陰を進んできたけど、粟柄峠が近くなるにつれ木陰も無くなり、日照りの強い道を進むことに。寒風への分岐も越えるとすぐ粟柄峠!ここは福井県美浜町折戸谷コースとの合流点。我が古里の福井県だ〜♪中央分水嶺でもある県境尾根をしばらく登り進めば最初のポイント赤坂山の頂上に着く。擦れ違う様に老夫婦が山頂を降りていった。
 山行では久々に体験する360度の好展望〜♪雲も多いものの山の谷間に日本海がかすかに…それより何と言ってもここは琵琶湖でしょう!箱庭の様なマキノ町の背後にキラキラ光る水面!限りなく広がる日本一の湖です♪この景色たまんないねぇ〜♪さっそく冷え冷えの缶ビールを片手に山頂散策!時たま日本海からのそよ風が気持ちイイ!が、暑いのは変わらない。今から向かう明王の禿や三国山もすぐ側に見える。ひと休憩も終えこの先を進む準備をしてると、ようやくあの子供達もご到着!フラフラな状態で山頂に着くが、すぐ元気になって岩などに飛び乗ったりジャンプしたりと腕白無邪気に走り回ってました♪ここからイッキに明王の禿まで急坂を下る。下れば明王の禿に着く。露岩の崖で困難かと思ったが、道はこの後ろ側の森林地帯を登るので安全。明王の禿の上部からはまた急坂を下る。下りも終えると三国山と黒河峠の分岐までは、多少のアップダウンがあるけどほぼ水平な道。途中に水量が乏しい沢の水場もあった。分岐から三国山に向かうが、しばらく登りは感じず。でもやはり山頂の手前からは直登する急路に変貌!三国山に到着するが、下調べの通り樹林に覆われ展望は利かない。背伸びしてやっと琵琶湖方面が覗けたぐらいのトコだった。
 しばし休憩と記録をした後、即下山。赤坂山までピストン。水場で喉を潤したが気温もさらに上昇し、明王の禿までの急路が辛かった。明王の禿でひと休憩してから鞍部まで降り、赤坂山を登り返すが、ほとんど無風地帯…日照りで暑いの何ので歩くたびに呼吸も苦しい。汗だかだか!ファイトー1発〜のCMの勢いで赤坂山に戻れた。
 またまた山頂で休憩…暑さにバテた。まだまだ道中は残っているのに既に缶ビールでの燃料補給は4本目。メタボ体重とこの暑さとでさらに燃費も悪いよう。昼も過ぎた頃だが、この暑さの中では水分以外の食欲がおこらない。このままピストン下山で終わってもいいのだが、せっかく遠くまできたのだからと身体にムチを打って、とりあえず次の予定ポイントの寒風を目指す。粟柄峠まで下り、寒風への道を登り進む。日影のない低笹草の草原。暑さでボーと意識が遠のき、うっかりしてると足元がフラフラの状態。ガンガンに冷やしといたハイドレーションのタンク水をこまめに摂取して草原を進む。情けないことに疲労もピーク。寒風に登る手前の石草原平の地点で足を止めて休息を入れる。食欲無いものの無理してオニギリ1つを缶ビールで流し込む。寒風はもう目前!森林の中を進むが、立木がスキッとした公園のような庭園♪気持ちよく寒風に到着です!コレまでにない琵琶湖の大展望♪本日1番とも言える絶景があった!
 このたまんなーい景色を独占して宴の開始〜♪木陰で風通しが良い場所にザックを降ろす。こんな暑いときにストーブ使って熱いモンが食いたくない。装備していたラーメンは止め、補助食のコロッケパンをがっつく。山川君は焼きそば!この時期のチョイスとしてナイスかもぉ♪食ったし飲んだし、しばし絶景を眺めながら横になってお昼寝♪しかし後からカップル、単独、4人組だとやってきてゆっくりできない。皆はここからマキノ高原に降りる予定だが、パワー充電が完了した自分達はこの先にも道が続く大谷山を目指す。大谷山は、現在地の寒風よりも標高が低い山…。でも遠くからせっかく来たんだからと足を伸ばすことに。寒風からイッキに下り鞍部から大谷山に登る。なんでだろう…?寒風までの登り道中でも感じたのですが、この低草原を歩く風景は、ここよりも高山な白山三ノ峰の山行を思い出す。ここはミニチュアのようかもしれないが何故だか同じ匂いがする。大谷山に到着♪360度の展望!来て良かった♪
 大谷山を楽しんだのち、鞍部まで下って寒風まで登り返し!寒風からマキノ高原までは4.5q…。でも歩きやすい切り通しの道。下山は得意分野の自分達♪さらに山川君は走る走るでF-1レースのよう♪下りは1時間も掛からずマキノ高原に着く!
 この施設内にある「温泉さらさ」を利用しようと思ってましたが、キャンパーの利用者も多く入館制限規制の看板が立てられ、待ちの大行列が出来ていた!この界隈で便利な温泉情報もない…。たぶん敦賀の温泉施設も海水浴客で混雑してるだろうし、温泉は諦め高速道に乗って福井までもどる。楽しめたが暑かった1日でした☆
2008/07/13 福井県丹生郡越前町:越知山 byまっさん
越知山
612.8m
満足度
 白山信仰を創始した「越の大得」泰澄大師が最初に修行したという歴史を持つ越知山。泰澄大師は、白鳳11年(682年)6月11日、越前国麻生津(現福井市三十八社町-泰澄寺)に生まれ、11歳のときには北陸修行中の道昭の目にとまり神童と称えられました。14歳の冬、夢のお告げにより毎夜、西方の越知山大谷寺に通い山での修行を始め、2人の弟子臥(ふせり)行者と浄定(きよさだ)行者と共に難行苦行7年、ついに仏の教えを悟られました。越前・加賀に50余の寺を創建し、開山、難病治療など各地に数々の功績を残した泰澄大師は老年、天平宝2年(759年)77歳で越知山大谷寺に帰り修行に専念され、神護景雲元年(767年)3月18日86歳で釈迦堂の仙窟に座禅を組まれたまま遷化されました。その時には、頂に神光を放ち山谷は金色に変わり天から蓮の花が降ったと言われております。その後も白山を本尊とする山岳仏教の霊場の支流として越知山も多くの修行僧で賑わい、全国に白山信仰が広まりました。越知山には泰澄大師開基の寺と越知神社が共存していましたが、明治の神仏分離政策により、山上の仏像は大谷寺に移され、山は越知山大権現の越知神社として純粋の神社となりました。越知山には今も、奥の院、石仏、修行場の遺跡など守り続けられ、山岳信仰にまつわる面影を色濃く残しております。
>>前回の越知山→
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
7月13日(日)天候: メンバー:山川 増田
 【小川コース・行者道】
 小川集落集会所登山口(9:31)→一合目(9:42)→二合目林道出合(9:51)→
→三合目(10:02)→四合目(10:12)→五合目(10:21)=(10:32)→木ノ実谷分岐(10:35)→
→独鈷水(10:42)=(10:52)→六合目(10:57)→鉄塔広場(11:05)→七合目(11:10)→
→九合目(11:31)→越知神社(11:34)→越知山頂上・奥ノ院(11:45)
 登り時間:2時間14分(休憩2回を含む)
 感想&活動報告♪
 また今回も日曜悪天の予報だったが、週末になって変わり良くなっている。ベストではない天気。しかしまた天候が崩れるかもしれないので、近場にしよう。近年からずっと気になっていた越知山の行者道へ。それまで越知山のイメージは、頂上へは車で行ける山だからとか、低山だからといって避けていました。よく山を登るようになってから時々、山ベテランの方々から越知山の話が出る。「行ったことがないなら、行者道はいいコースですよ」「山やってるなら泰澄大師ゆかりの行者道をいっぺんは経験しとかな」などなど…。興味はあった。でも避けていた。過去、高校山岳部時代に競技大会の会場として越知山を経験しているはずだがほとんど記憶に残っていない。ただひたすら雨の中を歩いてた記憶がかすかに…何の道具も装備も持って無かった当時、競技登山のデビューの地でもある。今回がいい機会だぁ♪
 近場だし、娘が起きる時間も考えて集合は朝8時半と遅めに出発〜!志津ヶ丘のコンビニで買い出しを済ませて杖立に向かう。この杖立の地名も泰澄大師のゆかりがあり、泰澄が杖を立て休憩した由来らしい!ここを小川地区に入るとすぐ行者道登山口でもある旧分校跡地の小川集落多目的集会場に到着。ここに着くまでも至る所に案内標柱が設置してあった。登山口には「越知山本道」と刻まれた古めかしい石柱、そして立派な絵看板!左側は現代風なタッチペイントで、左側は山岳仏教を醸し出すような水墨画調の絵看板♪こんな看板見たことがなーい!歴史ムード満載だょ♪ん〜んいい感じぃ☆対面した道路脇の狭い駐車スペースにはもうすでに7台の車が停まっている。わずかに残ったスペースに自分達も停め身支度する。先ほどまで車中に眠り掛けてた娘も担げばすぐに再び熟睡♪美しい竹林の登山口を出発です!
 初番からグイグイ高度を稼ぐ道。でもすぐに程良い傾斜に♪1合目を過ぎると下りもあり脇道もあるが、広く歩きやすい真っ直ぐな道を進む。強い傾斜を登ると林道に出る。ここが2合目でもあり林道出合。ここからしばらく林道歩き。先ほどまで杉林で快適だったけど、林道に出るととたんに直射日光で熱い…。この暑さで体中の毛穴が開いたのか、ステーキを焼いたように肉汁が全身から噴き出す!しばらくの林道歩きだが、早く木陰の登山道を歩きたい気持ち。進むと笑っているように見える石造の地蔵尊がある案内標柱通りに林道から解放されて杉林に入る。暑いけどやっぱし森の中は幾分涼しさを感じる。3合目を過ぎ4合目といくつかアップダウンがある。距離感もあるけど各ポイントを10分前後で通過できている。このまま順調にいけば目標にしていた2時間が切れるだろうか?尾根歩きの道だがアップダウンの繰り返しで景色が利かないとやはり重圧感がある。まだ出発から1時間も経ってないがとりあえず登り半分の5合目で休憩を入れる。熟睡中だった娘もここで起きる。いつも家では泣きながら起きるのに、ここ山ではまったりと快眠したようにすこやかぁ!疲れも吹っ飛ぶワイ♪5合目からは、せっかく稼いだ高度を捨てるようにガンと下る。下った場所は木ノ実谷分岐!下りはこのルートを使おうと予定してましたが道を覗くと笹藪の悪路状態。もし単独行だったら「経験者向き・雨天注意」とあって行っちゃうコースやけど、今回はピストン下山することにした。木ノ実谷分岐からは虎ロープが張られた悪路。丸太階段が設置してあったが、掛上がりに歩幅が合わなくて難所に感じた。ココを登り切ると人の声も聞こえ独鈷水の休憩舎に着く。地蔵尊の頭などが飾ってある休憩舎には3人の草刈り作業員がひと仕事終え休憩中!ザックを下ろしココから少し降りた名水の独鈷水を飲みに♪ここは泰澄大師が持っていた独鈷で、岩を突いたとき出た水だといわれている。「独鈷水といぼ」伝説もある。夏でも枯れることがなく、この水は万病に効くともいわれています。冷たくて美味〜い♪もちろんコップ3杯もガブガブ飲んじったぁ〜♪ここで下山されてきた方とも出会う♪ザックの中にいる娘を見て触れる触れるの大注目!ゆっくりしてたいけど、この人混みにビックリしたのか泣き始めたので、すぐまた背負って先を進むことにぃ。6合目に着く。やっと閉ざされてた木々から解放され、わずかな範囲だけの景色に足が止まり見渡す。再び森へ。次に着いたのは鉄塔の広場。先ほどより景色は広いが、陽が射してて熱いの何の!さっと見渡した程度で森林の道にもどる。この先にも展望箇所があるだろうと思ったが、鉄塔の場所がこの道中での最後の景色だった…。7合目辺りからは名の通りブナの美林♪傾斜も程良く快適!このブナ森を歩くだけでも山行には満足できると思うほど、とにかく綺麗です!越知山は低山だから何とかと言ってた自分が恥ずかしく改めるほどホント素晴らしいブナ林だった♪グリーンシャワー、眺め見取れて言葉を失ってしまう☆
 かなりの距離を進んできたが、なかなか8合目に着かず。急坂を登るが疲れがでてきて遅れをとってしまう…。8合目はまだか、まだだろうか?前の2人が待っていてくれてたので追い付くと、そこはもう9合目ポイント!どうやら8合目は通り過ぎてしまったらしい…。ここから越知神社まですぐ!石段と丸太が混ざる坂をひと登りして、越知神社に到着〜♪静かな境内には古めかしい鳥居とその奥には木造の立派な本殿!何ともいえないひっそりとした幻想的な雰囲気♪ここから先を少し下り進み室堂へ。室堂の前の広場では大勢のお年寄り達がブルーシートを広げて締縄を作っており賑わっていました。今月の17〜18日が例祭のようで準備をしていたようです。
 (参考※越知山頂案内→
 10合目の山頂を目指して地蔵尊が立ち並ぶ石段の参道を登ると神宝庫。山頂へはまたいったん下ってから奥の院まで登り返す。ほんと最初から最後までアップダウンが多い山だ。山頂・奥の院に到着!小高い木々に塞がれ周りの景色は見えません。三角点を見つけた後、ザックから娘と缶ビールを取り出して休憩〜♪長かったけど楽しい道のりでした!横になると石段が冷たくて気持ちがいい♪しばらく木陰で休憩したのち、室堂を挟んだ反対側の展望台へと向かう。殿池の前を通るが広場は駐車でいっぱい。散策道を進むが展望台までは結構な距離がある。展望台の下には1家族が宴中だったのでお隣のテーブルを使い、ずぶ濡れになった衣服を着替え、こちらも宴の開始です♪暑さでビール何本もガブ飲み…。外は陽が射して暑いが、日陰だとまだ幾分か微風も感じて快適です♪上の展望台からの展望は、福井平野から日野山ぐらいまで微かに見える程度で遠方は霞んでおり、もちろん白山が見えるような状況ではなかった。海も見えなかった。山川君が敷布を持ってきてたので、広げて娘を遊ばす。敷布の上を歩きまくるアリを得意のハイハイをして追いかけてました。
 娘もすっかり山川君とうち解けたようで喜んでました。宴は約1時間以上、ぼちぼち撤収して下山の準備に取り掛かる!娘もよく遊んで疲れたのか、しばらく担いで歩いているともう既にザックの中で爆睡中〜♪独鈷水の休憩舎で1度目覚めたが、その後も熟睡して小川の駐車場に着くまで寝ていました!下りでは気になってた8合目ポイントを歩き探すが、見付からず…結局下りでも通り過ぎてしまった。下山後はここから近い「糸生温泉 泰澄の杜」で汗を流す♪入浴後、休憩ルームでパソコンにデジカメデータをアップしていたら、係員から「電気を使わないでください」と注意された。マジ?ここはゴミ箱の設置もなく、施設内で購入した食物や飲物のゴミだけのみ、カウンターにて引き取るそうだ…。持ち込んで出たゴミは持ち帰えるよう張り紙もある!なんてケチ臭いトコなんだろ!いろいろな温泉施設に行っているけど、こんな無愛想で不便な温泉施設は初めてだ。温泉は良かったけど館内はかなりイメージ悪い。
 初めて歩いた行者道♪達成感抜群で、皆から勧められほんと来て良かったと思う。行者道、まさに行と呼ぶにふさわしい奥の深い山を満足に楽しめる道でした。
2008/07/06 福井県南条郡南越前町:杣山 byまっさん
杣山
492.1m
満足度
 杣山は南越前町の中央部に聳える山塊。別名は城山というように越前国における重要な山城として歴史を刻んできました。山名の由来については、かつて杣山城の修復の際に杣人を募集したところ、山が杣人で溢れるほどになったという伝えかららしい…。鎌倉時代初期に源頼親が城郭を築いたのが起りという伝承が残っている。古来この杣山の山頂に築かれた山城は、自然の要塞とも言える険しい崖を利用しており、南北朝時代争乱期には南朝方の越前国における拠点ともなった堅城であった。現在では石垣や堀切、土塁などが僅かに残されてる城跡ですが、山の歴史、山に残された遺構や数々の伝説により登山客や地元からも親しまれております。
 杣山には登山口が4箇所あり、さらに登山コースが複雑にいくつもあるので、周遊するなど違った景観が楽しめます。今回の山行では訪れませんでしたが、新田義貞が敵軍に攻め込まれた際にその正室が身を隠したとされる「姫穴」、瓜生保が戦死した際に杣山城の女達が袿を掛けその身を投げたと言われる「袿掛岩」など様々な箇所が残されており、当時の歴史の名残をとどめている。
ふもとには日帰り入浴ができる花はす温泉そまやまもあり、下山後に最適です。
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
7月6日(日)天候: メンバー:増田
 【※杣山荘から東御殿跡を経由し杣山城本丸櫓跡まで】
 杣山荘第3登山口(12:53)→犬戻駒返分岐(12:56)→阿久和分岐(13:15)→
→東御殿跡広場(13:33)→杣山頂上(13:41)
 登り時間:48分(途中小休憩1回のみ)
 【※杣山から犬戻駒返を経由し杣山荘まで】
 杣山頂上(14:51)→犬戻駒返(15:03)→P415m(15:13)→犬戻駒返分岐(15:41)→
→杣山荘第3登山口(15:47)
 下り時間:56分
 感想&活動報告♪
 梅雨時期。雨もそう多い日が続かないがやはり毎日蒸し暑い…。雨予報だったので山行を諦めかけてると、日曜間近になり傘マークが消えた!なぜか今年は予報の変動が激しく変わる。急いで前日に仲間へ連絡するが、仕事や予定が入ってしまったとのこと。なので、久々にファミリー山行を計画♪ニッコウキスゲが咲き出した赤兎山と大長山を計画。娘が寝た夜中に準備をして、自分も翌日に備えて就寝!
