クワカブを常温で飼育しよう!


種別 冬  季 夏  季
ニジイロクワガタ 成虫
 羽化までは温度管理し、羽化後は後食開始までずっと10℃で管理するも全く問題なし。
 また、室温が7℃〜20℃と寒暖の差が激しい部屋でも全く問題なし。
 日中の平均気温30℃で管理するも問題なし。
 但し、産卵セットを組むも、この気温では産卵せず。
幼虫
 平均気温15℃くらいまでは問題なく耐えてたが、それ以下の低温耐性は試したことがないため不明。
 ちなみに、蛹化〜羽化の期間はしっかり温度管理。(この時期の低温はちょっと怖いです。)
 常に28℃以下で管理していたため不明
グラントシロ 成虫
 低温耐性は試したことがないため不明。


 高温耐性は試したことがないため不明。
幼虫
 室内常温10℃で管理するも全く問題なし。
 また、僕は未経験だけど、室外常温でも氷点下にさえならなければ飼育可能であることが複数のHPの飼育記録に記されている。
 室外常温(日中は30℃を超えることあり)で管理するも全く問題なし。
ティティウス 成虫
 羽化後休眠期間中、室温が7℃〜20℃と激しく寒暖の差が出る部屋でも全く問題なし。
 
 室外常温(日中は30℃を超えることあり)で管理するも全く問題なし。
 
幼虫
 室内常温10℃で管理するも全く問題なし。但し、ほとんど餌は食べないでじっとしている。
 
 室外常温(日中は30℃を超えることあり)で管理するも全く問題なし。
サビイロ 成虫
 室外常温(日中は30℃を超えることあり)で管理するも問題なし。
幼虫
 15℃程度で管理したところバタバタと★に。基本的に温度管理が必要。

 室外常温(日中は30℃を超えることあり)で管理するも問題なし。

ゴロファエアクス 成虫
幼虫
 連日30℃を超える真夏日に室外常温で飼育したところ、5頭中1頭が★に。
 飼育ケースを水を入れた衣装ケースに入れ、ケースの下の方数p程度を水に浸からせたところ、残り4頭は無事に乗り切る。
ゴホンツノ 成虫
幼虫
 連日30℃を超える真夏日に室外常温で飼育したところ、数頭が地上に這い出しのたうちまわる。
 飼育ケースを水を入れた衣装ケースに入れ、ケースの下の方数p程度を水に浸からせたところ、安定して無事に乗り切る。
国産カブト 成虫
 日中の気温が連日30℃を超える中でも耐えました!
幼虫  連日氷点下の雪国の屋外飼育でも耐えてます。
 日中の気温が連日30℃を超える中でも耐えました!

オオクワガタ 成虫
 室内常温5℃で越冬させるも全く問題なしし。

 
 日中の気温が30℃程度まであれば特に問題なし。

幼虫
 15℃〜17℃程度の加温で、2年1化することなく1年1化に。
 2年1化でもいいなら、0℃くらいまでは耐えるのでは?、

 常に28℃以下で管理していたため不明だけど、室温30℃くらいまでは耐えるかと。
フルストファノコギリ 成虫  10℃〜15℃の室温でも特に問題なし。    日中の気温が30℃程度まであれば特に問題なし。
幼虫  10℃〜15℃の室温でも特に問題なし。
 上記以外の種についても、暇を見つけて随時アップしていきますね。










冬季の注意点

 クワカブ全般的に世間で言われているよりは寒さには強いように思います。
 僕の住む地域は雪国のため、冬季は室温が5℃くらいまで下がってしまいますが、関東以南の地方の方や、保温効果が高いマンション等に住んでいる方なら、かなりの種は室内常温でもいけると思います。
 実際、活動を抑えるためにブリードに使用しない成虫は冷蔵庫等により低温で管理している人もいます。
 但し、幼虫に関しては冬季を常温で飼育すると幼虫期間が長くなりますし、また、蛹化〜羽化の期間はさすがにある程度温度管理をしないと厳しいのではないかと思われます。


夏季の注意点

 クワカブにとって最もやっかいなのは、やはり夏季の高温です。
 特に「暑さに非常に弱い」と言われている生体には、ヘラ、ネプ、サタン、チリクワなど高価なものが多いので、夏場の温度管理が出来ないのであれば、これらを飼育するのは避けた方が無難だと思います。
 また、その他の生体に関しても、夏季に常温飼育を試みる場合に注意しなければならないのが、「絶対に直射日光に当てない」ことと「ケース内が蒸れないようにする」ということ。この2点が原因となり高温や酸欠で★に至るパターンが多いようです。
 とにかく常温飼育と言っても、家内の一番涼しい場所で飼育するということが大原則です。例えば、飼育ケースの下を水に浸すだけでも、ケース内の温度はかなり下がりますよ。


クワカブは蘇生する!

 仕事から帰ってきたら、高温(低温)でで大切なクワカブが★に。なんて経験ありませんか?
 そんな時はそのまま放置したりすぐに埋めたりはせず、飼育ケースのフタを開けたまま20℃〜25℃で半日程度様子を見てみましょう。
 僕の経験では、処置が早ければかなりの確率で蘇生しますし、その後のブリードにも問題ないです。