カトマンズへ 第6日目午後〜8日目
裏尾根のピーク登頂を果たし戻ってきたのがお昼頃、昼食を済ませ宿の精算をする。
今までと同じく正直に食べた物を自主申告する。2泊で計419ルピー(972円)だった。
ここら辺は物価が高いと聞いていたが思ったより安くすんだ。
【道脇に続く見事なマニ石】
ドクター長谷川氏もこれからゴサイクンドへ向かうとのことで、途中までご一緒することとなった。
長谷川氏より先に出発したが追いつかれ、夕方頃チェクポストのあるゴラタベラ着。
ところが困ったことに、あてにしていた宿が満員で泊めてくれない。
日は暮れてくるし焦ったが、近くの国立公園管理事務所にようやく泊めてもらえる事となった。
(教訓: 宿には早めに着こう)
【雪煙をあげるランタンリルン 管理事務所前から】
管理事務所と言っても管理官1名だけだが、幸いにベッドは余分があり床に寝なくてすんだ。
僕たちを泊めてくれた彼は単身赴任で、妻子の待つ我が家へ帰るにはバスを乗り継ぎ何日もかかると話してくれた。
持参のガスコンロでラーメンをつくり長谷川氏と分け合って食べる。
【最後の日のランタンリルン】
翌日、長谷川氏と別れ、登って来た道を起点となったシャブルベンシへと引き返す。
途中、これから登ってくる日本人の大ツアーグループにいくつも出くわす。
中年女性がやけに目立つ。男たちも頑張ろう。
3時頃、シャブルベンシ着。
ここで、私より先に下山していた労山全国事務局の野口さんと知り合いになり、夕食後のお酒をごちそうになる。
翌日、野口さん一行らとともにバスに再び揺られ、無事カトマンズにたどり着く。(完)
旅の総括
ランタン谷へのトレッキングは思ったより手軽で、高山病の心配も少なく比較的安全だった。
8,000m峰は見られなかったが充実した旅だった。
コースとしては私がとったランタン川をさかのぼるコースが最短で、体力的時間的に楽だ。
このコースの取り付け部分が分かりにくいが、新シャブルベンシから川沿いに左にしばらく歩き立派な鉄橋を渡り、旧シャブルベンシの集落の真ん中を真っ直ぐ進めばよい。雨期は途中の丸太橋が流されている可能性もあると思う。
ただ、このコースは単純往復なのでドゥンチェから入り、帰路をシャブルベンシとした方が展望も良く途中の村々を訪ねることができて、変化がありいいのではないかと思う。
難点は1日近く余分にかかることと、帰りのメインルートからシャブルベンシへの分岐点がが見つけにくいこと。
注意点としては、帰りのバスはシャブルベンシから乗らないと座れないと言う点。そうでないと、屋根に登ることになる。
その他
道中の食事は白人トレッカー向けのメニューからチベット料理まで意外にメニュー豊富。ゆでじゅがもあり、あっさりしておいしい。
ただ油の質が悪いみたいなので気をつけた方がよい。
私もちょっと変だなと思いながら全部食べた焼き飯で最後に下痢をした。
茶店や宿にもビスケットやチョコレート、インスタントラーメンが売っているから行動食も無理に持参する必要はない。
治安は中国との国境地帯で、当局の検問も厳しく不安なことはなかった。
後記) キャンジンゴンパで同宿だった長谷川氏、猶原夫妻とカトマンズで再会。チベット料理をご一緒した。
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