 朝5時頃に起きたが、娘を起こすにはまだ早い時間。なんせまだ生後10ヶ月なので、無理矢理には当然起こせない♪起きるまで待とう!しかし今日に限ってなかなか目を覚まさない…いつもは早起きするのにぃ。結局、起きたのは10時頃…。いつも以上に熟睡ができたのか機嫌がイイ♪朝食をすませた後はパワフルに動く動く!せっかく詰め込んだザックの中身を取り出したり、片づけた新聞チラシなんかもチャガチャガにしちゃうし…。オテンバ娘と格闘しながら、やっと11時過ぎに自宅を出る。
 こんな時間。赤兎山はこの次にして、向かった先は杣山。先日の福井新聞で、花はす祭りが始まったようなので、山行がてら下山後に観賞してみようと決めた!杣山を登るのは中学校の遠足ぶり、もう20年以上も前なのでほとんど記憶に残っていない。国道8号線から国道365号線に入るが車が多い。途中のコンビニで買い出しを済ませてから、いったん日野山の中平吹登山口前を通り過ぎて、花はす温泉そまやまに向かう。さすが祭りの最中もあり、対向車も多い。下山後はここの温泉に入る予定なので、温泉施設の駐車場まで、前の車に並んでいく。この杣山のメインの登山口でもある第2登山口駐車場には誰も停まっていない。おそらくこの混雑の予想でこの山を避けたのでしょうかね?そまやま温泉に着くが、すんごい駐車の台数…。路駐も多い。観光バスも何台も…。タイミング良く係員がスペース確保してくださり、施設内の駐車場に停めることができた。さっそく身支度!カメラ片手に身軽に行き交う観光客の中、ザックを担いだ重装備の姿をしているのは自分らだけかも?足早にして登山口に向かう。そまやま温泉施設の裏手が第3登山口。なんせこの季節、なんせこの人混み、ホント蒸し暑い…。いったん登山口から森に入ると小川もあり、今までがウソのように静かで冷ややかで涼しく気持ちよく感じる。背中に担いでる娘も、先ほどまで人混みの賑やかさでジッとしていたが、森に入るとキャッキャとザックのなかで喜び飛び跳ねている♪道も整備が行き届いている静かで美しい杉林。道には小石がひかれ庭園のよう♪分岐からは草木多い登山道に変わる。最初は妻が先行していたのだが、あまりにもクモの巣が多いので、代わって自分が先に歩く。堰堤が1つあった、丸太の橋が2箇所程あった、道は広くてキレイ、景色は利かない…ん〜ん、ちょっと物足りないなぁ。あまりにも手が行き届いている山だと山行ムードが気分盛り上がらない。ただただ蒸し暑いだけで、玉のような汗が噴き出て全身の衣服はもうズブ濡れ…。第2登山口である阿久和からの道と合流!山容を見るからには岩場が多く見えて険しそうな山だと思っていましたが、ここまでは予想してた以上に楽だった。この地点からは姫穴コースへ迂回もできるようだが、妻の疲れと遅れ具合もみて、そのまま東御殿跡への近道コースを選んで進んでいく。しばらく行くと、先ほどまでの楽な登山道とは急変し狭い急路がお出まし!安定しない足場も所々ある。こんなトコ、中学ん時に登ったんだろうか?距離は短いが本日1番の難所だったかな?かなりヘタばった…。登り切ると、平坦な広場が段々となっている。ここが東御殿の跡地だぁ。上をあがると台地のような広場。案内板や説明板もある。ひと息入れて山頂の本丸櫓跡へ。
 山頂の本丸跡はさらに広い広場の頂上でした。3つの城址石碑と三角点の側に方位板が設けられている。雲行きが怪しい中、日野山の展望は良かったが、周囲の山は高木の枝などで覗かないと見えない。低山だからしゃーないね!ザックから娘と缶ビールを引っぱり出して、誰も来ない静かな山頂で家族団欒の宴を始める。宴中には小雨もぱらつくが、この蒸し暑さと火照った身体には丁度いい感じぃ♪下調べでは、ここに立派な松の木があるらしいのだが…虫にやられてしまったのかスッカリ葉枝を落とし枯れてました…。下山は犬戻駒返コースへ。小屋が見えるので近づくとトイレ、そのまま降りようとしたらルートが違うのに気付く。そこは4つ目の登山口、社谷コースだった。引き返して予定ルートを下る。堀切跡を超えるとこの山1番の難所、犬戻駒返!ここは余りに険しくて犬も駒も通れずに引き返したという岩肌の断崖絶壁?鉄梯子を慎重に降りる。狭い尾根の下から見あげると更に恐怖を感じる場所だった。ここからしばらく尾根を歩くと分岐のような標柱。標柱が指示す通り下にも行けそうだが、誰も踏み入ってないのかヤブっぽい…。標柱には何も書いてない。何だろ?水場かな?「中小屋→」にそって尾根を進む。気が付くと、娘はすっかりザックの中で熟睡中〜♪標高415m尾根ポイントからの下りは、しばらくジグザグだが、その後はイッキに下まで降りる急路。疑木の階段で整備され歩きやすいが、真っ直ぐと長く長く続く急坂でした。もしこのルートを登りに使うのなら、ちょっと遠慮したいなぁ…弱気。無事下山♪そまやま温泉の裏手には面白そうなBBQハウスがあった。機会があれば利用してみたいですねぇ♪花はす公園に立ち寄るが、まだ3分咲き程度だったのでがっくり!それより汗だくでザックを担いで散策していたのは自分ら達だけだったので、恥ずかしかった…。そまやま温泉のエントランス広場ではテントが何基もあり催しや売店などで賑わってました。ここで風呂を浴びようと思っていたけど、ロビーはすごい人混み!とてもゆっくり出来なさそうだったので、場所を変えしきぶ温泉湯楽里で汗を流すことに。到着は16時半。ここは17時からは料金が安くなるので、レストランで食事しながら時間つぶし。久しぶりの山行と温泉で家族も喜んでもらってよかったですぅ☆
2008/06/29 福井県大野市:刈込池 byまっさん
刈込池
1080m
満足度
 仲間との団体登山〜☆今年2回目です♪神秘の湖、刈込池へ!白山三ノ峰と願教寺山の麓の原生林に囲まれた周囲約400m、水深最大4.5mの池、紅葉時には福井県内でも最も賑わうこの刈込池も「越前の大徳」泰澄大師とのゆかりがある…。
 白山信仰と龍の伝説…。※上小池駐車場にある説明書き看板とちと違う…。
 泰澄大師が白山開山の時、山頂には大蛇がたくさんいて暴れ回り、山麓住民の人々を悩ませ続けていました。その数は3千匹!そこで泰澄大師は法力をもってこの大蛇を集め、三箇所に封じ込めました。まずは年中雪をたたえる千蛇ヶ池。ここに千匹の大蛇を入れ、出て来れないように雪でフタをしました。もし池が消えてはと、池の上に大石を置き、雪が消えると崩れ落ちるようにしました。この大岩が御前峰山頂付近にある御宝庫です。次に、千匹を三ノ峰の下にあるこの刈込池に封じ込めました。大師は大蛇に向かって「汝等かくもあさましき姿をもち、悪食を好み、三熱の苦を受けるよりは、この池に入り、弥勒の出世を待つがよかろう」と言い、大蛇は涙を流して角をふせて池に入ったと言われています。泰澄大師は、もう蛇が出てこないように、三ノ峰の大岩に剣を立て、その影が池に映るようにしました。この大岩は三ノ峰の下にある剣ヶ岩です。大蛇は黒金(鉄)を非常に嫌い、黒金に触れると身が腐ってしまうといわれる蛇が、刀影を恐れて池から出られないのだと伝えています。残る千匹、最も凶悪だった千匹は斬って塚(蛇塚:観光新道)に埋めました…。

 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
6月29日(日)天候: メンバー:清水・マリノ・山川・内田・大田原・野村・増田
【登り:石段コース、下り:岩場コース】
 上小池駐車場(8:20)→石段コース吊り橋(8:24)→刈込池(8:53)=(9:10)→
→岩場コース吊り橋(9:39)→三ノ峰登山口(9:52)→上小池駐車場(10:07)
全行程所要時間:1時間47分 (刈込池で大休憩のみ)
 感想&活動報告♪
 久しぶりの団体登山☆当初の予定では奥越の経ヶ岳を計画しておりましたぁ!だがこの梅雨時期…毎日のように変動する週間天気予報とニラメッコ…晴れくもりだった予報も日が近づくにつれ、虚しく雨の予報に変わってしまった…。日頃忙しい仲間がこの日は山行だとせっかく作った空き時間の1日を無駄にするのは勿体ない!経ヶ岳は諦め、急遽変更して今回は刈込池へと計画!小雨決行♪雨の降る中、朝6時に集合して奥越へ向かう。昨夜から降り出した雨。一向に止む気配のない終日雨予報の中、大野市内のコンビニで買いだしを済ませ、158号線を左に入り打波川上流に車を走らす。もちろんここまでの道中、周囲の山なんて全く見えず。山奥深くなる度、さらに雨の勢いが増してくる…どうしっかなぁ〜?鳩ヶ湯も越え、さらに高度を上がるが深いガスも出だし、さらに不安になってくる。とりあえず、上小池駐車場に到着!雨足もなお強い!
 さてどうしよう…?相談をしていると後から1台のワゴン車がやってくる。えっ単独行かな?っと思ったら、この上小池野営場の管理人さんでした!さぞ、この悪天候の中を来た自分達らが心配したのでしょう♪「この状況で行くなら覚悟してけのぉ!」って言われ少し不安になる…。「BBQの準備してるんなら、今日はもう誰も来んやろし、管理棟を使ってイイよ」とも言われマジでラッキー!山歩きはもう中止にして、このままBBQをやっちゃいましょうかぁ〜♪しかし、こんな安易な考えを持っていたのは自分だけ…。まわりの仲間は山行モードにギアチェンジしてて、いざ行かんと興奮状態です♪駐車場敷地内にあるトイレの屋根を雨除けに利用して雨具など着込み身支度準備に取り掛かる。身支度中にまた管理人さんが心配して再び上がってくる。「雨でもやっぱ、刈込池に行ってきますぅ♪」管理人さんも快く、「頑張ってな!雨で濡れるだろうし、終わったら管理棟でゆっくり休んでって、それから気を付けて帰りなさいね」
 雨具完全装備で駐車場を出発!しばらく下るのだが、轟音が聞こえる。この雨で打波川は激流…いつもは澄んだ水の清らかな沢なのですが、洪水のような赤褐色の泥流。今回登りでは吊り橋を先に渡る石段コースにしましたが、この激流で吊り橋が揺れ震えている…。吊り橋を終えると600段以上に続く石段の急路が始まる。覚悟して先頭で進でくけど、あかん…息切れ!日頃からガンガンとジムトレやってる方々には、この自分のペースでは引っ張って行けず、逆に遅いペース…。先に行かせ、後ろからしばらく着いていくが、気が付くともう見えない!ザックもいつもより軽いのに…情けないが、ジムトレを3ヶ月もサボった体重100s超のメタボの自分は最後方から急路を戦うことに…。石段の急路を越えれば、傾斜も心地よくなり、しばし美しい原生林の中をアップダウン♪下りはウエイト重い自分の得意分野〜☆イッキに追い付き追い抜きぃ〜!そして刈込池に到着です♪池と対岸周辺以外の景色は何も見えず…。なんとなく三ノ峰下方の稜線が確認出来る程度の景色。今日のこの条件ではしゃーない!缶ビールを飲みながらメンバーに晴れていればの絶景ポイントを説明。白い花かな?っと思ったものは、ここに宿るアオモリガエルの卵…。岸辺ではサンショウウオもこの雨で陸にあがって活発に活動してましたョ!集合写真も収め、休憩したのち下山を開始!
 下りは予定通り岩場コースに向かう♪平坦で軽いアップダウン!この周辺のブナの原生林はホント素晴らしかったなぁ♪沢を1つ越えて進むと…あれれ?この先の道が狭くなって怪しい!以前に1度来たことがあるので、すぐに中断して道をもどる。先ほど越えた沢…これがルートだった!メンバーは疑っているけど間違いない!偵察がてら少し沢を降りるとやっぱり正しいルートでした。みんなは沢を避けヤブに捕まって降りる。自分はもう靴の中なんて濡れてグチョグチョやから構わず水の中を入って降りちゃいます。本日1番の難所だったかもぉ♪もし、逆周りで周遊してきたらここで登りリタイヤしてたかもね!降りると砂防堰堤に着く。轟音の激流…。みんなはこの堰堤に立って喜んでいるが、高所恐怖症の自分は即撤退して降りる。吊り橋を渡り、林道に合流して先が長い林道をひたすら下り歩く。無事に駐車場に到着!お疲れさまでした♪トイレでズブ濡れになった衣服も着替えて、出発前の管理人さんの言葉に甘えて駐車場を去る。
 管理人さんの指導もと、車を駐車し、管理棟2F会場まで道具材料を持ってあがり、七輪に炭を熾してBBQの宴を開始!自分達を気遣って、畳やテーブルや絨毯もセッティングしてくれてましたぁ!管理人さんに感謝♪管理人さんにももちろん焼き鳥などをお裾分け♪雨が降り続く中でしたが、お陰でゆっくりとナイスな環境でBBQが出来ましたぁ♪BBQは約2〜3時間も会話が弾みたっぷりと飲んで食って盛り上がりまくりぃ♪時間も忘れるぐらい楽しかったぁ〜!今回、山行に初参加だったイタリア産まれ育ちのマリノさんもご満悦〜♪彼も自然が大好きで、福井は故郷と同じようで肌があうみたいです♪福井でも大活躍のマリノさんはTV出演もしたり、CMにも出ているので見たことある方も多いでしょうね♪同じジムに通うメンバーでもあり、マッチョ筋肉質でユーモア溢れるタフでナイスな紳士ですョ!撤収後、お世話になった管理人さんに挨拶して六呂師高原のトロン温泉うらら館で温まるぅ♪悪天でも楽しく山行に満足できましたョ☆
2008/06/15 石川県加賀市山中町:大日山 byまっさん
加賀甲
1312m
大日山
1368m
小大日山
1198.4m
満足度
 大日山は、石川県加賀市小松市と福井県勝山市の県境からわずかに石川県側に入った位置にある。山頂に大日如来が祀られたことから大日山と名が付いたらしい。もしくは麓の集落、真砂町の旧村名が”大日”だったという説もある。ここ真砂の村は、九谷がにぎわっていた昔、越前の木地師たちが良材を求めて山越えし移住してきたという九谷からさらに谷奥の村。山中漆器はここで生まれました。九谷と同様に栄えた真砂も平成7年の調べでは、五戸、人口は十人。そして平成十年に廃村。豪雪地帯でもあるこの地域での生活は驚異だったと伺える…。登山口駐車場になってる跡地にはその豪雪地区での生活で生き続けるような”つぶやき”の看板がある。
 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 宮本の志"う婆さんがその後で
「死ぐなら夏死げ アブ泣く 蚊泣く ホタル火灯す セミお経あげる」 と、つぶやいてた..
