カラオケ論


うる覚えの曲について

素晴らしい曲であれば・・・?

ここで言う「うる覚え」とは、意識的にではなく、なんとなく聞いてる 内に曲をほぼ覚えてしまうと言う事です。
「普通にCDを聞いてる時」と言うよりも、「歌番組等でふと聞いてる時」 とか「BGMとして自然に流れているのを聞いてる時」にあたります。 他にもドラマとかCMとかで、度々聞いてるというのもありますね。

さて、こうやって覚えた曲を実際にカラオケで歌ってみるとどうなるでしょうか。
しっかり聞いてるわけではないので、大抵の場合は その歌の中で「どう歌っていいのか分からない」箇所があちこちに出てくる でしょう。これは「歌い方の提言」にも書きました。

しかし、曲の中には「うる覚え」でもほぼ完全に歌いこなせるように なるというのもあるんです。
大抵の曲の場合、「うる覚え」では 分からない箇所が幾つか出てきてうまく歌えないはずなんですが・・・ しかし、それが出ないと言うのはどう言う事なんでしょうか?

分からなくなったり、間違ったりする事がないと言う事は、 つまり、その曲に対して「聞き漏らしが無い」と言う事になります。 それは、その曲を全て聞いている、言わば「曲を理解している」 と言う事になります。そう言う曲と言うのは大抵は「簡単な曲」 もしくは「分かりやすい曲」にあたりますね。
しかしそれだけではありません。僕がここで言いたいのは、 「印象の深い曲」もそれに該当すると言う事です。

曲全てのフレーズに何かしらの印象があれば、その曲全てを覚える 事は決して難しい事では無いと思います。
印象があればそれだけ、その歌のイメージがしやすくなります。 イメージがしやすければそれだけでも十分覚えやすいですよね、 しかし、それだけじゃなく、そのフレーズが全てがつながって、 初めて曲と言うイメージが出てくるので、そこはもう本能的に、 全てのフレーズを覚えようとする力が働くのではないかと僕は考えます。

さて、そう言う曲と言うのはどう言う曲なんでしょう?
ドラマの曲なんかは、そのドラマのイメージで作られたり、選ばれたり してるわけだから、イメージはしやすいと考えちゃいますよね。 しかし、それはあくまでドラマのイメージであって、純粋に 曲のイメージとなると、ちょっと違うような気もします。

きっとこの曲を聴いたとき、つい耳を傾けてしまうような、 そんな、聞き手に何らかのインパクトを与えるような曲なんでしょうね。 でも、そう言う曲って好き嫌いは別として「素晴らしい曲」だと思いませんか?
全てのフレーズに何かしら印象があって、それがすべてつながって 曲と言う一つのイメージが出来あがる、それがしやすい曲と言うのは、 分かりやすし、感動もしやすい歌と言えると思います。 そしてそれはとても素晴らしい歌だと思います。

それを踏まえて考えると、簡単に言えば、
「曲全体が素晴らしいので、 全てを頭の中に分けなく入れることが出来る」と言う事になるんですね。
これが結論になるでしょう。
本来なら何度も聞いて完全に覚えてカラオケに望めば間違い無いのに、 こうやってうる覚えでいきなり歌う人って、結構いますよね。 でも、それでうまく歌えてしまうというのは、 きっと曲が良いからだと僕は考えます。 実際のところ、絶対に曲によって差が出てくるはずですよ。


マイナ−曲について Part2

強烈な印象と、説得力で勝負!

以前書いたマイナー曲について、これを歌うときはまずその曲が良い曲である事、そして 上手く歌うことが必須であると書きました。
では、ここで言う「良い曲」とは何なのでしょうか?
当然カラオケですから、「聴いてくれる歌」が第一に上げられますね。
でも問題はどういういった歌なら聴いてくれるかなんです。

ここで考えるのはマイナー曲の特性です。
マイナー曲は当然「聴いたことがない」「ずっと昔の記憶にちょっと残ってる」 位の曲ですね、要するにカラオケで今聴く時がほとんど初めてになるはずです。 その初めての曲を聴かせるわけですから、まず「なんだろう?」と言う好奇心を 働かせることが出来ますよね。さてここからが問題なんです。

