壮大なU字渓谷   第3日目

6時30分起床、室温6度。朝食後食事代を自己申告して精算、2食で162ルピー(375円)。
今日はカトマンズを出て3日目。いよいよランタン谷の核心部分に入ることになる。


 【ゴラタベラ近く。谷に注ぐ幾筋もの滝】

ゴラタベラの滝

 夜が明けきらないうちに出発。地面は凍てついている。
 3時間後、チェックポイントがあるゴラタベラ着。
 
 視界が一気に開け、氷河によって削り取られたU字渓谷が美しい姿を現してきた。
 
 乾期だというのに両側には幾筋もの滝が流れ、緑も豊かだ。
 雪解けの頃は水量もあり、花も咲いてさぞ美しいだろう。

 茶店でミルクティーを摂り、しばし景色を眺めながら休憩。
 気温9度、風もなく実に快適だ。 

               

【途中でセルフポートレイト】

道中にて 昼食にはちょっと早く、次を目指し出発する。
 雪をかむった、周辺の山々を眺めながら、マイペースで歩く。

 緊張も和らぎ、この先の期待と「ついに来た」という充実感で満たされ、歩きも軽やかとなる。
 
 1時間ちょっとで茶店に到着し、焼き飯で昼食。店の子供たちと持参したレーズンを食べ合った。

 トレッカーとガイドがポーターを付けずに各自荷を担ぎ、小屋に泊まりながらというスタイルの白人グループが多く。日本人トレッカーはほとんどみかけない。


 【ランタン村からの夕景色】

ランタン村夕景色

 3時30分中心地のランタン村着。家々も立派な構えで戸数も多い。そのうちの一軒に宿を取る。

 この宿は村長の家だそうで、設備も新しく今までとは大違い。
日本の山小屋より快適だ。

 客は、私とイギリス人家族のみだが、このイギリス人家族は老夫婦と若夫婦、それに中学生ぐらいの子供たち3人にガイドも3人という計10人の大グループだ。私も年をとってからこんな旅ができたらとうらやましくなる。
 
 ここの夕焼けは美しかった。写真を撮りまくる。標高3,400mで、さすがに日が落ちると寒くなり、手がかじかむ。

 ここでの夕食も愉快な体験だった。
 ちょうど12月25日のクリスマスだったので、ちょっとしたパーティーとなった。
 
 食事の後、ガイドを交えてイギリス人家族たちが演芸会をやりだし、私も引き込まれて日本の歌をうたわされてしまった。

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