アプローチ
準備と第1日目
夜中に着いたカトマンズ空港から、客引きに連れられてタメル北のホテルへ。
翌日、宿にトレッキング許可証とバスの手配を頼む。予定のルートから入れるかどうかたずねるが、いとも簡単に「OK」とのこと。
なんだか心許ないが、調べてきた限り複数のルートがあるので「なるようになるさ」の心境で行くことにする。
【中世の面影を残すアッサントーレの街角】
手配した後はする事もなく、町の中心をぶらつく。88年にきたときとは様子も変わっていて、新しいビルも目に付く。
変化してきているが、カトマンズはやはり魅力的だ。人も穏やかですごしやすい。
ホテルに戻り宿代含めて精算する。
トレッキング許可書27USD、バス代100ルピー(230円)、宿2泊1200ルピー(2800円)なり。
【バスでの道中ランタンリルン(7245m)が見えてくる】
翌日夜明け前に宿を出発。ホテルのスタッフの案内でバス乗り場に向かう。うっすらと夜が明ける頃出発。
カトマンズを出てしばらくすると急な登りとなり、断崖絶壁の中をのろのろと進むバスの旅はスリル満点。 トレッカーも何人か乗り合わせる。
トリスリという町から新しくできた自動車道に入り一路終点に向けて進む。
この道ができるまではトリスリからは徒歩になり、ランタンに入るのにもう2、3日かかったらしい。
悪路の中、広い谷の向かい尾根に、へばりつくような集落が点々と続く。
ほこりにまみれながら夕方、終点の「シュブルベンシ」に着く。
【宿の向かい、ラマ教寺院前にたたずむ男達】
宿は若夫婦が経営する、「Hotel Snowland Tibettan」。
1泊5ルピー(12円)。客はわたし一人だけ。インスタントラーメンとゆでたジャガイモ、ビールを頼む。
明日のルートを尾根沿いに行くか、谷沿いに行くか決めかねていたので宿の主人に尋ねる。谷沿いの方が「Short cut
and Very easy」とのこと。
谷沿いルートに決定。
このコースはメインルートからはずれており、日本のガイドブックにはなにも情報がのっていない。
カトマンズで買ったおおざっぱな地図しかなく、不安もあり、ガイド兼ポーターを 1日だけ雇うことにして、宿の主人に手配を頼む。
夕方の気温13度。思ったより暖かい。する事もなく8時半床につく。
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