好奇心を持っても、それが相手にとって興味を引く物でなければ きっと聴いてはくれないでしょう。
よってここで大事なのが「強烈なインパクト」なんです。
それこそ有名な良い曲を初めて聴いたような 印象を与えるような歌であれば、イヤでも耳を傾けずにはいられないでしょう。
しかし、歌っているのはあくまで自分。歌手が歌ってるほどのインパクトは 得られません。だから「歌自体にインパクトがある物」が最高です。

さて、マイナー曲にはもう一つ大事な事があります。
有名な曲は耳に馴染んでいるから、安心して 「聴いてて気分が良いなあ」と思わせることが出来ますが、 マイナー曲だと、いつ何が飛び出すか分からないから、ちょっと構えて 聴いてしまいがちです。安心して聞けない分、聞き手がちょっと敬遠してしまうか も知れません。
ここで大事なのが「説得力」です。
「この歌は何かあるんじゃないか?」「違う・・・他とは何かが違う。」
と思わせて聴かせる、一度も聴いたことのない曲だからこそ、 こういった説得力があると、聞き入ってしまうのではないでしょうか?
しかしこの場合、選曲だけでなく歌い方にもある程度は気を付けないといけません。 上手く感情を入れることで、説得力をより高い物にする必要があります。

「自分の歌を聴いてもらうにはどうすればいいのか?」
聴かせて楽しむ派のカラオケファンの永遠のテーマですが、その方法が 「相手好みの歌を歌う」や「有名な曲を歌う」で満足したくないのなら、 ぜひこういったマイナー曲で勝負してみて下さい。
必要なのは「選曲のセンス」「歌い方のセンス」です!
前回も言いましたが・・・・「マイナー曲は賭けである!」

余談:半年位前から自分の中の永遠の2曲目となっている「ガムシャラバタフライ」、 この歌は「インパクト系」の曲で、かなりお勧めです。 「ハック」はコミカルの中にちょっとした悲しさが混ざった、「インパクト」 と「説得力」両方の属性を持った曲で、これもお勧め。 でもねぇ・・・。この「ハック」のc/wである「絵を書く」も良い歌なんだけど これはマイナー過ぎてカラオケに入ってないんだなぁ。


アルコールについて

飲み過ぎ、歌いすぎには注意しましょう。

前にこのHPで「アルコールを飲んだ後自分の歌はどうなるか。」 と言うアンケートをしました。
予想では「ヘタになる」に票が集中するだろうと 思っていましたが、
予想に反して結果は「変わらない」が圧倒的多数となりました。
なぜこんな結果になったのだろうと思い考えてみたところ・・・、
一つの理論が出すことが出来ました。
僕自身、アルコールを飲むとヘタになるのですが、たまに変わらない時も あります。
しかしここで問題なのは歌える曲数です。
いつもなら、いくら歌ってもさほどの変化はないのに、アルコールが入ると10曲持ちません。
それを超えると音域は極端に狭まり、歌の旋律がめちゃくちゃになります。
ようするにアルコールにより、喉の耐久性が弱くなってしまったんですね。
でも、普通の人はその状況で10曲も歌いません、
いや、十曲以上歌う人自体少ないかも知れない・・・。
ようするにヘタになる前に歌い終わってたんです。
では、一曲目からヘタになると言う境遇はどんな時なのでしょう
考えられる事は二つ、「酔いの回りが強い」か「飲みつつ喉を弱くしたか」
一つ目の状態で歌おうとする人はほとんどいないでしょう・・・。
(または、歌っても忘れてるかもしれない・・・)
二つ目の状態、これはあり得る。ようするに馬鹿騒ぎしながら飲んでた時とか、
自分の時もよく考えてみれば、そう言う時が下手な時でした。
でも意外とそう言う人は少ないのかも知れない・・・・。
アルコールが入っているとはいえ、喉がつぶれるくらい声を出すとは・・・。

以上の考えならば、あのアンケートの結果が納得できます。
アルコールは、飲んでもすぐには喉を潰さないと言うこと。
ただ、喉の耐久性が弱くなっているのです。だから少しならちゃんと歌えるはず。

それでは、アルコールを飲んだときの注意点を上げてみましょう。
下手な歌を聴かせるのが嫌な人は、飲んだ後はあまりたくさん歌わない事。
(「飲んでるから別に良いや」と思う人もいるが・・・)
それと、他の人の歌にあまりつき合わないこと。
(ただ、この場合どっちが大事かは自分で判断するべきだね)
・・・・それぐらいかな。

カラオケは飲み会の二次会としては打ってつけの場所です。
そんな時は、自分の喉の事をよく考えるべきかも知れない。
でも結局は酔ってるんだから、あまり気にしなくてもいいのかも知れない、
あなたならどうしますか?