便利な世の中ですが、自分達、豪雪地帯に住む経験がある者でしたら、この婆さんのつぶやきにグッと気を引き締められるように感じるのではないかな?九谷焼発祥の地の九谷町も廃村。今では古九谷の里として窯跡が保存されている。
 以前、福井県側から越前甲を経だてて大日山登るアクセス道も整備されていたのですが、今ではヤブ道と化していおり困難、現在は小松市からと加賀市から登るコースが一般的です。小松市や加賀市の最高峰の山であることから『南加賀の屋根』とも呼ばれ親しまれております。
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
6月15日(日)天候: メンバー:増田
 【登り:池洞新道】
 真砂集落跡駐車場広場(7:15)→池洞新道登山口(7:23)→P-1044(8:20)→
→加賀甲大日小屋(8:53)=(8:59)→大日山(9:23)
 登り時間:2時間8分 (大日小屋で小休憩1回…)
 【下り:徳助新道】
 大日山(11:27)→冷水の頭1153m(11:49)→小大日山(12:04)=(12:16)→
→徳助の頭1053m(12:36)→徳助新道登山口(13:23)→真砂集落跡駐車場(13:26)
 下り時間:1時間59分 (小大日山で休息…)
 感想&活動報告♪
 朝6時前に自宅を出発〜☆モヤッとした天気だが予報は晴れ後曇り!久々の単独行なので近場で初登頂となる大日山をアタックすることにする。丸岡町竹田を抜け、長いトンネルを抜けると石川県に入る。我谷ダムの堰堤の上を渡り、道幅の狭い富士写の登山口方面へ右折。しばらく進むと2車線の広い道路に出る。こんな山奥でこの立派な道路は少し勿体ない!真新しい九谷ダムも越え、県民の森まで道が続いているようです。コレまで道路標識の県民の森を辿ってきたが、九谷町に入ると大きな橋を渡らずに右の狭い道路に入り、川沿いをさらに奥の真砂へ向かっていく。舗装されてる林道だが所々でダート道にもなりさらに道幅も狭くなってくる。もし前から対向車が来ようものならすり替え困難であろう。真砂町に入ると道は3差路。右の橋を渡ると林道岩屋線に合流するらしい。この地点の駐車スペースにも車2台あったがそのまま真っ直ぐ荒れた林道をデコボコと揺られながら奥に進んでく。やっと大日山の案内絵看板が見えてきた。車が3台駐車してある。1台は石川ナンバーですが、もう2台はなんと京都ナンバー!京都から来るのだから釣り客ではなかろう♪
 身支度をしていると草むらから蚊だのブヨなどが集ってくる!刺す虫は大嫌いなのだぁ〜!次から次と集ってくる虫を叩き追い払いながら急いで身支度してると、あとからもう1台、ご夫婦の方も駐車場に上がってきたが、虫が多いので挨拶を交わし程度で失礼してお先に出発♪後の山頂で分かりましたが、この熟年ベテランの爽やかなご夫婦は岐阜県大垣から来た「ミッタン&エイミイの登山日記」の方でしたぁ♪
 下調べではここから先は鎖で進めないハズ…しかし鎖も無く、先の林道も車で進もうといえば可能か?神社跡の鳥居の前を横切り過ぎるとすぐ橋の手前で選択肢!徳助新道と池洞新道の出発分岐点♪徳助新道はイッキに高い尾根まで登り出る急路。白山で言えば別当出合から観光新道を登るようなルートらしい…。大日山は周遊が出来る!急路が苦手な自分はもちろん通り過ぎ、この先の林道を進んだ池洞新道を登りにチョイス♪下りはこの徳助新道を利用しよう☆清流の音が涼しげな林道をしばらく進み、池洞新道の登山口に着くが…ココも初番から急路の始まりだよ〜!林道歩きがいい準備運動だったかも知れないが、やっぱ急路は厳しい!汗がポタポタ噴き出す…こんなトコで早から休憩だなんて恥ずかしい。パワーが切れそうになった時、急路も登り終えたのかやっと水平道にぃ〜♪ギアチェンジアップしてガシガシと進む。このままのこの雰囲気で山頂に着けたらなぁ〜っと快適に進み思った頃から、また傾斜のある登りの道に変わる…♪尾根道だが立木が高く全く周囲の景色は見渡せない。中又谷の覗きと看板があったが立ち寄らずそのまま通り過ぎる…。
 急路ではないけれど展望が利かない延々と続く登り…。出発してから1時間が少し過ぎた頃、石川ナンバーの方に追い付き出会う。話を伺うと…まだ中間地点にも達していないとのこと?マジで?2時間で山頂登れそうと思ってたからドッと疲れがでる。登り進むが足が何度も止まるようになり、休憩を入れたいが適した場所が見つからない。時々木々の隙間から見える左側の徳助新道の稜線がまだ遠くに感じなかなか近づいてこない…。トボトボとだいぶ進んできた上り坂で、休憩を入れようとザックを下ろしてGPSと地図で位置確認!小屋まで残り150m程度の位置!火を付けたタバコも急いで消し、ザックを担いで登りを急ぐ!笹が茂り視界も明るくなってくると大日小屋に到着です♪先ほどまでの暗い登りを一瞬で忘れるような素晴らしい展望!青空で白山もクッキリ♪白山もだいぶ白いトコが無くなってきましたね!小屋の前で、先ほど吸いかけたタバコに火を付け福井県の山並みの展望をしばし楽しむ♪
 大日山はもう目前!タバコも吸い終え休憩そこそこにして先を急ぐ。いったん水場がある鞍部まで急降下…。せっかく稼いだ高度も水場からまた稼ぎ直す辛い登りが始まる。近くに見えてたけど登りになると遠くに感じる。越前甲の合流点は何処だろうと探しながら登るが、まったく分からないままで、やっと大日山に到着〜☆山頂はやや広い広場、誰もいない…。京都ナンバーはもう帰ったのかな?白山の展望は抜群ですぅ〜♪北と西側は木々で展望出来ないけど、白山から大野盆地、先ほどの大日小屋の奥には福井市の展望は充分に満足できる。写真片手に缶ビール持って散策がてら記録する。石川の方も到着!ミッタン&エイミイさんのお二人も到着♪賑やかな山頂の宴になりましたぁ☆みんなで記念撮影した後、ミッタンさんから薫り高い熱いコーヒーまでご馳走になっちゃいました♪最高に美味かったねぇ〜☆
 この後、小松コースからも続々と登って来られる♪山頂は大賑わい!やはり大人気の山だと分かる♪石川の方とミッタン&エイミイさんは先に降りていくとのことでお見送り。自分は2時間以上もステイしちゃいましたぁ♪今まで素晴らしかった白山は雲に隠れ、ぼちぼち自分も下山。撤収後はまだまだ賑わってる山頂を後にして予定通り徳助新道を下る。下るというよりは、お隣の小大日山まで登るといった方がいいのか…。小大日山からは今まで見えなかった小松市方面や日本海、鈴ヶ岳、浄法寺山、丈競山なども見える。いくつものアップダウンを進んできたが、なかなか高度が下がらない。登りで使ったお隣の池洞新道の尾根はかなり下になり見下ろす感じ…。展望が利く尾根歩きも徳助の頭からはイッキに下る。ロープ場のポイントもいくつかある。慎重に下るが足の裏が火傷しそうに熱い…。ただ周りを見渡すと雑木が少なくブナ林がホント美しかったぁ♪下りでも汗が充満。沢の音も聞こえてくると程良い傾斜になり、石積みが残る段々になった真砂集落跡に通り出る。当時の生活が思い出せそう!登山口にやっと到着し、沢の水で顔を洗う!気持ちがいい♪
 駐車場にもどり、虫が集ってこない内に急いでザックなど押し込んで出発し真砂を後にする。所々では渓流釣りを楽しんでられる方もたくさんいました。九谷町までもどってくるとミッタン&エイミイさんが身体の汗を拭きながらニコニコと手を振ってくれてましたぁ♪石川県県民の森に立ち寄り施設を視察〜♪立派なアウトドア施設で、いつの日か利用してみたいですネェ〜!九谷ダムにも立ち寄った後、この近くの山中温泉に行こうかと思いましたが…そのまま帰宅。山行に満足です☆
2008/06/07 福井県福井市:文殊山
byまっさん
文殊山
365m
満足度
 久しぶりに自分のふるさとの山、文殊山へ。「越の大徳」と尊称される泰澄大師ゆかりの越前五山のひとつで、養老元年(717年)に泰澄大師が開いたと伝えられる。頂上(大文殊)の本堂には文殊菩薩、小文殊の室堂には阿弥陀如来、奥之院(大汝)には聖観世音菩薩がそれぞれ自作の三尊を安置され祀られています。特に文殊菩薩は「三人寄れば文殊の知恵」といわれ広く世に知られていますよネェ♪また奥の院手前には「胎内くぐり」と呼ばれる巨石のトンネルがあり、この巨門をくぐることにより知恵を授かり、安産のご利益があると言い伝えられております。
 大事に授かったこの文殊の知恵。その伝説によると、文殊山に登ったなら下山の時に振り返ってはならないと言われる。もし振返るようなことがあると神様のバチがあたって、せっかく授かった知恵が消えてしまうらしい…。また、二度目はお礼参りに、そして三度来れば馬鹿になるという…。まさしく!この山を何度も登ってる自分の現在状態が理解できちゃいますよねぇ〜!もう馬鹿も通り越してしまい、天然?
 この文殊山を別名、角原富士という名もある。「山家集」で名高い平安時代の高僧、西行法師が当地を行脚した際、この文殊山を望んで詠んだという歌が伝わっています。「越しに来て富士とやいはん角原の 文殊が岳の雲のあけぼの」。西行は朝六つ時にこの橋のたもとで歌を詠んだことから、その橋が”朝六つ橋”と呼ばれるようになったという伝承があります。朝六つ橋とは現在の福井市浅水の中心に位置しており、江戸時代には北陸街道と美濃街道の分岐宿場町に架かる橋。現在では通り過ぎてしまうような小さく目立たない橋なのですが、当時の橋の長さは13間(約24m)幅2間(3.6m)だったらしく、今でも古い家並みも残っております。知らなかった自分も過去を振り返ると、足羽中学校時代に何度も下校時にこの橋を渡ってました!松尾芭蕉も「朝六つや 月見の旅の 明けはなれ」と詠み、奥の細道の中にも「漸白根が嶽(白山)かくれて、比那が嵩(日野山)あらはる。あさむづの橋をわたりて、玉江の蘆は穂に出にけり...」と、福井から敦賀へいく際に、この橋を通過したことが書かれています。身近に存在する歴史ってのはホント興味深く偉大に感じますねぇ〜☆
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
6月7日(土)天候: メンバー:増田
 【※角原駐車場から大文殊まで】
 角原登山口駐車場(11:18)→林道終点(11:29)→角原分岐(11:50)→
→展望台(11:54)→文殊山頂上(11:57)
 登り時間:39分
 【※大文殊から胎内くぐりを経由し奥の院まで】
 文殊山頂上(12:24)→南井分岐(12:33)→胎内くぐり(12:36)→奥の院(12:41)
 下り時間:17分
 感想&活動報告♪
 我が愛娘(9ヶ月)の山行デビュー☆親が馬鹿なもので、娘には文殊の知恵を授かっていただこうと、慣れ親しんでる文殊山、角原コースをチョイス!つい先日購入したキッズキャリー(ドイター:キッドコンフォートU)を初めて試用する目的でもある♪幼児を乗せても、ストーブコッヘル1式+缶ビールなど飲料6本+ハイドタンク水2L+小道具1式など十分に入りましたぁ。入らないのは、おむつ等の用品、衣類、食料etcなどなど…。 この収容内容だと、今の娘を背負っても重さは今まで担いでいるザックよりやや重いぐらい。でしたが…ただ、 娘がじっとしてれば問題ないが、歩行中にも無邪気に喜んでよく手や足をバタバタと動かすもんだから、かなりしんどかったぁ!笑いながら喜んでくれてるのは親として嬉しい限りですが、登っている途中でも上から手を伸ばしてきて髪の毛を引っ張ったり、頭をバンバン叩かれましたって〜♪誰に似たのかオテンバさんです!このキャリーを使用する際には、急路や悪路がなるべく少なく、距離も短い山行(2時間程度)だったら使い心地がベストだね〜♪泊まりなら荷物を頼める同伴者が必要!