余談:実は、さらに考えられることがある。 それはお酒を飲まない人の選択だ。アルコールを飲まない人のために 本来は「分からない」と言う選択肢を作るべきだったのだが・・・。   作らなかったんですね、もしかしたらそういう人が「変わらない」 を選択したという可能性がある・・・いやぁ、アンケートって難しい。 それではアンケート結果を報告します。

項目票数
激ヘタになる
ヘタになる
少しヘタになる11
変わらない18
うまくなる


エコーについて

他と比べたら・・・

普通に歌う事とカラオケで歌う事の違いは、ここにあると言っても過言ではありません。
エコーは、歌い手の声を響かせ、その曲の臨場感を高める効果を持っています。
しかしそれと同時に、歌い手の歌をサポートするという効果も併せ持っています。
エコーの効果により、本の少しの音のズレをかき消してくれるのです。
さて、そう考えると「エコーの必要の無い時」と言うのが考えられますね。
例えば自分がその曲に凄い自信がある時、または、その曲を自分で聴いて 練習したい時は、エコーと言う効果が逆に邪魔になってしまうでしょう。
そういう時は、遠慮なくエコーの強さを下げてみて下さい(0でも構いません)
ただ、練習のためなら別に良いのですが、普通に聴かせる場合は上手くても エコーはある程度かけて歌う方を僕はお勧めします。
やはりエコーの臨場感は捨てがたいし、上手く聴かせるにしても、 かけた方がかなり無難と言えます。それこそよっぽどの自信がない限りは これで歌った方が良く聞こえるはずだし、何よりも盛り上がると思います。 もしエコーを下げて歌ったとしても、他に人がいるのなら次の人のために エコーは元に戻して上げましょう。

さて、エコーはカラオケの効果の中でもかなり付属的な物と言えます。
キーと違って歌う事にそれほどの支障を持たせませんから、調節に関しては それほどこだわる必要もありません。 (その効果を使って楽しまなければ損だと言う考え方の人もいますが)
とりあえず大人数の時は、ある程度カラオケに行ってる人にその辺の調節を してもらうのが良いでしょう、大抵はその状態で最後まで満足できます。
少人数の時は自分から進んで調節してみましょう。用は変に響いてなければ いいのです。歌いながらでも「あ〜あ〜。」でもいいですから、適当に。
エコーはカラオケ独特の効果です。その効果を色々と試してみて、時と場合で 使い分けてみるのも、カラオケの楽しみ方の一つと言えるかも知れませんね。

余談:僕の場合、大抵は普通に調節しますが、一人で歌いに行くときは エコーはかなり下げますね。この状態で自分の歌を聴くと本当に 自分の歌の「アラ」がはっきりと見えてきます。これを聴くと 本当にこれから何処を気をつければいいのか、どの歌手が合うのかが、 よく分かってきます。だからこそ人前ではエコーをかけたい・・・(汗)


ハーフトーンについて

裏声を使うときの一つの方法に過ぎない。

これはE,Nさんから頂いた情報です。
僕の言うハーフトーン、これは「中間音」と言って歌い方としては、 喉を適度に開いて鼻と口の両方から息を抜くようにして声を出す 言う物で、高いキーを続けて歌うときに有効な歌い方だそうです。 もしかしたら無意識にこういう方法を取っている人もいるかも知れません。
裏声というのは、人によってその方法が違うのではないのでしょうか?
口から出す空気の量が違ったり、鼻を使ったり、力を入れるところが違ったり。
裏声を有効に使うのならば、自分にとってどういうやり方が一番有効かを 考えなければいけませんね。ハーフトーンも当然その中の一つになり得るでしょう。
おそらく個人差はあると思いますが・・・・。