 自宅家の中では愚図って泣いてばかりの手が掛かる娘なのですが、山にBBQへ連れていったりすると喜んでる…。今回は初の山行をさせましたがオムツ替えの時以外はずーっと笑って喜んでおり、終いには宴中に雑草や土まで平気で食ってましたョ!やはり自分の血が濃いのでしょうか…?こりゃまた山に連れていかなきゃなぁ〜☆
2008/06/01 石川県白山市:白山国立公園:別山(残雪山)
byまっさん
御舎利山
2380m
別山
2399.4m
満足度
 6月1日、本日からTaspoが開始!道交法改正で後部座席もシートベルト着用義務!そんなことはどうでもいいのだが、本日からまたまたガソリン価格の値上げが痛い!昨年から上がりっぱなしでハンパじゃないョ!とかく何かと社会的にも影響し諸物価も高騰、仕事の面や生活にも影響が拡大し住み難い世の中になってきたものだ…。遠方への山行やレジャーなどこれからは手軽に楽しめなくなりそう…。
 前置きはさておき、登山としては約1ヶ月振り〜!5月中は毎週日曜の度に山菜採りやBBQなどでの山行を楽しんでおりましたぁ♪体力の減少にも心配ですが、今回も白山での山行を計画!市ノ瀬からの周遊ルートをチョイスです♪チブリ尾根を使うのは高校山岳部インターハイ予選での下り以来ですから19年振りぃ!ひたすら長かった記憶が残っているだけ…登りで使用するのは今回初めてですぅ☆
 >>前回の白山・別山→
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
6月1日(日)天候: メンバー:山川・増田
 【※市ノ瀬ビジターセンターから別山まで】
 市ノ瀬ビジターセンター(6:50)→猿壁堰堤登山口(7:07)→水飲場(7:52)=(8:03)→
→白山展望台(8:35)=(8:45)→チブリ尾根避難小屋(9:53)=(10:24)→
→御舎利山(12:17)→別山(12:31)
 登り時間:5時間41分 (休憩2回、チブリ小屋で食事休憩、小休憩多々…)
 【※別山から南龍ヶ馬場を経由し砂防新道、市ノ瀬まで】
 別山(13:43)→御舎利分岐(13:50)→大屏風2276(14:26)→油坂の頭(15:01)→
→南龍山荘(15:43)=(16:18)→南龍分岐(16:46)→別当覗(17:11)→
→中飯場(17:29)=(17:40)→別当出合(18:00)=(18:21)→市ノ瀬ビジターセンター(18:37)
 下り時間:4時間54分 (休憩3回、小休憩は多々あり)
 感想&活動報告♪
 予定では朝4時集合でしたが、寝過ごしてしまう…。山川君の電話で飛び起きて急いで自宅を出たが、集合場所には5時過ぎになってしまった…スイマセン!コンビニで買い出しをした後、時間の遅れを取り戻そうと急いで白峰を目指して車を飛ばす。別当出合までの白山公園線も先月の20日に開通!別当出合の手前、林道脇の駐車場スペースには所狭しと県内外の車が停めてあった…。自分達はココで自転車をデポするので問題なし!後から来た車はそのまま下の駐車場に流れていってた。ロードの自転車をデポした後、市ノ瀬ビジターセンターにもどる。次から次へと対向車上がってくるが、自分達がこの時間で下りてくるので不思議な顔をして擦れ違ってく…。市ノ瀬ビジターセンターにもどり、広く空いている駐車場に車を停め身支度の準備に取り掛かる。身支度中も次から次へ別当出合に上がって通り過ぎてく車がひっきりなしぃ〜!おそらく本日の白山御前峰や室堂も登山客で賑やかになることでしょうネ〜♪
 ビジターセンター周辺の桐の花が見事!雲1つ無いピーカン♪気分良く身支度も終え、市ノ瀬を出発〜☆猿壁堰堤の登山口を目指して林道を進む。林道を出発すると足が止まる…大好きな山菜の1つ、水ブキ(ウワバミソウ)が所々にある♪自分が毎年水ブキを採りに行く場所に比べりゃ〜豊富でないものの、太いモノも多い!先を進んだ水飲場ポイント近辺までの道脇にあるから、ここを下山に使えば大量に収穫が出来そうだよん♪ただ…白山の自然保護区域に指定されてるから採取はどうかな?下調べでは猿壁まで林道歩きだと思ってたけど、橋を渡り左手に林道をショートカット?するような登山道が造られてあった。ほぼ平坦。2回ほど林道を横断すれば猿壁堰堤の広場(登山口)に着く。2人の中年男性が早よから休憩中…?挨拶後そのまま登山道に入って先を進む。先ほどまでの道中とはガラリと違い、暑さも凌げる冷ややかな原生林♪青葉の新緑も美しい!沢の水量も豊富♪出発してから約1時間、休憩にはもってこいのポイント水飲場でひと息入れ、先を進む。これまでもなかなか尾根に出られず景色が利かない。尾根にようやくとり着くが周囲は高い木々で塞がれている。白山展望台に到着…確かに正面には白山だけを眺望できるポイントだが、展望台と名付けるには相応しくないチンケな場所。またこの地点は市ノ瀬から別山までの丁度中間ポイントでもあるようです。尾根をさらに進めば、とたんに高い木々が無くなり視界が広くなる♪福井県内や県境の山々が一望できる!が…木々がないため直射日光が射して暑い!また朝の9時をまわった頃からとたんに空腹感に襲われ足に力が入らずシャリバテ状態…水をガブガブ飲んで誤魔化し、先を進んでいる山川君の後を追う。所々に見えていた残雪も高度が増すと登山道が消えて雪上を歩くことになる。樹林帯を何度も越えるがなかなかチブリ尾根避難小屋が見えてこない…もしかして、とっくのとうに越えてしまったのだろうかと不安がよぎる。腹はもうぺこぺこ…我慢の限界に近づくとやっと小屋が見えましたぁ〜♪予定よりかなり遅れ3時間オーバー…。ほんとここまでの距離が長かったぁー!正確な距離は調べないと分かりませんが、たぶん、別当出合から砂防新道を使えば室堂をすでに越してる距離でしょうねぇ!小屋の中には前泊した女性客が大勢。話を聞くと男性達は別山へ朝に登っていったらしい。小屋の周辺には前日の雨に登り宿泊された方達の洗濯物があちこちに干され散乱していた。天気もイイので白山が展望できる場所に陣取り、ザックから缶ビールや食料取り出しやっと朝ご飯〜♪朝から缶ビール飲んで白山絶景を楽しむのは贅沢な気分!たまんないねぇ〜☆さっき通った白山展望台のポイントなんてお粗末!ここは別山も御前峰も福井の山も見渡せる最高の展望台だヨン♪とろろ蕎麦の残った汁にオニギリを入れて混ぜればとろろご飯〜!山芋パワーも付くし2度美味しさを楽しめるからお気に入りの食事メニュー♪単独の中年男性が登ってきてお隣で休憩。「別山まで頑張りましょう」と休憩も手短かにして先を進んでいった。自分達も朝食を終えた後、彼を追うように出発!池がある鞍部まで下り、ここからは辛い登りが始まる。開始は程良い傾斜で快適だが、手前のガレ岩肌三角山の直下からの登りからきつい傾斜が始まる。上から団体さんが下りてきた。小屋に宿泊していた男性達!三角山を右にまいてからは更に急斜面!壁だぉ…。トレースはあるのでそのまま急路を登る!が…途中でトレースが消えていた。久々のルートファインディング!ってか、先を行ってる単独の男性はどこだぁ?辺りを見渡すと、先ほど迂回した三角山のピークに座ってて景色を楽しんでいた…(結局、この彼は別山まで登って来なかった)。あの団体さんが下りてきたぐらいなのだから、ボコボコ穴があっても不思議でないのに見当たら無い…。別のルートを歩いたのだろうか?それともあの団体はここで引き返したのだろうか?昨日の雨の影響でクラストした硬い雪質ではキックステップしても5cmほどの足場しかできない。アイゼンを付けて雪壁を直登しようか、それともいったん下ってトレースを見つけようか悩む…。何だかんだ2人でコレから先の進み方を検討していると、後ろから若い単独者が勢いよく上がってきた。驚くパワー!自分達を追い抜き、トレースが無いので右や左へと迷ってたけど、そのままこの急斜面を直登し正面の藪の中に進み消えていった…。
 自分達もこのまま直登!彼の後を追うが若い彼のペースに付いていくのは無理〜♪何度も何度も立ち止まり、息を整えてから足場を作って1歩1歩の繰り返し…。1つ間違えれば下まで滑り落ちそう…根性あるのみ!上部まで辿り着くと目の前の藪の中に露出したシーズン道をやっと黙認〜♪気合い入れて登り進みシーズン道に乗る。ホッとひと安心〜♪山川君が少し遅れてるようなので休憩がてら待ってようかなとも考えたがGPSでは御舎利山まで間近の地点みたいなので道を進む。雪もなくジグザグに何度も折れて登るシーズン道。やっと御舎利山に到着!気が付けば、避難小屋から2時間も掛かってしまった…。ここから別山までは10分程度なので美濃禅定道との分岐地点までいったん下り別山に登り進む。予定時間より遙かにオーバーでしたが別山の頂上に到着です☆約半年ぶりの別山の頂上に立てて満足☆先ほどより雲が増えてきたが、青空と無風で気持ちがいい360度の絶景パノラマ♪別山ってのは、どの方面からのルートを登っても距離があり過酷ですが、御前峰よりも満足できる達成感がある☆少し遅れて山川君も到着〜おつかれぃ♪ストーブに火をつけ、温かい食事での宴を開始〜☆やっぱり別山の上から見る白山御前峰の山容がスケールがあって美しいかなぁ〜♪後から小松市からの老夫婦も到着し、山頂で会話も弾み宴をご一緒に楽ませていただく♪
 さて、どうしよう…。もうとっくにお昼を過ぎ、2時近く!予定ではココから南龍に向かうつもりだったが、この時間ではヤバイ…このままピストンしようか、予定通り日没を覚悟で南龍方面に向かうか…どうしようかな?ベテランの老夫婦にもこのプランを説明すると猛反対された…!確かにココに辿り着くまでに大屏風への道をよく観たが、御舎利山からの県境稜線には、最近歩いたようなトレースなど全く無かった。残雪も多い。かつて県境尾根を歩いたことあるが、なんせ19年も前のことなので記憶にほとんど残っていない…。アイゼンはある、GPSはある、地図もある。小心者の自分はリトレースが希望だったが、山川君はすでに行く気が満々〜!よし行くぞぉ〜♪宴も撤収しバッキング。御舎利山分岐まで戻りアイゼンを装着!南龍に向かって県境尾根をいざ出発!ガツガツとアイゼンを利かして稜線の雪渓を下り進む。振り返ると御舎利山のテッペンで先ほど宴をご一緒した老夫婦が手を振って見送ってくれていた!最初は石川県側がガレ場なので岐阜県寄りに県境尾根の雪原を進む。すると次は岐阜県側がガレ場なので石川県に寄って先を進む。ガレ場の残雪は今にも崩れ落ちそう。シーズンの道が見えれば乗っかって安心感に触れる♪これ以降も険しくシーズン道を間違えて引き返したり何度も…!慎重に県境尾根のアップダウンをクリアし、安全を確保し広い雪原で休憩。GPSでは油坂の頭の手前の鞍部地点。油坂の急壁に備えてアイゼンの紐を締め直す。油坂の頭でやっと南龍ヶ馬場が眼下に見えたぁ♪天候も下り坂で、御前峰は雲がかかって見えなくなってしまい残念…。ここから行く手は谷…上から見ると正に崖のよう!間違いかとGPSや地図も確認するがここが油坂に間違いなし!このまま右手の安全そうな県境緩斜面尾根を進み利用しようかなとも検討したが、いの1番で自分が尻セードで谷底まで滑る。滑るってよりかスピードに制限が利かず滑落です!もちろん安全は確保したまま!あっという間に赤谷の谷底に滑り着くと、南龍まではまた急斜面の登り返し…。県境のアップダウンよりもココが1番辛い登りだったかも…。南龍山荘に到着し、やっと見慣れた環境に辿り着き落ちつくぅ〜♪予定以上に早く到着ができ、安心感からかどっと疲れが出てくる。ここから室堂や御前峰に登る気力体力はさすがに全くない。休憩中には残っている缶ビールを全て飲み干す♪エコーラインの尾根雪渓では気持ちよさそうに山スキーを楽しんでる姿が見える!時刻は夕刻の16時が過ぎ、自分達も下りにかかろうと思ったら、トンビ岩から単独のスキーヤーが南龍に下りてきて冬季避難小屋に入っていった。宿泊するのかな?甚ノ助に向かって雪原を横断。かなり天候が崩れてきた。
 南龍分岐から、また尻セードで下る。甚ノ助避難小屋もほぼ完全に出ている。小屋を過ぎると藪もかなり出てきている。枝を払い除け下り進んでいくと、シーズン道もポツポツと顔を出している。別当覗から下はもう雪を見ることはなかった。中飯場で休憩した後に別当出合に向かうが足はもうガタガタで自分の足じゃないみたい…。日没までにはまだ時間の余裕もあるので足をかばってゆっくり歩く。別当出合に着き、水道が使えるのでガブガブ水を飲み、頭から浴びたりすると生き返った気分になる。別当出合を少し下りると、本日登った御舎利山その奥に別山が見える。夕陽で赤く染まってホント美しかったぁ〜♪デポした自転車を取りにいって白山公園線の林道を滑走する。無事に市ノ瀬ビジターセンターの駐車場に到着!しばらくアスファルトに上で横になってました。自転車をバラして車に詰め込み、今回は久々に水芭蕉の湯で汗を流してリフレッシュ♪また日焼けが痛くて長くは浸かれなかった…。長かった1日の山行お疲れ様〜!もし今度同じ周遊コースを歩くとしたら、もっと体力を付けてから室堂・御前峰も狙ってみたいですね〜♪もっと欲を言えば釈迦岳から降りくるなんて憧れるけど、今の自分のキャパで日帰りでは無理だろなぁ〜☆
2008/05/04 石川県白山市:白山国立公園:御前峰(残雪山)
byまっさん
御前峰
2702.2m
満足度
 先月の25日に市ノ瀬までの白山公園線が冬季閉鎖解除し、開通の知らせを聞いていて、昨年同様に雪の白山を計画☆今年は嬉しいことに晴れマークが続き並び揃うGWですぅ〜☆最近ご無沙汰の天谷隊長は早々に先月29日にGETしたようです♪遅れて、自分達は昨年と同じ「みどりの日」をチョイスです!昨年苦痛だった別当出合までの林道歩きを少しでも快適にと、前日に自転車(ロード)を久々に整備〜♪白山テッペンから山スキーに憧れてましたが…、、今の自分の体力も考え山スキーは欲張らず諦め!大好きなお酒を多めにザックへ詰め込み準備万端です☆
 >>前回の白山御前峰→
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
5月4日(日)天候: メンバー:山川・増田
 【※市ノ瀬ビジターセンターから室堂まで】
 市ノ瀬ビジターセンター(3:24)→別当出合(4:27)=(4:56)→中飯場(5:41)→
甚ノ助避難小屋(6:59)=(7:46)→エコー尾根JP(8:31)→室堂(9:15)
 登り時間:5時間51分 (別当出合で大休憩1回、甚ノ助で食事休憩を含む)
 【※室堂から御前峰頂上まで】※正面左より雪渓を直登
 室堂(10:41)→御前峰頂上(11:23)
 登り時間:42分
 感想&活動報告♪
 早朝2時に集合出発〜☆前日、準備や何だかんだで、まだ1時間ぐらいしか寝てない…。でも白山だと思うと寝不足でも気合いの入り方が違うんだよねぇ〜♪馴染みのコンビニで食材を購入して市ノ瀬ビジターセンターに着く。ここから先の車止め閉鎖ゲートまで進み、駐車混み合ってるスペースに自分達も駐車。暗闇の中、ヘッドランプを灯しながらバラした自転車を組み立てる。暗闇に目も慣れてくると、満天の星空〜☆本日快晴の予感だよん!身支度中にも2〜3台がやってくる賑わい。ゲートを越えて別当出合までの林道を走り漕ぎ出す。…が、橋を越え進んだ坂道からもうエンスト…!ギア比を最小値まで下げても厳しい…。MTBならこの坂も漕げ進めるのだろうか?平坦地を覚って自転車を乗ったり下りたり…体力使うなぁ〜結局ほとんど自転車を引きずって歩いてくことに。別当出合の手前からはある程度緩んで自転車漕ぎも楽になったが、もう既に足パンパン状態…。遅れてきた山川君もフラフラ!でも帰りが楽を考えたらしゃ〜ない♪別当出合に着き休憩…足が棒のよう!薄暗い中、息を整えてから吊り橋を渡り進む。残雪も所々に見え始めるが、中飯場まではほぼシーズン道を歩く。ここまで途中に1基、中飯場では3基、さらに進んだ上の工事用道路のトンネル下でもテント泊がいた。中飯場からは雪上を歩くのだが、昨年に比べてゆるい…。天気がイイ日が続いたからだろうかグサグサな雪質。メタボ化した重いウエイトの自分では、トレースを踏んでもガボリまくる…。山川君も下で格闘しているよう…。もしかしたら、自分達の足跡が1番安定したナイスなトレースに仕上がってるのかもね♪颯爽と男女のペアに抜かれる。中飯場でテント泊してた方だ!そりゃ〜体力温存してるでしょうね♪負けじと追うがバテる…。眩しい太陽の光りが射し出す。がむしゃらに登ってきたが、振り返ると絶景!さらにお隣の別山が青空にクッキリ♪空腹もありフラフラ状態でしたが、やっと甚ノ助避難小屋に到着〜!ココまで着くのにかなり長く感じた。三角に顔を出した甚ノ助の屋根の上で朝食タイムの大休憩ですぅ♪ここから先のルートは昨年と同じ、エコー尾根までのショートカット。急路に備えて食事と缶ビールでパワーアップ!久々に使うアイゼンを装着する♪南龍分岐地点まで一直線に登る急路!だが、南龍方面に斜行するトレースがあったので利用する。南龍水平道に着くとここからが1番の急路…エコー尾根までのショートカット直登。きつい!やっぱきつい…!何度も足が止まる…。もうここまでで5時間近くの歩き…体力がない。こんな急路をスキー板で登る方もいると思うと、今回山スキースタイルをチョイスしなくてよかったとしみじみ思う。1歩1歩、何度も何度も足が止まる。
 本日1番つらかった…。やっとエコーラインの尾根に乗るとやっと御前峰と弥陀ヶ原の雪原がお目見え!うぉ〜ん素晴らしい絶景だぁ☆ここまでくればいざ室堂までぃ!