余談:この「中間音」早速試してみました・・・。何となくと言う感じでしたが どういう感じになるかは分かりました。初めてやる分には少し難しいですね。 後、普通よりも空気をたくさん吐き出すので(鼻と口両方だからね) すぐにガス欠状態になって長くは持ちませんでした。


陶酔について

究極的なカラオケの楽しみ方に繋がる

*陶酔:「うっとりしてその境地に浸ること」

この考えは歌い手にも聞き手にも考えられますね。
これはある意味究極の楽しみ方とも言えます。
歌って楽しむ人にとって 自分の歌に酔いしれる事は、ある意味非常に気持ちのいいことだと思います。 さて、それではどうすればこのような状態になれるのでしょう。
その答えは人によって様々だと思いますが。僕が考える物の一つには 「その歌に対しての感情移入を強める事」だと思います。 この歌のイメージを思い浮かべながら、ちょっと感情的に歌う。
すると自然にその曲と一心同体になったような気がして、(こういうのを ハマルと言うのかな?)陶酔の境地にまで高めることが出来る・・・と思いませんか?
しかし、こういう歌い方が出来る曲と言うのは、少し考えなければなりません。 感情移入しやすい歌もまた、人によっては違ってくるでしょうから。
でも一般的にそうしやすい歌を考えてみると・・・。
まず「ラブソング」とか「失恋ソング」「お別れソング」ですね。
こういった曲は歌の状況を想像することが比較的簡単だし、 もしかしたら、モロにこういった経験をした人もいるかも知れません。
他にも「何かを伝える歌」と言うのがあります。
この歌が何を伝えたいのかが分かっていれば「伝えよう」とか「伝えたい」 と言う気持ちが感情移入に繋がってくれるでしょう。
後、出来る限りスローテンポな曲が有効だと思います。
速い曲だと、曲のイメージを想像する前に曲調が変わったり、考えて歌う際 曲のどこを強調して歌って良いのかを考えることが非常に難しくなります。
歌う人にとって陶酔すると言うことは、その曲を「心を込めて歌う」 とか「意味や状況を考えて歌う」または「歌手の代わりに訴える」 と言うことに他なりません。
それは決して難しいことでは無く、 ちょっと考えればすぐ出来るようになるでしょう。
(うまいヘタは関係ないですから)

さて、お気づきの方も多いと思いますが、こうやって歌う事で聞き手は どんな気持ちになるでしょう。うまい人なら問題はないのですが 下手な人だったら・・・・・。そう、ある意味「興ざめ」と感じるかも知れませんね。
「自分一人でハマっちゃって楽しんでいる」と言う姿勢が場を白けさせることもあります。 聞かせて楽しむ人にとっては、よほど自信がない限りちょっと不向きな歌い方かも知れませんね。
さてさて、続いては聞き手側の陶酔ですがこれはもう「うまければ 何でもあり」と言う感じですね。それが自分の好きな歌だったりしたらもう・・・。 心と一緒に頭の中まで洗われてしまうような感じになるかも知れませんね。(笑)
しかしそういう状態になることを望んでいる人は結構多いと思います。
「感動したい」とか「泣かせて欲しい」とか思ってたりしてね。
要するに、陶酔すると言うことは聞き手の究極の楽しみ方の一つでもあるのです。
また、聞かせて楽しむ人にとっては、この状態にする事こそ究極の楽しみ方とも言えます。
聞かせることこそ楽しみにしてる人なんだから当然ですよね。
だからこうなることを目標にその人は考えなければなりません、聞き手を陶酔させる方法を。 ここばっかりは本当に個人差があるので、全ては歌い手の力量次第となります。
私も幾つかの方法を知ってますけどね・・・・。でもうまくいくかどうかなんて・・・。
人と言うのは結構感動したいものなんですよ。 だから感動させたいというのも当然あります。
何を持って楽しいというのは個人差はありますが、あなたは感動したくありませんか?

余談:最近行ったカラオケではそういうのを考えてみました。 物語を語るようにとか・・・。そして気づいたのはイメージの能力ですね。 歌手になりきることも大事ですが、その歌の本質を知ることも ある意味テクニックだと思います。楽しむためにもうまく歌うためにもね。 難しいと思ったら、その歌の歌詞だけを見て考えましょう。


自己流について

真似(では)出来ないこともある

カラオケはその歌手の歌い方を真似すればうまくいくと言いました。
そのためには曲を選ばなければいけないとも言いました。
しかし真似できない曲と言うのもあるし、それでもうまく歌いたいというのも あるでしょう。
そういった曲はどのようにすればよいでしょうか?
実はこう言った歌は自己流を確立するための、ある意味チャンスでもあるのです。
どうしても真似できない曲。例えば複数の人が歌う曲、特性のつかみにくい 歌手の曲などは無理に真似しようとするとかえっておかしくなることもあります。 そうでない曲でも人によっては全然似合わなかったりして、 かえって格好悪かったりすることもあります。
そういった曲に対しては真似をせずに、自分の考えたとおりに歌ってみましょう。
譜面通りに歌うのも良いし、自己流の表現を付け加えてみるのも良いです。
人によっては、本物よりもうまく歌えることが出来るかも知れません。
(本物を超えるというのは真似ではなかなか出来ない事なのです)
一般的にカラオケで歌うほとんどの人は、自己流でいろんな歌を歌うか、 真似の可能な歌を選んで歌うかのどちらかになると思います。
この二種類の考え方を歌によって使い分ければ、選曲もかなり幅広くなるでしょう。
いつか「どのように歌うのが自分にとって良いのか」を考えるときが来るかも知れません。
そういった歌い方を考えていくのも、カラオケの楽しみの一つになるかも知れませんね

余談:自己流とアドリブの違いは・・・・。ほとんどありません。
ただ今回あえて自己流としたのは、無理して真似るよりも 自分本来のスタイルで歌った方が良いときもある事、そしてそれを 自分の物として確立して欲しい、と言うことを知らせたかったからです。 僕の知ってるカラオケのうまい人達の中には、しっかりと自己の歌い方を 持ってる人もいます。ある意味真似よりもかっこいいのかも知れませんね。


キーについて

とにかく自分で考えてBESTを見つけだそう。

キーは、カラオケをうまく歌う上で非常に重要な物です。
しかし、あまり重要視していない人のために今回二つのポイントを考えてきました。

まず一つ目「自分の声の限界に合わせる」

言わずと知れたことかも知れませんが、歌う曲が自分にとってはあまりにも高すぎたり 低すぎたりしてうまく歌えない時、キーを動かして自分ののどの限界に合わせる事です。 しかし、これはうまく歌おうと願ってる人にはもはや常識とも言えることです。 だからこのことはまあ良いとしましょう。

問題は二つ目「キーを原曲の高さに合わせる」事です。

むしろこちらの方が軽視されがちです。
最近のカラオケは、一般の人が歌いやすいように、高い歌に関しては低く設定してあります。
大抵の人はそれでOKなのですが、もしあなたがその歌を原曲の高さで歌えるのならば、 絶対にその高さに合わせ直した方が良いです。
そっちの方が確実に本物に近づけるし、実際かなり歌いやすくなります。
それに原曲の方で歌うと、違うときと比べてすごく歌いごたえがありますし、 歌った後気分が良いです。むしろ多少無理をしてでも原曲の高さで歌うべきかも知れません。
さて、以上の二つなのですが・・・・ここで一つ問題があります。
「どっちで歌うべきか」と言うことです。 明らかにこの二つのポイントは矛盾していますよね。
でも、その答えはあなた次第なのです。カラオケなんですからあまり堅く考えずに、 自分の考えた通りに歌えば良いのです。
例えば曲の最初の部分を初期設定の状態で歌ってみて、 調子が良かったら原曲の高さに合わせてみる、そしてどちらが良いのかを自分で 決められればそれで良いと思いませんか?
まあ、なるべくなら原曲の高さで歌えるようになるのが一番良いのですが、 普通の人には難しい歌もありますから、その辺は自分で考えてみて下さい。 歌はそれなりに考えないとうまく歌えないのです。(中級編より)

余談:2番目の問題を思いついたのは、2/7カラオケに行ったときです。 声の調子が良かったので原曲の高さにしたら、もう歌っててすごく気持ちが良くて。 この良さをみんなにも教えてあげたいと思い今回書きました。 でも、それなりに音域の広い人じゃないとこれは難しいですね。