 尾根上は強い風が吹く!気温が高いのか生温い突風。帽子やストックが流されそうな激風!今までよりも更にゆるい雪質で進み歩きにくい…。広大な弥陀ヶ原の大雪原を横断!ナイスな青空の中、ホント爽快で気持ちがイイ☆五葉坂には向かわず、室堂まで一直線〜!室堂にやっと到着♪アイゼンを履いてるから白山荘からまわって神社前に出る。何度も登って見ているが、新鮮でなんとも言えない御前峰の絶景〜!風もすっかりおさまり無風でポッカポカの室堂平♪冷たい雪がまた気持ちがいい♪フラフラ状態になった山川君も到着!白山荘は係員が清掃中なので室堂平で温かい宴の開始です♪何度来てもイイ所だなぁ〜♪やっぱ白山はいいよね!ビールが進む進む☆たくさんあった缶ビールも残り2本…。これは山頂で飲もうととっておく。腹も満たされればあとは山頂への出陣です!ザックのデポも考えたけど、やっぱし担いで登ることにする。昨年よりは露出した御前峰…石段のシーズン道がかなり顔を出してるようで、多くの方は左側の雪渓を登りに利用している。どっちから登ろうか迷ったが、下山してきた方の話を聞き参考にして、歩いたことがない雪渓ルートが面白そうなのでチョイス♪白山神社を左にまいてからは、ほぼ山頂の標柱に向かっての直登です!最初はもくもくと進めるのだが、傾斜が急になってくると登りづらい…。前を進んでいる方も休み休み登っているが、自分もペースが上がらず追い抜けない…。山頂は目の前、間近だのに遠く感じる。ここで考えたのが…世界のナベアツの3の倍数歩行ですぅ。いっさい上を見ずに足元のトレースを歩き数えながら、1、2、しゃぁーん、と進む♪つらいこと我慢して登るが、ナゼだかリズミカルになりペースも多少上がる!高天ヶ原の標柱方面は歩きやすそうな石段も見えるが、積雪の時しか歩けないだろう雪渓をそのまま直登する。やっと山頂到着〜☆360度の絶景〜♪今回は、真っ白なアルプスも乗鞍や御岳もスッキリと見渡せる!微風はあるけど眩しい青空でポカポカ♪片手に缶ビールを飲みながらテッペンを散策♪遅れて山川君も到着です♪かなりお疲れだったようで、何枚か写真撮ったら大の字で寝込んでしまいましたョ♪時間の余裕があるので山頂ではのんびり♪しばらくすると…見たことがあるご夫婦が登って来られる!つい先日にも越前甲でお会いしたささららさんですよ♪山行では偶然に何度もお会いしてる方でまた嬉しい再会ですぅ!またお互いに写真撮りあい、さらに今回は山頂で記念撮影にもご一緒に入ってくれましたぁ♪山頂には1時間以上もステイ♪しだいに別山の方にガスが掛かり始め、とたんにこっちの頂上もガスが出始めてくる…。ザックをまとめてリトレースの下山を始める。雪質もだいぶんゆるんでるのでアイゼンをザックのカラビナにしまう。もちろん登ってきた雪渓を尻セードで楽しむ♪スピードも抜群!距離も長く滑れて爽快な気分ですぅ♪室堂の中に入るが真っ暗…今月から営業開始したようだが食堂など本格的にはまだ始まっていない様子。山川君が小腹が空いたとのことで、別山展望台でプチ宴をすることにぃ♪ここで、ささららさん達が「また会いましょう」とひと足先に下りていくので見送る。10本も用意してきた缶ビールは既に底をついてしまったので、室堂までもどって高額な缶ビールを2本購入して雪景色を眺めながらまた堪能〜♪今回はちょっと飲み過ぎ…かな。
 容姿が美しい別山を正面にして快適なエコーライン尾根を歩く。この時間でも何人もと壺足やスキーやボードなどの登山者と擦れ違う。今日は白山に何人登ってたのでしょうかねぇ〜!別山の頂上辺りにもたぶん何人かいる姿が見えた♪甚ノ助ヒュッテまでまた尻セードでイッキに下る!登りでは大変だったけど下りは思いっきり滑って遊べるからホント楽しいねぇ〜♪楽しかった尻セードも雪が残っている中飯場まで…。別当出合まではシーズン道をそのまま下る。ここでもスキー板担いで登ってくる方もいた!別当出合からは、待ちに待って多自転車〜♪デポしておいた自転車をにまたがって漕ぎ出す!漕ぎ出すというかまたがっただけで加速する♪楽チン〜爽快〜☆ペダルなんて1回も漕がなくていい。ただハンドル握ってブレーキのアシストだけ!林道、朝の登り歩きで1時間以上も掛かったけど、自転車で下ればわずか10分も掛からずで閉鎖ゲートに到着です♪林道を歩いている方も何十人も追い抜いちゃった♪自転車をバラし車に詰め込む。当初は下山の後は天望の湯に行こうかと思ってましたが、まだまだ時間はあるしGWなので白峰から国道157号線北上する。トンネルを何度も越え道の駅瀬女で近辺の温泉情報を伺うと、ここから一里野温泉方面に向かった「温泉センター天領」がお奨めのようなので初体験〜♪まぁまぁの雰囲気かな!内風呂やサウナや洗い場は狭いものの、露天風呂だけは立派な巨石庭園風〜♪まぁ値段の割には大したこと無いかも…。鏡を見たら自分の顔や腕は日焼けで真っ赤っか…。湯舟に浸かってもヒリヒリ痛さで満足には入れない…涙。でもまぁ本日朝も早く長〜い1日の山行だったけど、青空の下で白山を十分に満喫できたしまた♪来年こそは白山のテッペンからスキーをしたい!その前に体力も付け、ジムトレでメタボ化した体型を改善してパワーアップせねばっ!来年度に向けての目標です!や〜っぱ白山はホントいいねぇ〜!やっぱ白山大好きぃー☆
2008/04/27 福井県大野市:荒島岳(残雪山) byまっさん
小荒島岳
荒島岳
1186m
1523.5m
地図
満足度
 県内唯一の日本百名山に選ばれた荒島岳〜☆深田久弥が百名山を選定する際に、能郷白山と荒島岳で悩み競ったコトは有名です…とかく深田氏がお母さんの生まれ故郷だからこの荒島岳を選び入れたと文句を言う方々もおります。ですが、かつて山頂にあった反射板や元無線中継所のコンクリート建物も撤去された現在、自分としては登りごたえのある美しく立派で福井県を代表する山だと思っています!今回はその百名山の深田久弥が歩いた中出コースを往復しましたぁ♪ >>前回の荒島岳
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
4月27日(日)天候: メンバー:増田
【中出コース】
 中出林道駐車場(7:43)→中出登山口(7:53)→最終林道出合(8:10)→展望台2(8:26)→
→向坂看板(8:43)→小荒島岳(9:07)=(9:23)→しゃくなげ平(9:45)=(9:56)→
→荒島岳頂上(10:46)
登り時間:3時間3分 (小荒島岳と石楠花平で大休憩、小休憩は数回…)
 感想&活動報告♪
 早朝、気圧配置をみても低気圧が北上に停滞し微妙☆予報では後半に回復…雨の心配は無さそうだが山行としてはイマイチの天気。いつもならアスリート倶楽部の日曜テニスに行けるのだが、本日活動はない!久々の単独行で〜準備開始!
 行き先を悩んだが、とりあえず残雪もまだあるだろう奥越方面に車を走らす。運転中に荒島岳と経ヶ岳の2つに絞る…大野市内に入っても厚い雲で周囲の山が見えないが、とたんにうっすらと荒島岳の山容が見えた!よし荒島岳に決定だにぃ〜♪確か2日ほど前、荒島愛山会の方々が山開きの前に勝原コースの登山道整備を行ったとTVのニュースで放送してました。人混みも予想するので中出(なかんで)コースへと向かう♪
 ガイドに載っている林道分岐地点のすいごう広場駐車スペースの所に1台、さらに少し進んだ狭いスペースにワゴンが1台。余地もあるのでワゴンの隣に車を停めて身支度をする♪過去の山行経験を振り返ると…高校山岳部時代に無許可登山で勝原から登って、下山にこの中出コースを下った…。ここを登りに使うのは今回が初めてです!周囲を散策するとコシアブラやタラの芽が食べ頃で収穫時期〜☆これは帰り道中でのお楽しみが増えたと袋をザックに詰めこみ、登山口までの林道を進み出す。準備運動に快適な林道を歩き、右や左と山菜を調査しながら進めば登山口も見えてきたぁ♪
 今年初めてのシーズン道の歩きです♪それまでは雪山に取り付く硬い林道や雪上のトレースばっかりだったからナゼか新鮮な感じぃ!さらに夏や秋のように藪や雑木も茂ってなく、涼しげな隙間が気持ちがいい♪ほどよい傾斜を進み、4回ほど林道出合や終点を通過したらイッキに900m付近まで高度を稼ぐ登り!途中2箇所"○○展望台"と唱った看板があるけどどこが展望台なのか景色もさっぱりで分からない…。散策したかったけど無視して通過〜♪いったん傾斜が落ち着くと、最初のポイント小荒島岳まではブナの疎林が美しい快適な登り!向坂の看板辺りでは大量にタラの木やコシアブラの木が密集してるが、この地点の高度では収穫にはまだまだ早すぎる蕾の状態…2週間後ぐらいが収穫時期かな♪。ここを過ぎるとお花畑?群落?1面をピンクに彩っているのはイワウチワかと思いきや葉の形が円形のトクワカソウのようです☆隙間に白いバイカオウレンも小さく顔を出しててナイス!静かなブナのトンネルとお花畑に心癒されながら小荒島岳を目指す。左が谷の道を行くと小荒島岳の登り口分岐、登ればすぐに小荒島岳の山頂に到着です。本日初めて見る荒島岳の山容が目の前にドン!山頂はまだスッポリとガスが掛かっている…。荒島岳以外は何も周囲が見えない山頂。大休憩!
 天候の回復は見えない…どうしようかなぁ?進むか戻るか、天使と悪魔が頭の中でバトルの最中〜、若い単独の方が登ってきた。後から来たのかなと思ったら大間違い…あのすいごう広場に駐車してた方で、朝6時から登って荒島岳山頂からもう降りてきたとのこと!自分は1時間半以上掛かって小荒島岳の地点だのに、何と彼は2時間で荒島岳の頂上に着いてもう戻ってきたとさぁ…!信じられない早さに自信喪失です。どうしようか迷っていたけど即決!進むのみぃ♪体力不足ぎみなので悪天の条件でもトレーニングだーい!小荒島岳からは残雪の雪原地帯になり雪上を歩くことにもなる。倒木や藪もさらに多く進み難いとこも何度か…。勝原コースと合流のしゃくなげ平に到着!うっすらと雪が残ってる広場、静かで誰もいない…。向かう先の荒島岳方面は更に濃いガスに覆われて全く見えない!また頭の中で、天使と悪魔が再バトル!休憩がてら天候の様子をうかがってると勝原コースから単独の2名が上がってきた。聞くと「観光バスが何台もあったようで団体の銀座を抜けるのに苦労した」…って。団体が来る前に行かなきゃと、お先に出発!モチガ壁の急路もスッカリ雪も解け、ほぼシーズン道が出ていた。深いガスの中、自分の近辺しか見えない。急路がつらい…。シーズン道も雪解けでゆるんで泥だらけ…所々で残雪の上も歩くが、皆が歩いた跡の泥でまっ茶っ茶!下りてくる単独行の4〜5人の方と擦れ違いましたが皆さん声を揃えたように「今日はダメだねぇ〜」。さらに濃いガス、強い風も出てきた。やっと山頂に到着♪誰もいないかなと思ったけど山頂には単独2人の方とツェルトで風を凌いでるご夫婦がいた。寒いけどとりあえず缶ビール♪朝から何も食ってないのでカレーパンをがっつく♪天気さえ良ければ山頂でゆっくりしたいけど、今日はまだしばらく回復がダメそう…。何枚か写真だけ撮って下山。下りでは話を聞いていた長い列の団体さんが登ってきた。約20人、その後30人ほど…また後から20人ぐらいの賑やかな団体御一行様。もちろん単独の方何人も、また元気な子供2人連れのご家族達など続々と多くの方々が登ってきましたね♪
 しゃくなげ平も越え小荒島岳に向かうとまた静かな山歩きにぃ♪小荒島岳を独占〜!陽も射してきてポカポカと暖かい、ウグイスが歌声響く山頂は気持ちがいい♪福井のウグイスは「ほーほうけの」とチョいっとナマっている…なんつってぇ〜♪周囲の山々はガスって見えないけど荒島岳を眺めながら宴の準備!たぶんこっち方面を下りてくる人はほとんどいないだろうと、ザックの中身を全部広げて1人宴を楽しむ♪
 いったん青空になった時に経ヶ岳は確認でき、微かですが白山の山容も〜☆単独の方が1人登ってきた。荒島岳の山頂でお会いした方。勝原にそのまま下りずに昼食がてら立ち寄ったとのこと♪お互い宴を楽しみ色々な会話の最中、この後にも男性4人が来られた。驚き!荒島岳を下りる最中に擦れ違ったのは覚えてますが、よく拝見するとあのTVのニュースで登山道整備をされてた荒島愛山会の方々でしたぁ〜♪チェンソーや鉈やノコギリやの装備!本日は下山しながら中出コースの登山道整備とのこと♪せっかくなんでご一緒に記念撮影〜☆楽しい方々にお会いし賑やかな小荒島岳!
 単独の方も昼食を済ませしゃくなげ平に引き返した。その後、愛山会の方々も下りていく。しばらくすると時々チェンソーの豪音が下から鳴り響く。ホントご苦労様です!
 ガスが出始めるとやっぱ肌寒い…。小荒島岳を満喫してバッキング、自分も下山の開始に。登りの時にあった倒木などもキレイに撤去されてましたぁ♪林道最終点からはタラの芽やコシアブラを採取しながら下りる。あっちへこっちへと道を外れて杉林に入ったり藪に入ったりと大忙し〜ぃ♪毎年山菜を採りに行く別の場所よりは、豊富な量でないが袋いっぱいと収穫ができお土産ができましたぁ!春の山菜、この独特の苦味には、冬の間ずっと沈静化してた細胞が目覚さす作用があり新陳代謝を活発にするそうですぅ♪なのでダイエットにはもちろん疲労回復やお肌にもいいとのことですぅ〜♪このメタボ体型も少しは改善できるかなぁ〜♪んん〜…さらに酒が進んじゃうもんネェ〜☆
2008/04/20 岐阜県郡上市白鳥町石徹白:野伏ヶ岳
(残雪山スキー)
byまっさん
野伏ヶ岳
1674.3m
満足度
 約2年前に山スキーでリタイヤした野伏ヶ岳!それからも再アタックを幾度も計画してきましたが、やはり遠方なのでなかなか予定付かず…。前回の山行、越前甲では圧雪された斜面で山スキーが満足に楽しめたので、次にはと無性に野伏ヶ岳の再アタックに行きたくなってしまった♪今年の積雪量も幾分少なかった様ですが、この山スキーのメッカ地でもある石徹白地区では、例年でもGWあたりまで山スキーが楽しめるらしいのでまだ間に合うかもしれない…だろうかな?☆  >>前回の野伏ヶ岳
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
4月20日(日)天候: メンバー:山川 野村 増田
 石徹白川沿い駐車場(7:27)→和田山牧場跡(8:44)=(9:06)→林道急登直下(9:36)→
→南東ダイレクト稜線尾根(10:11)=(10:38)→大きなブナ樹(11:36)→J.P.(12:25)→
→野伏ヶ岳頂上(12:46)
登り時間:5時間19分 (大休憩3回、小休憩は多々…)
 感想&活動報告♪
 まだ薄明るい朝5時に集合し、県境の旧和泉村を目指していざ出発!ひたすらと国道158号線を走り、奥越地区に入ると明るくなってきたが、予報通りのドンヨリした重たい曇り空が広がり周囲の山々は雲に隠れ見えない。旧和泉村から石徹白に抜ける道は4月30日まで通行止めなので、油坂峠へと遠回り。九頭竜ダムからは真っ白なガスが周囲立ちこもる…。回復傾向の予報を信じて岐阜県境の長いトンネルを抜けると、今までの世界がウソのようにスッキリとした青空で日差しが眩しい!岐阜県は終日くもりの予報だったのに雲1つ無いピーカンになっていた♪ラッキー!車中それまでは「あんたのせいで悪天だょ!」と言っていたのに「私のお陰でピーカンになったねぇ〜♪」だって…。白鳥町の桜も今が満開でしょうか♪青空に映える桜に気分も良く、白鳥町から158号線を北上!石徹白の看板を左折し桧峠を通過♪しかし桧峠を越えたとたん福井県側からガスが張り出してきて青空も見えなくなり、またガスで視界も悪くなってくる。
 モヤッとしたガスの中、白山中居神社を通過し石徹白川に架かる橋を越えたところに5〜6台の車が先に駐車してあった。ここから先の林道も進めそうなのだが、駐車場スペースがあるのか残雪があるのか状況が分からないので、自分達もお隣に車を停め身支度を始める。この準備の中、後続者達も続々と出発していく。2人は壺足での準備ですが、自分は今回も山スキースタイル♪シールを貼った板をザック脇に括りつけて、みんなの準備ができたとこで林道を歩き出す。しばらく林道を進み、堰堤がある橋の手前にも駐車できるような広場があった…。林道をさらにグンと進み登った所にもマイクロバス1台を含む3台の車が小さなスペースに駐車してた…。皆さんよく知ってるね〜!ここから先の林道には所々に残雪がちらほら見える程度…。さらに進んだ先には纏まった残雪地帯もあるが途切れ途切れ。ショートカットなんてできる地点もなく、この1時間以上も掛かる長く長〜い林道をそのまま板担いでひたすらもくもくと進むのみ…。ギブスのような兼用ブーツでの林道歩きはしんどい…。硬い靴底なので足裏の痛みこらえて歩くのみ。長すぎる林道歩きもようやく最初のポイント和田山牧場跡に到着!普段の山歩きでならよっぽどでない限り休憩なんて要らないのだが、さすがにこの兼用ブーツで硬く長い林道歩きにはマイッタ…休憩しましょ♪先ほどのガスもスッカリ晴れて青空!目の前には今から登る野伏ヶ岳の山容がズバーン♪石徹白地区を囲む山並みがザッと見渡せる景色は最高でお気に入り〜!ただ、残雪が少なかったのが寂しい…。
 広い和田山牧場跡地…。なぜだか北海道の風景を感じてしまうのは自分だけでしょうかね?やはり積雪が少なかった今年のこの時期では斜面に黒いところが目立つ…。藪も多そうだし、J.P.辺りでは笹藪が出て茂っている…。スキーで滑走しようと思う中央ルンゼには、残雪があるもののクレパスも見えるし雪崩れた跡も見える…。んん〜ん、こりゃぁ山スキーのスタイルを選んだのは失敗だったかもなぁ〜。休憩後、フリートレック板を履き、南東ダイレクト尾根の取り付きポイントまで林道に沿って向かい歩く。近いように見えてまたこれがホント遠い!牧場跡地では所々に池も顔を出し始めていた。
 トレースは、ほぼ直線上にダイレクト尾根直下にぶつかった地点から直登になっていた…。下調べでは左側の池をまいてから、遠回りしてダイレクト尾根稜線に乗るハズなのに、誰が作ったか知れないが急壁を直登している…。自分達もトレースに乗るが、シール歩行で試すが、シール利かず滑って全く登れない!無理!止めた!ザックに再び取り付けて2人の後を追うが、ガボってガボって思うように進め登れない。藪も身体に絡み纏わり付いてくるし、あの林道歩きの疲労感も重なってもう泣きたい気持ち…。ガボってもズリ滑っても1歩1歩が我慢の歩きです。ふと辺りを見ると、この斜面の所々にスキー板や兼用ブーツがデポしてある!この雪質とこの藪の環境では上からの滑走を諦めたのでしょうかね?上で2人が待っていてくれる♪ペースを上げたいけどシャリバテぎみで足に力が入らない…笹藪を抜けてやっと尾根に取り付いた!まだまだこの先も長いけど倒れこむように休憩〜♪もう我慢できずザックから非常食と缶ビールを取り出してお腹を満たす。この地点でもまたスキー板とブーツのデポも目立っていた。リタイヤしたのだろうと思う女性が1人いた。足腰もガクガク、座っていると足の血がドクドクと流れるのが自分でも分かる。結局この地点で休憩は30分以上も使ってしまった…。
 重いスキー板のデポも考えたけど、この先も担いで登ることにする。ガボりを無くすためにワカンを装着して歩くが、コレが裏目に…雪下の隠れた藪に引っ掛かり2〜3回転んでしまう。すぐワカンを外し、また壺足でガボリながら我慢して前を進む。5歩進んで休み、10歩進んで止まる…先を進んでいる2人の姿はあっという間に消えてしまう。つらい!大きなブナを越えてしばらくいくと、この尾根で1番の急斜面がJ.P.まで続く…。この辺りから続々と下山者とすれ違う。トレースを譲って待っていてくれてる方もいたけど、登りがしんどいし申し訳ないので先に下りてもらう…。10人以上の団体もあったし単独の方もたくさん、ホント登山客が多くいたもんだ。「この先の笹藪は大変ですョ!」って…。詳しく聞くと、J.P.地帯直下の約50mの区間は雪が完全に融けてて背丈以上の笹藪が出ているみたいで、抜け出すのには15分ぐらい掛かるとのこと…。中央ルンゼの最上部までの登りに差し掛かると、壁のような笹藪が見えてきた。確かに笹の中から登山客が飛び出すように下りてくる。この地点でスキー板をデポし、少し身軽になって笹藪の中に…と、入ろうとするがツルツル滑る笹は足場が確保できない!しっかり笹を手に握り持っていないと、下の崖のような中央ルンゼに滑落しそう…。そういえば、擦れ違った下山者の中に準備のいいアイゼン着用の方も何人もいた…10本爪以上のアイゼンがあれば、笹藪をもっと楽にクリアできたんでしょうね…反省です。体中に笹が刺さるし、ストックは笹に絡みつくし…笹藪に行く手を阻まれるが何のその!強引に突破〜!やっとJ.P.の雪原に飛び出せた♪そこには、今までの景色とは大違いで、青空と真っ白な雪山の世界が待っていた♪下では見えなかった白山御前ヶ峰も見えた、白山国立公園の全体が一望〜の絶景を拝められたぁ!身体の力がドッと抜け倒れこむ。ここまで悪条件の中、もうすでに5時間が経つ…。2人はまだまだ体力あるようで元気だ♪野伏ヶ岳の頂上まではもう目と鼻の先で200m強ぐらい。息を整えてから山頂へと向かう。
 すでに体力は完全に使い切った…。今回は景色がどうだのいうより、またリタイヤしたくない気持ちだけの方が勝ってる。つらくても、いつもはなんとなく何処かに余裕も少しあるのだが、こんなにつかったのは久々だったかも?山頂から聞こえる2人の励ましもあり、力を振り絞りきって遅れて最後に自分も山頂に到着♪山行を思い返せば、このメンバー3人全員が初登頂というのは初めてかも!山頂で飛び跳ねるようにみんなでハイタッチしながら喜ぶ♪この景色といい、ホントたまんない喜びです!他の登山客は去った後なので3人貸し切りの状態〜☆写真など撮りまくった後、宴のセッティング!風は多少あるけど、青空で気持ちがいいし展望が抜群なテッペンにスコップでテーブルを作って宴をやっちゃいましょう♪メタボのお腹ももう空腹で、暖かい食事を待ちわびてたように癒されてくぅ♪酒も美味い!時間にも余裕があるので約1時間半も楽しんだ☆
 宴の終盤には白山方面にガスが掛かり、そのガスがこちらまでやってきてホワイトアウトと突風!宴撤収しバッキングしリトレース下山を始める!しばらく下りると視界が利くようになり、山頂を振り返ると深いガスに覆われていた。山川君は得意の尻セードで山頂からの滑りを気持ちよく楽しんでいる♪J.P.の笹藪帯を抜け、デポしといたスキーを装着して中央ルンゼにドロップイン〜!っといいたいとろだが…。100mほど滑り降りたら、大きなクレバスが口を開けているのが見えリトレース尾根に戻って退避!驚いたことに山川君も尻セードで中央ルンゼを滑り下りてきたが同じように回避する!この下にもクレパスがあるようだし、デブリ地帯もあるだろう。壺足の野村さんもいるので、登ってきたダイレクト尾根と南斜面を滑ることのする。うるさい藪に引っ掛かれて腕や足は傷だらけ…。直登でダイレクト尾根を登ってきた地点まで戻ってきたが、楽に降りるポイントが見つからないので、しばらく尾根を降りてトラバースして林道に付く。緩斜の林道ではフリートレックが快適に滑らない…。ストックで漕いで漕いでも滑らない、足も肩や腕もパンパン…。結局、板を担いで腐った残雪の上をだらだらとリトレース。スキーとしては最悪のコンディションだった…。和田山牧場跡地で休憩したのち、少しでも林道を歩きたくないのでGPSの軌跡を確認しながら杉林をショートカット♪長い林道もひたすら歩きやっと駐車場に到着!下山後は久しぶりの「満天の湯」へ。さすがにゲレンデのスキーシーズンも終わったからお客さんが少なくてガラガラ…お陰でゆっくりと1日の疲れを癒すことができたぁ♪※サウナの中に偶然いた男性の方も、本日山行をしてきたというのでしばらく話すと驚き…!今日は銚子ヶ峰に登ったらしく、昨日は野伏ヶ岳を登ったようで…ダイレクト尾根に取り付くあの急路の話をしたら、何とこの男性があの直登のトレースを作った人だと分かった…泣。とても細身で気さくな方でしたが、身体は締まっているところは筋肉質で、理想的なクライマー体質♪メタボの自分、また反省です…。
 入浴後は19時半も過ぎてさすがに腹ぺこ!白鳥町の「いろり料理 さくら」に立ち寄り、「朴葉味噌定食」を注文、美味い!ご飯もお代わりして大満腹〜♪福井市内の到着はすでに夜の22時をまわっていました!長い1日でしたがお疲れさまでしたぁ〜☆
2008/04/06 勝山市:越前甲(残雪山スキー) byまっさん
越前甲
1319.6m
満足度
 すっかりと春らしいポカポカ陽気にもなってきましたぁ〜☆♪福井市内の桜もようやく今週に開花〜♪まだ3部咲きってぐらいでしょうか?今回もまた1ヶ月ぶりの山行になりましたが、約1年ぶりに越前甲へ☆夏の越前甲は虫が多くて嫌いなんだが、この残雪期の山行ではお気に入りの場所ですぅ♪今回初同行者となる中村さんは、このアスリート倶楽部のテニスのメンバーでもあり、テニス界では県大会C級クラスで優勝もした実力者♪登山の経験もかなりあるようですし、もちろん体力もあり心強い!しかし雪山は初めて体験するようで緊張してる様子です♪  >>前回の越前甲
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
4月6日(日)天候: メンバー:山川 中村 増田
 神社奥除雪終了地点(7:18)→登山口・祠(7:47)→林道出会(8:09)→
→大日峠西県境稜線コル(9:12)=(9:28)→1180m地点(10:20)→越前甲頂上(10:57)
登り時間:3時間39分 (県境コルで大休憩1回、小休憩は多々…)
 感想&活動報告♪
 朝、福井市内を6時に集合して勝山市あまごの宿に向かう。前日に大野市内から眺めた越前甲はまだまだ雪が多そうで周囲の山を見てもひときわ白かった!もう充分に圧雪されてるようだし、久しぶりに山スキー(フリートレック)スタイルでの装備です♪あまごの宿を越え、横倉の白山神社も過ぎると除雪終了地点。10台ぐらいが駐車できるスペースには1台だけが先に停まっていた。この先にも続く道路状態を視るが、やはり道路上には残雪があってこの先には進めなそう…。ここからシーズン登山口までは結構長い距離がある。行きは歩いてもいいのだが、帰りにもこの硬いアスファルト道を歩かなあかんようでしんどそう…車でもうチョっと先に進みたいのが、最近ノーマルタイヤにしかえたばっかりやし無理っぽそう…しゃーない!先に停めてあった車のお隣に自分達も駐車して身支度を始める♪久々に使用する慣れない兼用ブーツを履くのにかなり手間が掛かる…なかなか入らなくて足がつりそう!そうしている内に後から単独の方が1台やってくる。準備が速い速い…車から下りたらスッとザック担いで出発していったョ。フリートレックにシールを貼り、みんなも準備が出来たようなのでテッペンを目指して出発〜!まだ少し肌寒く感じるけど、暑がりの自分はもちろんTシャツ1枚で充分♪
 板を手に持って、先になって歩く。道に残雪があれば板を履いてシール歩行で進む♪つかのま…残雪も消え道路上はアスファルトが剥きだし。板を脱ぎ、手に持ってまた兼用ブーツで歩く。状態を見てまた履く、また脱ぐ…さらに道脇には食べ頃で美味しそうなフキノトウだぁ〜♪こんなこと繰り返してやってたら2人はもう遙か先にぃ〜!ガリガリに凍った残雪地帯も歩きにくい兼用ブーツで板を手に持って2人の後を追う。シーズン駐車場も越え、林道ゲートを越えてからは残雪量も豊かに。祠の場所で待っていてくれた2人に追い付き、もう大丈夫だろうと板を再び装着する♪ここまでも長く感じたけど、やっとシーズン登山口をスタートです☆やっぱり苦手なシール歩行…。先に進む2人の後を追う。途中、ワカンを付けてる2人に追い付いたので、お先にと軽快に進んで行く!が…やっぱり、ガボリ万全対策した彼らにはショートカット地点で追い付かれた…。
 ずっと前から気になっていた地点!愛読本の「登ってみねの福井の山」には載ってないが、市販やネット地図では道があるんだよ!過去には登山道等だったのかも知れないが、今は廃道なんだろうか?現在のシーズン登山道はもっと林道を進んでから登る沢が多いルートやし、現在の大日峠の位置も地図上では全く違っているんやし…ん〜何でか分かんないッス!これが原因で去年自分はGPSを持ってても迷ってしまった…まぁ、雪山じゃ〜道なんてどうでもいいんかもナぁ〜♪新しい壺足のトレースもある!歩いたことのない初体験のルートなので、トレースにあやかって自分達も辿る♪シーズン道は幾度も沢を渡ったりアップダウンも多いが、このルートは景色も良く快適にグイグイ高度が稼げる♪しかし高度が上がるにつれ岩壁の急斜面にも近づくので、雪崩跡の危険なデブリ地帯を横断通過する場所も多かった…。ようやくシーズン道である県境稜線が見えてくる!驚いたことに、トレースは鞍部へ向かわずにさらに急壁面をショートカットしていた…。見るからにいつ崩れてもおかしくない急雪壁!シール歩行での直登は絶対に無理そう…。山川君はそのまま急壁を直登する…。自分達は急壁を避けて無難に鞍部に取り付きトラバースする。合流後、この急壁を上から覗いてみたが怖い!ホントよくこんなトコを上がってきたね!帰りにはここを尻セードすると言うから更に驚きだ!
 ここまで約2時間…雪山初の中村さんもかなり疲れたようなので大休憩にする。県境稜線のシーズン道も所々は顔を出していた。さぁ〜て今から先はここの名物ともいえる長い長〜い急路が始まる!雪もなかり腐り始めてきたので少々不安…。雪が落ち着いた所でフリートレックを履き急路を登る。が…出だしから緩んだ雪に藻掻く。2歩進んだら5歩分ぐらいズリ滑り下がる…。途中で板が外れ、腐ってきた雪上斜面で悪戦苦闘。ストックも利かずバランスも崩れ、木の枝にでもしがみ付いてないとこのまま下に滑り落ちそう。急路の中盤、上を見たらもう2人の姿が見えない!もうシール歩行は止めた!!板をザックに取り付け壺足で担ぎ登ることにぃ…。ウエイトも増しガボりまくるけど、まだ板を背負った方がかなり楽だぁ〜♪やっと1180mの落ち着いた地点に着く。先を見たら驚いたことに中村さんが先頭だよ〜!もう頂上間近の所だ!山川君はもうちっと遅れて下の最後の急路に踏み出しかけた所にいた。かなり遅れをとってしまった…。自分も最後の急路を登りだす。もちろんまだ板は背負ったまんま♪壺足でのガボリは今まで以上に深い。1度ガボると次の1歩の掛上がりが高くなってもて、ぐる"じいィ…。
 頂上まであともう少し!上から1組の男女ペア2人が下りてきた。「アスリート倶楽部の方々ですよねぇ」って女性の方に呼び掛けられた♪お名前は存じませんが、嬉しいことに去年の経ヶ岳白山の山行でお会いした方とばったりまた再会〜♪自分達以上にベテランの方と見えましたが「去年の活動日誌を見て今日初めて越前甲にきましたぁ!いい山ですねぇ」って言われホント嬉しいですネ!お互いに写真を撮りあいっこした後、またの再会を挨拶して下りていかれた…。お話ではブログも持たれてるようでしたが、この次にお会いした時にでも教えてくださいネ〜♪自分もやっと頂上に到着ぅ☆
 一時はここから更に奥の大日山まで行こうかと思ってましたが、もうお腹いっぱーい♪スコップを取り出してテーブルを作り、お楽しみの宴を開始〜☆初体験の雪山だった中村さんのためにホルモン鍋をご披露〜!ほぼ無風状態の山頂はTシャツ1枚でも心地が良い♪飯も美味い、酒も美味い、ピーカン青空での白山などの景色も美味い!仲間と最高な宴の時間☆山頂には2時間ぐらい宴を満喫し楽しんだ♪あの駐車場で先に出発していった単独の男性は大日山方面から帰ってきて下りていった。また途中では大日山へ向かわれる男性2人組もいた。本日の山行者は8人だったでしょうかね?さて、自分達も充分に楽しんだので下山開始!シールを剥がして待望の滑走〜♪
 登りでは1番遅かった自分ですが、下りはスキーだから1番速い♪山川君も簡易ソリで尻セードを楽しんで滑る!1180mからはゲレンデのような北斜面を滑降☆美しい白山を正面に見ながら滑るのは気分爽快です♪登りでは1時間近く掛かったけど、スキーで下りたらわずか2分!山川君も後ろから尻セードで一気に滑り下りてきた。中村さんは無難にリトレース…スノーシューでこの急路を下り辛いのか手に抱かえ壺足で下りてきた。さらに山川君はあの急雪壁を滑るとのことで県境稜線コルからシーズン道をまた登っていった…怖さ知らずのチャレンジャーだ♪自分達は下から見てる…。「行くぞー」って勢い良く滑り出す→ものすごい加速!やばい止まらない!ブレーキができず転倒…簡易ソリが宙に舞う!そのままかなり下の方まで滑り落ちやっと止まった。危ねぇ〜これは滑落のようなもんだよ。本人もかなり危険を感じ怖かったようでした。
 デブリ地帯も滑りツリーランも軽快に滑り楽しんで林道に戻る。さすがに平らな林道ではストックで漕がないと滑らない。祠を越えた辺りで板を外し、硬いアスファルトの長い道路を駐車場まで歩く。もうちょっと早い時期に来れば駐車場まで滑れたのかもね!