歌詞カードについて

これを見ることが、うまく歌う一番の近道である。

別にカラオケではちゃんと歌詞も出るし、覚える必要は無いから 歌詞カードなんてあんまり必要ない。と思っている人もいるかも知れませんね。 確かにカラオケでは歌詞がでます。だからその歌の音さえ覚えていれば良いわけで 言葉まで完璧に覚える必要はありません。それは確かなんですが・・・。
例えばこんな経験はありませんか?
歌を歌っていて、途中でどう歌って良いか 分からなくなってめちゃくちゃになったこと、誰でも一度は経験はしたこと があると思います。まあその理由の一つに「聞き込みが足りない」と言うのもありますが でも、もう二つ大きな理由があるんです。それは

「どうやって歌えばいいのかが分からない」

「なんて歌っているのかが分からない」

ということなんです。
曲自体は何十回も聞いたのにいざ歌ってみると、 どうやって言葉を音に乗せていくかが分からなかったり、初めて歌詞を見て 「あ!ここはこう歌ってたのか」と初めて気づいて言葉が出てこなかったり する事は良くあることなのです。
そこで歌詞カードを見ながら歌を聴いていると、たとえ聞いているだけでも どうやって歌っているのか、何と言っているのかが自然と分かってしまうのです。
カラオケを歌う者にとって歌詞カードを見ることは、自分の歌をよりうまくするための 一番の近道なのです。歌いたい歌があったらなるべく手に入れましょう。

余談:僕の場合、歌はほとんど借りてきて聞くので、当然のごとく歌詞カードを 持つことが出来ずかなり苦労しています。この場合覚えようと思うときは 歌詞のフレーズだけなんとかして頭に入れて、なんて言ってるか分からない所は あきらめてカラオケに備えます。でも最近歌詞の書いてあるHPやTV 等を見てチェックすることもあります。


アドリブについて

とにかく「自分」の歌を良くする高等テクニック

アドリブは上級編にも書きましたが、「自分の力量次第」「大抵は失敗する」 等、結構難しそうことを書きましたが・・・・・実際難しいです。 一度僕も試してみたんですが思ったようにはいかず、オリジナルで歌った方が 無難だなと思ってしまいました。
しかしここで少し発想を変えて見て下さい。 あなたは何のためにアドリブをするのでしょう。
そう、「歌をより良い物にするため」ですよね。 しかしもう一つ別の考え方があります。それは

「どうしてもうまく歌えないところをうまく誤魔化すため」

誤魔化すと言う言い方はちょっと悪いイメージがありますが、 歌の中には、普通の人には難しい歌い回しの物もあります。 (例えばえーとか、ふーとか言うところで微妙に音の変化がある所) まあ何回か練習すれば良いのかもしれませんが、 ここでうまくアドリブを使えば、多少の変化ならばれることもほとんど ないし、うまくやれば自分が普通に歌うよりも良く聞こえてしまう。 なーんて事が考えられます、まあこれも力量次第なんでしょうけど。
ただ、カラオケで歌を最初から最後までうまく歌いきるのと言うのは ある意味ですごく重要だと僕は思います。(感動させるようななバラードとか聞いてて, ちょっと間違えたことで、夢からいきなり現実に戻されてしまう様な気分になった 、と言う経験はありませんか?) そこで「ここだけがどうしてもうまくいかない」 と分かっているならば、何度も練習するのももちろん大事ですが、 うまいアドリブを考えるのも一つの手だと僕は考えます。 試してみる価値はあると思いますよ。
でもやはり言えることは、アドリブというのはとても難しいという事、 誤魔化すと言っても、その歌をよ〜く知っている人にはばれるかもしれないし、 第一良いのが思いつくかどうかも、怪しいもんである。やっぱり力量次第ですね。
さて、以上のことで言えるアドリブとは、「飽くまで自分の歌を良くするために使う物だが、 うまく使いこなすにはそれなりの力量が必要である、しかしどうなるか試しに歌う事もそれなりに重要である。」、 と言ったところでしょうか。まあもっと気楽に考えてみた方が良いんでしょうけどね。