 駐車場に到着しホッとひと安心〜♪ここからすぐ下りたとこにある「あまごの宿」で初めて日帰り入浴。値段300円♪露天などもなく狭いけど、自分達だけの貸し切り状態でしたので十分に満足しましたぁ♪本日は17時で営業終了だとは知らず、入浴後も時間ギリギリまで大広間に横になってかなりのんびりくつろぎちゃいましたぁ☆
2008/03/09 大野市:銀杏峯(雪山) byまっさん
銀杏峯
1440.7m
満足度
 約1ヶ月ぶりの山行〜☆日曜が悪天続きだったこともあるが、行事などが入ったりして出掛けられなかった…。しかし今回は快晴マークの予報でばっちり!今年お初でナイスなピーカン山行になりそうな予感です♪目指すは、去年の雪山で散々苦労して登った銀杏峯に再びアタックです! >>前回の銀杏峯
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
3月9日(日) 天候: メンバー:山川 野村 増田
 【名松新道コース】
 宝慶寺いこいの森登山口(7:40)→羽衣の松(8:09)→仁王の松(8:33)→
→前山1150m(9:31)→銀杏峯頂上(10:57)
登り時間:3時間17分 (前山で大休憩、小休憩は多々…)
 感想&活動報告♪
 朝6時半に出発!奥越に向けて走ると、オレンジ色に輝く朝焼けがいつも以上に眩しく、そして奥越の山々の稜線が美しいシルエットとなって幻想的に醸し出す♪これは、ホント今日は今年初の山行において1番ナイスな天気になりそう!今年まだ見ていない白く雄大な白山も拝められそうで、山頂からも絶景が期待できそうな予感です♪道路の凍結も混雑もなくスムーズに宝慶寺に入る。さすが奥越!まだまだ雪深い!いこいの森に上がる林道も除雪されていたのでラッキー♪さらに上に進んでいきいこいの森キャンプ場施設内の名松新道登山口駐車場に車を停める♪予想以上に多くの車があり県内外の車がざっと10台近くもあるだろうか…。この中の2パーティは只今身支度真っ最中で、様子を伺うと長板の山スキースタイルです。ココに辿り着くまでの水車小屋周辺でも3台ぐらいが路駐していたが、ほとんどの方達はスキーでしたね。自分は今回どうしようかと考えたんですが…前回、短板であまりにも悪戦苦闘したのでスノーシュースタイルです☆自分達も準備ができ、壺足で登り始める♪
 出発からいきなり急路…。前日のであろう固まった壺穴を掛上がりに利用しイッキに高度を稼ぐ。いつもならどーってことない急路だろうが、足腰がめちゃしんどい…1ヶ月ぶりの山行ともなると衰えてしまうのでしょうか…思うように足が上がらない。
 硬かったトレースも羽衣の松ポイントを過ぎた辺りから雪質が緩み、この重い巨体では深くガボり始めてくる。勢いよく先を登っていく2人との差もジワジワ広がっていく。我慢できずスノーシューを取り出して装着し、先を進んでいる2人との遅れを取り戻すように急ぎ登る!が、調子がいい2人には全く追いつけず。仁王の松ポイントで小休憩して待っててくれていた2人にやっとこ再会♪他のスキー客もここで休憩中です。振り返れば青空に真っ白の白山がドカーンとデカく聳え立っている!今年の山行で初めて白山が眺められたョ〜まるでご褒美を貰ったようで嬉しく感じる気分ですぅ♪
 2人はワカンを装着するとのことなので、次のポイントである前山に向かってお先に出発〜!去年に来たときと比べてホント積雪が深い♪藪も雪の中に消え、青空の下だとこんなに美しく気持ちがいい場所なんだなぁ〜っと、しみじみ思い浸りながら先を進む。しばらくすると、壁…この先を塞ぐようにドーンと前山が目の前に…去年はフリートレックで死ぬ思いをした最難所急路!しかし今回は、邪魔をする藪も枝もなく、急路で辛いけど難無く前山に到着できた♪本日1番の絶景〜!たまんないねぇ〜♪仲間の2人も到着!スキー客も到着!ここでみんなゆっくりと大休憩〜♪スキー客4人組の方とも話を交え団欒♪あとで知ったのですが、その中の女性がkyuさんでしたぁ〜♪とっても明るいナイスなお姉さん☆山ベテランの方で脚力もスゴイです♪
 絶景をつまみにして缶ビールを開けたい気分だが、ここから先もまだ辛い登りがあるし、頂上まではまだまだたぁーんと距離が残ってるので我慢。1度ルート経験してると分かるモンです♪スキー客の出発後に自分達も追って先を進む!一旦下ってから登り返しが始まる。ココからもきつい登り!2時間越える登りも久々なのでかなり疲労もピーク…。ジグザグに登るスキー客に追い付いても、追い抜く勢いパワーが無い…。今回は「お先にどうぞ」と言われても、結局バテて止まってると道を邪魔するようになっちゃうし、また抜かれそうなので遠慮して後をゆっくり付いていくことにする。
 登りのピークを終えると今までの環境や景色がウソのような、広大な大雪原〜木の枝1本もなし♪白と青だけの世界…まさに天国のような異次元空間で、疲れがブッ飛ぶ!絶景を満喫しながら頂上に到着〜☆気分爽快です♪山頂の標柱や祠はズッポリと雪に埋まってましたょ♪風除けの場所を選んで宴のセッティング!
 今回山川君がスコップを持ってきてたので、穴を掘って雪のテーブルを作成♪食材料道具類を取り出し並べて、絶景に乾杯〜!近くには美しい白山と荒島岳など一望、遠くには御嶽山や乗鞍などを眺めながらの宴でみんな最高に満足気分♪お隣の部子山まで行ってみたい気分でもあったが、今日はここまでで充分です!時間たっぷり使い銀杏峯の宴♪続々と登山客が上がってくるし、宴を終えたスキー客は小葉谷にドロップしていったり、リトレースを滑り降りていく!中には山頂をトラバースして部子山方面へ向うスキー客もいる…こんな混雑ブリも久々で予想してた以上に人が多かったです。ほとんどの方はスキースタイルでしたぁ〜少し羨ましかったなぁ♪
 下りるのが勿体ない気分ですが…13時も過ぎた頃なので下山準備に。再び頂上に戻って景色を楽しんだ後、いったん大野市街が一望できるポール地点に向かい、そこからリトレースの開始!下山では、急斜面を見つけて尻セードを楽しむぅ♪山川君が簡易ソリで豪快に滑り下りた跡を利用して自分達が尻セードして滑り付いていく♪登りは辛かったけど下りは楽チンだぁーい!早い速い〜♪あっという間に前山に到着です!本日最後になるだろう白山の絶景をまたココでたっぷりと時間を使って休憩し楽しむ〜♪静かな時間の流れと絶景、ポカポカ陽気なのでほんと眠たくなってくるよ!さぁ〜て休憩後はお待ちかね!前山からの急斜面を谷に向かってイッキに滑り下りる♪本日1番のロングな尻セードの場所で、速度もありスリル満点!雪崩を起こす危険の心配も多少あったが、横断して無事にトレースまで辿り着く。下に行けば行くほど雪質もザラメで硬く悪くなってきた…。駐車場の着く登山口の斜面でも尻セードしたが、硬い壺穴で弾くようにバウンドしまくって尻がアイタタタ…。
 駐車場に到着!やはり登りでは辛かったけど、それ以上にピーカン絶景やら尻セードやらで充分に楽しく満喫できましたぁ♪出発時ではあんなに満車状態だったのにもうガラガラ…。スキーは下りるのも速いんもんだねぇ〜♪下山後は大野市街を通り、久々に「あっ宝んど」で1日の疲れを癒す♪入浴後、駐車場からは、銀杏峯も見えるぅ!自分達は日焼けとお風呂を浴びて真っ赤〜♪銀杏峯も夕陽を浴びて自分達と同じように真っ赤だぁ〜!天気がイイとホント何をしても最高ですねぇ〜☆
2008/02/10 石川県白山市:青柳山(雪山スキー) byまっさん
青柳山
1050m
満足度
 青柳山は白峰の東方の山。白山国立公園の特別区域には属さないものの、かつては白峰から白山に至る青柳新道の前衛でもありピークの1つ。青柳山−砂御前山−鳴谷山−シゲジ−釈迦岳と続く青柳新道がつくられた時は、このルートが利用されたであろうが、近年は荒廃が進んでおり、積雪時を利用するか別ルートから登るしかない。
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
2月10日(日)天候: メンバー:山川 清水 内田 福島 大田原 野村 増田
 『白峰温泉スキー場』
 ダイヤモンド第1リフト終点(12:27)→ジャイアントリフト終点1032.9m(13:04)→
→青柳山1050m頂上(13:39)
登り時間:1時間12分 (小休憩1回を含む…)
 感想&活動報告♪
 約1年振りの白峰温泉スキー場☆自分が幼少の頃、初めてスキー板を履きデビューした地でもあり、上手く出来ず泣きながら滑り転びまくり練習した思いで深い場所でもある!今回は清水君の企画で、休日を仲間達とゲレンデスキーで楽しむことに〜♪ネットで調べると白峰温泉スキー場は、標高1000の青柳山に広がる石川県屈指の豪雪地帯で、かつて白山まで繋がる青柳新道(廃道)の玄関口と分かった!んん〜歴史浪漫も満喫できそうで山行も充分に楽しめそうだ♪しかし青柳山に架かるジャイアントリフトは休止…。今回はゲレンデスキーを楽しむ仲間もいることだし遅くなってはいけない、山川君はスキーが初体験でもあるから少しでも練習をさせたい。休止中のこのジャイアントリフトの下からの登りだと何処まで登り行けるだろうか…?
 前日まで降雪の日々が続いたが、当日になり好天の予報になる♪フワフワ気持ちがいい新雪が期待だ!ゲレンデスキーと山スキーも計画に入れていたので、久々にフリートレックスタイルで準備♪朝8時に集合して車2台で白峰村を目差す!
 すでに満車状態の駐車場…現地係員に誘導され.スタートリフトから遙か遠い場所でやっとこ駐車。現地情報では積雪110cmと期待以上に少ないが、早くゲレンデを滑りたいメンバーは急いで準備に取り掛かる♪準備も済ませた者から準に板を担ぎチケット売場のスタートリフト地点までズカズカ歩き出す!割引券があるから1日券3000円。
 チケット購入後もしばらくは板の履き方からレッスン♪初心者指導にはチョっと厳しいゲレンデなのでまずはカニ歩行、ハの字歩行、直進滑降とボーゲンと…。ある程度サマになってからさっそくキャニオンリフトにサポートしながら乗車しセンターハウスまでレッツゴー!センターハウスからは緩斜面を長く滑れる初級コースでファミリーリフトを何回も利用し、午前中いっぱいをスキーレッスンの時間に掛ける。
 12時も過ぎ今回の目的の雪山登山を始める♪ダイヤモンド第1リフトに乗車し、リフト終着地点から更に上を目差す!仲間達から気をつけていってらっしゃいのエールが嬉しい♪山川君が登山靴に履き替えている間に、自分は未だに慣れないフリートレックのシール歩行で先に出発開始!スキー客が1人カニ歩行でこの林道を登っていた。あっという間に追い付き追い越す…この先もラッキーなことに誰かが登ったトレースがあるので利用して上までの林道をグングン進み登る♪この新雪の中なのに壺足のトレースでしっかりして硬く踏まれ締まっている。団体で何人も登っているのか?板を差し込んだ横筋の跡も見える…これはスノーボーダー客か?見通しが良い休止中のジャイアントリフト終点に到着すると今までのこの推測が判明〜♪10人以上の若い男女が最終リフト地点でワイワイ騒ぎ遊んでいました♪マナーはどうか分からないが、ある意味ナイスな連中達だ!挨拶を交わした後、そのまま更に上を目差して進む。もちろんここから先はトレースがないので自分でラッセル♪今までは林道沿いでトレースもあり楽でしたが、この先は自分で状況を確認してそして方向を確認しながら道を作りながら進む!ヒザまで埋まるラッセルは久しぶり…!いったん下った後に登りにはいるが、新雪でのフリートレックでシール歩行するには困難で埋まり藻掻き格闘する…。ダメだ登れない!板を外し、スノーシューに履き替える。履き替えている間に山川君が到着♪お先にとこの先をワカンでザクザク進んでいく。自分も準備ができ板をデポして追い交代しながらラッセル!
 1050mらしき青柳山の頂上に着く…たぶんここがそうだろう…GPSで確認しても間違いなし…ネットでの調べでは展望が良いハズなのに、雑木が茂り周囲は見渡せない。更に進むが展望の良い場所がない…ココから先は鞍部に下る様子。木々の間からは砂御前山は確認できる、たぶん別山だろう容姿もかろうじて伺える程度の展望。ホントがっくり…です。ここから先に進んでも大したこと無さそう、時間も過ぎたし腹も減ったしココで宴のセッティング開始。あのネットで調べ見た写真の景色はどこからなのだろうかね…偽りか?ゲレンデの仲間達もいるので手短に宴を済ませリトレース下山開始!
 ジャイアントリフト終点までもどる。行きでは通り過ぎたが、ここでの景色展望が1番良かったかも…白山方面は見えないが白峰村が一望でき見渡せられる♪シールを剥がして板に履き替え新雪を滑走だぁ〜!っと、勢いあっても短い板のフリートレックでは、新雪で進まず埋まりバランス崩しての転倒…。デコボコの硬いトレースを利用し加速しても新雪帯に入ると埋まるだけ…。あ〜ん浮力ある長板が欲しいぃ…!しかし高額で自分には手が出せない!新雪を漕いで漕いでやっとゲレンデに這い出た。圧雪されたゲレンデはフリートレックでも爽快に滑れる。自慢じゃないけどゲレンデでは拙者もまぁまぁ上級者レベルのつもり〜♪3度ほどリフト利用しゲレンデ滑走を楽しんだのち、探してた仲間達とやっと合流♪合流すると驚き!思った以上に皆さんスキーが上手でベテラン♪自分なんてまだまだ自慢の域に入っていないぐらいでホントお恥ずかしいぐらいでしたョ♪清水君なんてまるでインストラクターのようで格好良く美しく滑走してくもんネェ〜!
 白峰温泉スキー場の終了時間は17時。運営時間いっぱいまでスキーを楽しみました♪下山後は久しぶりの天望の湯でドブ−ン!その後は松岡町にある「大島焼肉店」でホルモン焼きなどたっぷり味わい、丸1日冬の娯楽をたぁーんと満喫しましたぁ☆
2008/01/27 福井県勝山市:取立山(雪山) byまっさん
取立山
1307.2m
満足度
 たまーに(時折)平日ではピーカン気候になる日もあるのだが、日曜の休みになる度にいまいちパッとしない天候続き…。ホ〜ント年が明けからの山行はクリアな天気に恵まれていない…。好天を選んで出掛けたいものの今週は積雪の日も続いたし、予報では回復傾向の天気に変わった!新雪も楽しそうなのでもう待っていられないっす♪
 >>前回の取立山
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
1月27日(日)天候: メンバー:山川 増田
 『東山いこいの森コース』
 国道157号線駐車場(10:29)→東山いこいの森(10:43)→
→シーズン駐車場上(11:16)=(11:21)→取立山頂上(12:28)
登り時間:1時間59分 (小休憩1回を含む…)
 感想&活動報告♪
 朝9時に山川君と集合!回復傾向の天気らしいので今回遅めのスタートなのですが、今日はどこに行こうか…?いろいろ候補はあったのですが、とりあえず奥越方面に車を走らす♪天気回復傾向といえどもまだドンヨリと暗く、雪が舞い降り続いている…。
 最初に向かった先は"越前甲"…。山に近づくにつれ雪深くなってくる。あまごの宿を越え神社から先をしばらく行くと除雪終了の林道通行止め看板地点。ここの地点での積雪は50cmぐらいあるだろうか…?ここから先にはトレースも何も見当たらない。更にここから登山口まではまだ1km近くもあるだろうか…?もし誰かが先に行っている形跡でもあらば自分達も身支度し進んで行けたのでしょうが、このまだ降り止まぬ雪の悪天候の中で、ここから先を自分達でラッセルして先を進んでいく自信と体力がない…!
 「ここから近い取立山にしよう!」近道ルートで再び車を走らす♪前回と同じ山行になるが、今週の積雪でどんな状況になったのか少し気にはなっていた♪国道沿いの東山駐車場には県内外の車が6台!さすが県内の雪山でも最も人気ある山は、少しぐらい悪天候でも誰か人が登っているもんだ!自分達も身支度開始♪新雪も深そうなので、とりあえずと準備してきたフリートレックは止めて、今回もスノーシューのスタイルです。狭いトレースを利用してスノーシューでパタンパタンと歩き進む!もちろん新雪なのでフカフカ♪同じカンジキの足跡を踏んでも、自分の重い体重では更に5cmほど沈む。ちょっと新雪帯に足を入れるとヒザぐらいまでズボボっとガボる…。やっぱりラッセルせずにココに来たことが正解だったなぁ〜っと思った♪いこいの森までの林道ショートカットは今回1回だけでほぼ道なり…いこいの森を越えた地点からのショートカットは前回と同じようなトレース。でも見覚えがある地点ではトレースを無視して自分達でラッセルして作り進む♪シーズン駐車場の平坦になったトコで、山川君がスパッツを装着!その間を利用して自分も小休憩で1本たてる♪ここで最初のスキー下山者が降りてきた♪話を聞くと、天気悪いけどこっからの上は樹氷が素晴らしいとのこと♪こんな話を聞くとワクワクの期待満々気分!これまで登ってきた最中でも晴れ間があるとダイヤモンドダストに遭遇してきたから休憩そこそこにして急いで出発開始!広い青空も見え始めてきた♪
 もくもくとジグザグ急路を進む。天気は晴れたり雪が舞ったりところころ変わる…。トレースはショートカットもなくほぼ夏道と同じルート。6人ぐらいの先行者パーティにも追い付き道を譲っていただき休みなく登る。尾根に取り付くと今までとは別世界のよう、青空に映える樹氷や霧氷、そしてダイヤモンドダスト♪久々にウットリするたまんない景色だ!樹氷の中を歩くのはホント景色良くて気分がいい♪晴れてればポカポカと太陽熱を感じて爽快なのですが、いったん時雨れだしたりガスが出始め覆われると極寒に冷える。立ち止まると汗で濡れた衣服が凍りつくようで寒い。身体を動かしていないと寒い。下の勝山市内はマイナス2℃だったから、さらにマイナス6〜7℃は低いだろうか…?
 上からスノーボーダーが2人降りてきた♪雪山を登ってて初めてスノーボーダーを拝見しましたょ☆雪しぶきをあげ豪快なスタイルがまた格好いいー!目の前を滑り降り通過してしていく2人を姿が見えなくなるまでウットリと眺めてました♪さて進もう…!あれ?今まであったトレースが消えて無くなっている…!無惨にも滑降していったスノーボーダー達がカンナのように削り取られて埋まってしまったョ!ここから先のしばらくは、たぶんここら辺りが踏んだ跡だろうとトレース推測しながら進む。しかし1歩間違うと新雪の中にズボリとガボる…!でもまたナゼかこれがゲームのようで面白い♪平らな雪原のポイントに辿り着く。今週は降雪が思った以上に続いていたので、自分の中では本日山行1番に期待して気になっていたポイント!ここは積雪が多ければ大好きな雪原ポイントなのだが、まだまだ雪不足のようでブッシュが隠れておらず、あの2年前に体験した雪原とは全く違う風景でした。ってか前回と同じ様…勝山や奥越では思った以上の積雪は無かったのでしょうかね?ここでは休憩や宴している方もかなりいた。お先にと最後の急路を登り切れば頂上まではなだらかな雪庇尾根!休まずイッキに歩き頂上到着!北陸特有のドンヨリと暗く重たい天気。もちろん今回も白山なんて見えません。今まで以上に冷たい北風が吹く…。とても宴なんか出来る状況で無し!ん〜どうしようか?まだまだ体力もあるし、ここにいても寒いから取立平避難小屋まで行ってみようかな?
 取立山を後にして先を出発♪トレースはもちろん無し。斜面は所々でガチガチに硬い!滑る!取立平まで降りると雪面がガラッと変わって柔らかい…進んで行くに連れガボり方も深い。更に斜面を下ればスノーシューでも腰元辺りまで埋まってしまう…。時刻では既に13時も近い、帰りのことも考えると引き返した方がベスト!距離にして避難小屋まで中間地点でリターンし取立山頂上に引き返す。再び取立山の頂上〜!かなり疲れた…ヘトヘト…。引き返す前までには山頂に人の姿もチラホラ見えていたのでしたが、さすがにこの時間で悪天候だと皆さん降りてしまったご様子でもう誰の姿もない。
 腹もぺこぺこ…ガス欠状態!本日の宴会場を探しに山頂を降りる♪最後の急路を少し降りた南向き斜面の地点で、誰かの宴跡を風除けで利用して自分達も待ちに待った温かい食事での宴セッティング開始!遠くまでは見渡せないが勝山市内が一望♪晴れると恐竜博物館が宝石のように眩しく輝いていました☆自分はカレーうどん♪山川君はもっと凄く、パンとオニギリに天ぷらうどん♪久々の山行で雪景色展望を堪能しながらは絶品♪途中…スキー板を担ぎ持って上がってきた中高年2人。なんで担ぎ持ってくるのかな?板を見るとゲレンデスキーとクロスカントリーの装備。今日の雪山ではほんと珍しいぐらいに変わったスタイルの方に巡り会えた♪まぁ、自分と同行した山川君も簡易ソリを携行してきましたから、雪山での遊びスタイルが目白押し♪ゲレンデスキーの方は頂上を断念し、急路を登り切った尾根から雪原までを滑ったり登ったりと数回繰り返して遊んでいました♪約1時間の宴を撤収し、最後になった自分達も下り始める。
 ジグザグの急路では、下にある道を確認すれば急斜面を尻セードでイッキに滑り降りる♪山川君は簡易ソリで見事に斜面滑走する!自分の方は藻掻きながら雪と一緒に転げ埋まりズリ落ちていく感じ…。小さな簡易ソリだけど道具1つあるだけで差が大きい!登りの時よりも汗かいたかも♪雪まみれになりながら駐車場に到着〜!下山後は久しぶりの「水芭蕉の湯」で汗を流す。スキー客も多いのかかなり混雑していましたぁ!次は何処に行こうかと車内で計画をしながら、帰路は道中の雪山を眺めながら〜☆
2008/01/06 福井県勝山市:取立山(雪山) byまっさん
取立山
1307.2m
満足度
 今年の正月は降雪や雨の悪天が続いた…が、まだまだ雪不足…。前回の日野山で山スキーをやるにはやったのだが藪も多く困難で思うように滑れず終い!奥越の山はどうだろうか…?週末になり少しは期待できるような天気になったし、正月太りも気になるし、自己体力も測ってみたかったので何度も経験ある取立山へ向かった…
 >>前回の取立山
 『登山実行記録☆』
kmzファイル
必携)
1月6日(日)天候: メンバー:増田
 『東山いこいの森コース』
 国道157号線駐車場(9:28)→東山いこいの森(9:47)→シーズン駐車場上(10:17)→
→取立山頂上(11:14)
登り時間:1時間46分 (ほぼ休憩なし…)
 感想&活動報告♪
 久しぶりに早起きして朝の天気をうかがう。晴れ間も見えるが微妙な天気!とりあえずバッキング準備に取り掛かるのだが今回は山スキーにしようかスノーシューにしようか迷う。まぁ現地で状況を見てから決めることにして全て用意し車に押し込む。朝8時過ぎに自宅を出発!国道416号線を走るが奥越一帯は暗くどんよりした空模様…。
 車の混雑も少なく約1時間で東山いこいの森に到着♪国道沿いの駐車場には所狭しとすでに10台以上の車があり、京都や大阪ナンバーの姿も見られる。何人ぐらい登っているのだろう?登山口の様子をみるとトレースがしっかりしている。壺足が多そうかな…?するとまだこんな早い時間だというのに上から単独の方が颯爽とスキーで下りてきた!伺ってみると朝6時にスタートしたとのこと、雪質は重めでスキーにはイマイチ、登山者のスタイルは壺足とスキーが半々ぐらいだとのこと…。前回の日野山でスキーで悪戦苦闘したので、今回は壺足のスタイルで挑むことにしました♪久々の長靴はフィット感がなく靴の中に隙間ができるのでカポカポと足が動く。いこいの森に入ってからはスノーシューを履きバンドを強めに縛って足を固定させた。今までと違って快適〜♪
 東山いこいの森施設を過ぎるとトレースは林道沿いとショートカットの二手に分かれる。もちろんショートカット!杉林の木々に積もった雪が解けだし、ポタポタと冷たい滴が降ってくるし時にはドカッと爆弾のように落ちてくる。スリルある楽しい登り♪先を進むとしだいに先行者の姿も現れる。壺足でガボってかなり苦戦しているようでした。単独の方や2〜3人グループの方など6人ぐらい追い抜いてシーズン駐車場の上部に到着!
 駐車場にある電話BOX(登山届BOX)は半分ぐらい埋まっている状態。藪もまだ見えている。休憩するにもまだ早いので、この先のここ1番の急路を登りきってしまうことに…。上を見るとスキーヤーが大勢登っている!自分が持ってるようなフリートレックは誰もいなく皆さん長板…。いいなぁ〜♪いつもならシール歩行で苦戦するジグザグ急路だが、今回は硬く踏まれたトレースとスノーシューのお陰でウソのように楽チン〜♪先行者の方々に道を譲っていただき勢いよく追い抜きあがり登る。急路を登りきった景色が利く地点で休憩でも入れたかったのだが、今まで道を譲っていただいた方々が後ろから付いてくるので、休まずに踏ん張り歩き登り進む!後ろと距離が開いても前には先行者がお先にどうぞって待っているので、また休めず…。またスキーなどの下山者が通り道を開けて待っているので、また休めず。こうなりゃ休まずに頂上まで行っちゃえ〜♪
 取立山頂上に到着!既に20人以上の方々が宴の真っ最中〜♪美味しそうな匂いがプンプン漂い、笑い声も響くように賑やか♪写真家なのでしょうか何台もカメラ三脚を立てて基を張ってる方もいる。残念なことに白山はガスで隠れて麓までしか見えず、天候も暗くて悪いものの大長山や法恩寺山などの素晴らしい雪景色だけでも見えたのでラッキーでしたぁ♪缶ビールを飲んでひと息入れた後、ストーブで熱いコーヒーをたてインスタントラーメンをがっつく!次から次へと登ってくる大賑わい♪お隣さんの宴会話を聞いてるのも楽しい♪さらにお隣では団体さんが雪のテーブルを拵えている。目の前ではスキーで斜面を滑ったり登ったりで、いつもと違った雰囲気の取立山の頂上でした♪
 1時間ぐらい楽しんだ後、リトレース下山。カチンカチンに踏み固まったトレースよりは、新雪を踏んだ方が気持ちがいい♪みんなもそうなのかそこら中の雪面は穴だらけになってましたぁ〜!勢い良く滑り降りていくスキーヤーが気持ちよさそうで羨ましい♪急路の斜面では、下の道を確認できたらショートカット。場所によってはスノーシューでも腰の下辺りまでガボり、下に着く頃には下半身のズボンはずぶ濡れ♪林道も歩かずに、いこいの森施設までを誰も歩いていない雪斜面ショートカット?無我夢中に降りる。滑ったり転んたりして雪まみれ!現在地が分からなくてもGPSはこういう時に役立つ♪衣服全身ベッタベタになりながら駐車場に到着〜!温泉にも浸かろうかなと思ったけど、明日は仕事始めで準備などもあるので、衣服だけ着替えて帰路にしましたぁ〜☆
2008/01/01 越前市:日野山(雪山スキー) byまっさん
日野山
794.5m
満足度
 近年恒例としてきた元旦登山の日野山☆積雪時期でも手軽で登り応えがあり楽しめるからだろうか、やはり白山を含む越前五山の代表としても人気であるこの日野山は元旦でも登山客が多い。越前富士とも言われる縁起の良い山容の憧れからかナ♪
 先月から週末になる度に悪天候が続き全く山行が出来ず…終いには落雷により自宅の家電製品の故障災害…。ホント何かと重なり慌ただしかった12月でしたが、月末年末になってようやく纏まっての積雪〜!そんな環境が長続きし元旦も生憎の悪天候の予報…。今年の元旦登山は団体でと予定をしていましたが、この悪天候と降積雪により参加者のキャンセルが続出〜!悪天で中止とも考えてましたが…さすが我が高校山岳部時代のメンバーだけはヤル気満々♪高校総体インターハイ福井県代表で出場した後輩が4人の子供を連れてのワンパクな山行になりましたぁ〜☆
  >>前回の日野山
 『登山実行記録☆』
1月1日(火)天候: メンバー:山川 野村 毘沙賀親子×5 増田 計8人
 駐車場(10:47)日野神社(10:54)→室堂(12:08)=(12:25)→日野山頂上(13:15)
登り時間:2時間28分 (室堂で大休憩1回、途中休憩は多々あり…)
 感想&活動報告♪
 あけましておめでとうございます☆っと、朝9時過ぎに続々と本日の山行メンバーが集合!雪がしんしんと降り積もる中、後輩の子供達は待ってる間でも元気いっぱいに雪合戦のやりまくり〜♪今から過酷な山に登ることなんて全く眼中にないぐらい余裕満々!武生楽市で買い出しをし、登山口の日野神社まで車を走らす♪
 こんな悪天候で、そして元旦から登る人なんているのかな…?そんな思いは駐車場に着くと消える!登山重装備で出発していく人もいるし駐車数はすでにもう10台越えぐらいかの状況♪登ろうかどうしようかの迷いも消え、遠くで雷が鳴り響く降雪の中、身支度の準備に取り掛かる!自分だけは山スキースタイルで板を履いて駐車場からスタート!不得意なシール歩行がぎこちない。他のメンバーは全員壺足のスタイルです!
 日野神社の脇を通り過ぎイノシシ防護ゲートを越え雪山の世界が始まる♪なだらかな傾斜の道はウォーミングアップに丁度いい!先日からかなり多くの登山者がいたのだろうか、硬くしっかりしたトレースもある♪自分達のスタートが遅かったかのように続々と下山者と擦れ違う!下山者も保育園児を含む子供4人連れの自分達らにはかなり驚いていたご様子でしたぁ♪しだいに傾斜も出てくると、今まで先頭でシールを利かせて進み登ってきた自分もペースダウン…日頃のトレーニング不足もあってか息もあがってしまい、メンバーにも抜かれ気が付くと最後尾に…。普段なら何でもない露出している岩や沢や倒木などに直面するとシール歩行では困難な状況になり、藻掻くように悪戦苦闘を繰り返し進む…。スキー板を外しちゃえば楽だと分かってるけど、手に持って歩くのも再装着するのもかなり面倒なのでシール歩行で踏ん張って進み登る。 焼餅石で休憩していた(待っていてくれてた)メンバーと合流!新しく立看板が設置されていた♪説明文も読む余裕無く前を走る元気な子供達に遅れまいとひたすら登り歩き進む。
 室堂に到着し小屋に入って大休憩〜!時刻を確認するとすでに12時をまわっているのに気が付き山川君と相談…。ここからは急路の連続だし、鍋宴会の予定もあるので今までのペースでは頂上ゲットは無理の状態…。ここで鍋宴会をしてリターンしてもいいのだが、でも子供達がまだまだ元気やから頂上には行かせてやりたい!デポしよう☆ボッカしてきた荷物を勢い良くザックから取り出し小屋の隅に預ける。鍋もストーブもお酒も食材道具などは全てデポする!身軽になって再スタートの開始です!
 高度を増すと杉林からブナ林に♪同じ雪の世界でもブナ林になると景色も急変!雪質も今まで以上にパウダー♪ウットリしちゃう白い雪景色〜♪こんな状況で青空さえあれば最高なんだよなぁ〜…しかし見取れて浸ってる時間の余裕は全く無し!手に持ったスキー板を引っ張りあげて、歩き難い兼用ブーツでガンガンと登るのみ。さすがに1番下の保育園児にはこの急路に音を上げてしまい後輩のお父さんに負んぶに抱っこの状態!お父さんは肩に担いでこの比丘尼の急路を勢い良く駆け上がる♪自分以上にかなりきつい状態なのに、さすが我が山岳部の頼もしい自慢の後輩ですヨ♪
 いつも以上に長く感じた急路もようやく鳥居も見え、頂上に到着!吹雪の影響で頂上にある祠や小屋以外には景色が全く見えないテッペンでしたが、いつも以上に達成と到達感が湧いてくる♪来て良かった!お先に到着していた上の子供らはまだまだ元気満々のようで小屋の後ろの斜面を何回も登って下りて尻セードで遊んでいましたョ♪
 集合写真を撮った後、急いで下山!山川君がソリを持ってあがってきたので、子供達は取り合うように滑り降りる♪自分もスキー板を装着し斜面を滑降!ガボろうが何だろうが転びまくって雪まみれ〜!フワフワのパウダースノーは気持がいい♪
 滑り転がり室堂の小屋にチェックイン☆お楽しみの宴の開始です!味噌鍋とチゲ鍋の2種類♪大人達は語り飲む!子供達は遊び疲れの空腹を満たすようにがっつく♪冷えきっていた小屋は鍋の宴で温まりポッカポカ〜♪小屋の外ではしんしんと降り続く雪なのだろうが、内では山岳競技を共に戦ってきた仲間との懐かしい昔話に花が咲き、笑い声と元気にハシャギまくる子供達の雄叫びが、静かな日野山に響いていたかも♪
 15時半も過ぎ宴も撤収!利用した小屋の清掃も行う♪ここから下までもスキーで行こうっと思ったが…途中の沢や藪と倒木などで再び悪戦苦闘の転倒繰り返し!もうやめた!スキー板を外しザックに括ってズボズボと壺足で歩く♪これがウソのように快適〜!今回はやっぱし長靴の方が最適だったかもネ…。
 小雪がまだまだ降り続くなか、登山口の日野神社に到着♪メンバー全員で今回の山行の成功と今年1年の安全を祈願して初詣♪ここの神主さんが近寄ってきて、こんな環境状況の中で小さな子供達が日野山を登ってきたことにホント驚いていましたぁ!久しぶりの「しきぶ温泉湯楽里」でズブ濡れで冷えきった身体をどっぷり浸り温め、厳しかったけど楽しかった1日の山行に気分良く満ち足りましたぁ〜☆