余談:オリジナルを変えるというのは、その歌手への挑戦であるとも言えます。 チャレンジ精神があるのなら、アドリブも面白いかも知れませんね。


機械の点数について

中級者までが信用することを許される

今やカラオケの採点機能は、お金がかからないところもあって 多くの人に使われ、すっかり定着しています。 しかし、所詮は機械の出した答え、どこまで信用できるかはわかりません。
機械で出す採点の対象といえる物は、おそらくいかに譜面通りに歌えているか だと考えられます。大抵の人はその部分を通して上手な人下手な人とで分ける ことができるはずです。
しかし中にはその部分を超越して上手な人がいます。
例えば本物そっくりに歌える人とか、そういった人の歌い方のほとんどは 採点の対象の目から見るとそこそこ上手な人、あるいはそれ以下の人と同じ と判断されてしまうのです。理由はわかりますね。本物に似せようとしている ので譜面通りに歌う必要がないのです。(=譜面に近いということもありますが)
実例を一つあげましょう。
あるカラオケの非常に上手な人の話です、その人は昔カラオケの採点機能 で90点以上をバシバシとっていた時がありました。しかし今は6,70 点に落ち着いているそうです。でも下手になったわけでわありません。 むしろ、めちゃくちゃうまくなっているのです。その人の歌い方は、 確かに本物に似ているのですが、その人自身のオリジナルで歌っているよう にも聞こえました。
さて、以上のことで考えられるカラオケの採点機能とは、「あまりに 上手な人は信用してはいけない。信用して良いのは中級者まで。」という所で すかね。
まだまだ考えられる事はたくさんあるのですが、とりあえず今回は ここまでとしましょう。(続編お楽しみに)

余談:僕はそこまで歌の上手な人の事を、「機械をも狂わせるほどうまい人」 と呼んでいます。でも、そういった人を僕は過去一人しか知りません。


裏声について

無くても良いが、歌によってはそれが最強の武器になる。

あなたは裏声を使ったことがありますか?
裏声というのは、キーが高いときに普通の声ではもうこれ以上出せないときに 仕方なく使ってしまう、というのが多いと思います。声が情けなくなるし のどがすぐに枯れそうになるから、出来れば使いたくないというのが 理想の人も多いでしょう。
しかし歌によっては、裏声がとても重要になって くる事があります。
ではここで実例をいくつかあげましょう。
僕の好きなsing like talkingはよく裏声をつかっています。中には裏声のまま ずーっと歌っている物もあります。
藤井フミヤのDo notは所々で裏声になります。しかしこの場合は、むしろ 裏声で歌った方が感じが出てとても良いと思います。
Original Loveのプライマルは、Um-Um-Um-の所が裏声です。ここをうまく やるとみんなの感嘆の声が聞こえます。
他にもあると思いますが、今思いつく限りこれくらいです。
しかし無理して使えるようになることもありません。 その手の歌以外では、特に使う必要はないのです。 あればあるだけ便利なだけ、そういうもんです。
さて、そういうことで考えられる裏声とは、「特定の歌でも歌わない限りは それほど必要でない。でもあると便利な物。」と言う所ですかね。

余談:何かで聞いたことがあるのだが、普通の声と裏声の真ん中の声という のがあるらしい、名前は確かHarftornだったかなあ?これが使えるように なると、裏声とは違うから楽に音域をあげられたり、普通の声から裏声に 変わる時、それを使えばよりスムーズに歌えるようになるらしいのだ。 詳しいことは知らないんだけど、使えるようにはなりたいですね。 何かその事について知っている人がいたら連絡下さい。


師匠の存在について

この人がいなければ今頃は・・・・。

師匠というとちょっと大げさな気もするが、これは要するに、「カラオケの アドバイスをしてくれる人」の事をあらわしています。
あなたにはそんな人はいますか?僕にはいました。
その人がいなければ今頃はこんな風にカラオケのホームページを作ろうなんて 考えもしなかったでしょう。それだけ師匠を持つというのは大事だと思います。
まあ師匠と言ったら当然歌が上手と考えてしまいがちですが。 ただ自分の考えを正直に答えてくれるだけでも立派な アドバイスになるので、その人は師匠と言えます。
もし、歌がうまくなりたいと思ったら、初級編、中級編に習うのも良いですが。 それなりに正直に答えてくれる師匠を見つけることもお勧めします。

余談:僕の師匠は僕の知ってる唯一の「機械を狂わせるほどうまい人」です。


男が女の歌を歌うことについて

いや!別にいいんだけどね。

女が男の歌を歌うことはよくあることですが、逆に男が女の歌を歌うという のは、結構少ないと思います。キーが高いとか難しいとかもありますが 中には、「なんかおかしいからいやだ」と歌う側よりもむしろ聞く側の方が 思ったりもしているようです。
まあカラオケなんだからその辺は気にせずガンガン歌って欲しいですけどね。
最近(このホームページを作って最近)僕は女の歌を一つ覚えました。 古い歌なんですが中森あきなの「二人静」と言う歌です。 昔聞いたのを思いだして歌ってみたんですが、結構歌えるし面白かったです。 そして思ったことは、
「女性の歌でも男が歌えるくらいの手頃な高さの歌はある」ということです。
さて以上のことで考えられる男が女の歌を歌う事は、まずやたらに敬遠しない こと、歌ってみたければ何でも歌えばいいと思います。 そして、探せばきっと歌いやすい曲が見つかると言うことを覚えておいて下さい。

余談:僕が知っている男に、ある女の歌をたくさん歌いまくる人がいます。 その男は、当然その歌手の歌が好きなのですが、僕にはより高い声を出す ための挑戦のようにも見えました。こうやって高い声に慣れるというのも 歌をうまく歌うためには、必要なことなのかもしれませんね。


ジャンル分けについて

たった5曲でこの人は何でも歌えると思わせる法

ジャンルと言ったら、演歌とかポップス、バラードとかに分けられますが、 僕のジャンル分けはそんなには変わらないけどすこし違います。
例えば、演歌でも何でも歌える人でも、それらの曲が新しい歌ばっかりだったり 有名な曲ばっかりだとしたら、何でも歌えるとは思われないと思いませんか?
そこで僕は、まず基本的に新曲と一昔前の曲とずっと前の曲で分けて さらに、メジャー、マイナーでも分けています。 後それとは別に、ラップ、アニメソング、馬鹿歌(面白い歌)、Love song とかでも分けてます。(演歌は基本的には歌わないので却下、しかし馬鹿歌に 入る物もある。)そして最後に特別うまく歌える歌というのも分けられます。 さて、以上のことをふまえて、5つ選曲してみましょう。
1.メジャーな新曲
2.メジャーな古い曲
3.馬鹿歌、またはアニメソング
4.マイナーなラップ
5.Love song
これで完璧!・・・だと思う。
でも本当はジャンル分けなんて、自分で好きなようにテキトーにやれば良いんです。 好き嫌いで分けても良いし、ノリの善し悪しでも良いし、 ただ、こういう風に分けておくと何かと便利なときがあるんで(どんな時?) みんなもやってみてはどうですか。

余談:こういったジャンル分けは、上級編の歌う順番を考える上で非常に役に立った。


マイナー曲について

お取り扱いには十分注意して下さい。

マイナー曲というのは、聞いている人が分け分からなくなって場が白けたりして 特に歌を聞かせて楽しむ人には結構敬遠されがちです。 確かに知らない歌だから一緒に口ずさむことも出来ないので盛り上がりには 欠けるかもしれません。
しかし、「この歌なんだろう」と好奇心を仰ぐことは出来るし このマイナー曲がとても良い歌なら、「なんか良い歌だなあ」と思わせることが出来ます。
僕は、カラオケを歌う上で一番感動を呼ぶ歌は良いマイナー曲ではないかと思っています。
良い歌を初めて聴くと、「あっこれいい!」と感動しますよね。(それが購買欲につながってしまう) 良いマイナー曲も同じで「何これ、なんかすごく良いよ」と思って聞き入ってしまう。
でも、そうなるためには良い曲であることと同時にうまく歌うことが必須となります。 でなければ誰も聞いてくれないでしょう。すなわち、マイナー曲は一種の賭けなのです。

余談:カラオケをしていて、みんなに初めて聞かせるラップを歌ったとき、めちゃくちゃ 盛り上がったが、2回目の時は最初ほどの盛り上がりはみせなかった。



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