野尻湖遠征報告

報告者 グッチ

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今年の野尻湖遠征参加者はCさん、だ〜よし、グッチの3人。
まあ、今年はとにかく天候に泣かされました本当に。


1日目

悪天候の中、スタート

 出航前の野尻湖は雨・風・濁り…そして濃霧
 桟橋から先は、広がる真っ白な霧で何も見えない。
 「こ、これって出航できるんか??」と不安がる僕らにボート屋のおばちゃんは、「湖岸沿いにゆっくり進んでもらえば対岸は霧が無いから大丈夫ですよ。」とのこと。
 その言葉を信じてデッドスロー走行でいざ出航。
 対岸に向かい航行してしばらく経つと少しずつ霧が晴れてきたた。さあスタートフィッシング……したものの、霧が晴れたとはいえ、雨・風・濁りの中での釣りは快適とは言えない。
 豪雪の影響が出ている今年、当然まだスポーニングもはじまっておらず(まっ、とてもサイトができる状況でも無かったけど…)、かといって、岬まわりのディープをやるにも風・波でボートをステイすることすら困難な状況。

 そこで僕は、比較的風の弱いワンド手前のミドルレンジのドラッキングでプリスポーン狙い。これが功を奏してプリプリの40pクラスをキャッチ。さらにドラッキングで粘り、グッドサイズをもう1本追加!やったね!!
(ちなみに野尻湖きってのスポーニングエリアである「水道局エリア」は2日間を通して激荒れで、プリスポーンバスを狙うのも厳しい状態でした。)


濃霧…そして雷…そして迷子に

 朝方は湖の半分くらいを覆っていた濃霧。しかし、昼ごろにはその濃霧が次第に野尻湖全域を覆いはじめ、遂には雷まで鳴りはじめた。
 最早、こうなっては釣りができる状況ではなく、僕らは止む無く釣りを断念し桟橋へと向かった…つもりだったが…あれっ?360度全ての視界が濃霧で自分がどこにいるかわからない!…つまり…
迷子になりました(汗)

 そこから右へ左へ迷走すること数十分、なんとか命からがら帰着。
 助かった〜、でも結局、バスをキャッチできたのは僕だけ。
 ただ、Cさんだ〜よしにしてみたら、「全く釣りにならなかった。」というのが本音でしょう。


 ドラッキングでキャッチしたプリプリバス


 濃霧で背景が真っ白ですが、本当はすぐ後ろに島があります。

お昼寝


 悪天候により、予想外に早々にストップフィッシングとなった僕らは宿屋へ。
 当然、チェックインの時間まではまだかなりあったが、湖畔の宿屋のオーナーもさすがに事情を理解してくれて、僕らは2時過ぎには宿屋に入ることができた。
 そして夕飯まで爆睡ZZZ


夕 食

 夕方になり、やっと雨・風ともに止んできた。
 予定外のお昼寝で余力を残している僕らは、夕食後にナイトバッシングをすることに。
 この旅館の夕食は、味もボリュームも最高!


そしてナイトバッシング……Cさん絶好調!

 日中は悪天候に苦渋を飲んだCさん。しか〜し、ナイトバッシングでは絶好調!スピニングタックルのヘビツネという意表をついたリグでコンスタントにバイトを稼いでいく。
 僕もミノーでポツポツとヒット。結局、2時間余りを楽しく過ごせた。






 ナイトバッシングで、まず口火をきったのはCさん








 グッチはスピンムーブシャッドのジャーキングで





 スピンヘビツネで40pクラスのグッドサイズもキャッチしたCさん



あっ!忘れてた……だ〜よしのこと

 満足な釣りができなかった日中のうっぷんをナイトバッシングで一気に晴らした僕ら…
僕ら?僕ら??
 あーっ、忘れてた!!だ〜よしがまだ釣っていない!!!

 ふと、だ〜よしに目をやると、彼の全身からは、「あんたらはいいよ。どーせ、どーせ俺なんか…」という負のオーラが溢れている。
 う〜ん、明日は何としてもだ〜よしに釣ってもらいたい。






2日目

運命のいたずら

 この日は前日とはうってかわっての快晴、でも風が強く気温はかなり低め。
 さて、出航前に、ちょこっと早朝に陸っぱり(…って、どんだけ釣り好きやねん僕ら)。
 ここでも僕とCさんにまずヒット。
 でも、だ〜よしは……未だ沈黙……う〜ん、声がかけられない(汗)

 そんな折、だ〜よしのロッドが遂に弧を描いた!
 
「キターッ!」
 しばしのファイトの後、上がってきたのは40pupのラージマウス…
ラ、ラージ?
 だ〜よし、喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら。

 41p ダウンショット
       40pupのラージに、微妙〜な表情のだ〜よし


神様の贈り


 だ〜よしがとまどっているそんな折、僕が桟橋でふと足元を見ると、「ん?おっ、ネストだ!」
 な〜んと湖中のどこにもないネストが、僕の足元にポツンとひとつ!しかも明らかに40pupのデカスモールがど真ん中に居座っている。
 「これってもしかして、野尻湖の今年のスポーニング一番乗りのスモールじゃなかろうか?」

 これぞ神様の贈り物。これはもうだ〜よしにプレゼントするしかない!
 僕は、だ〜よしを呼び寄せ、デカスモールのネストの場所を教えると、部屋の片付けをすべくCさんと一緒に、一旦宿屋へと戻ることに。
 そして間もなく、だ〜よしから携帯に電話。「今、キャッチしました〜。写真お願いしま〜す。」
 これぞ神様の贈り物…ってか、グッチの贈り物(笑)

 42p ダウンショット
       今回の遠征で初めて笑顔を見せただ〜よし




Cさんの欠点めっけた

 だ〜よしが笑顔全開になったところで、いざ出航!さあ、本日のスモールの活性は?
 勢いよく出航すると、まずは今遠征で絶好調のCさんが、いきなりヒーット!
 しか〜し、ジャンプ一発で痛恨のバラシ!実は、今回のCさんのバラしはこれだけではなく、前日からトータルかなりの数をバラしている。
 実は同船していてわかったのだが、Cさんのフィッシングスタイルは基本的にパワーフィッシング。で、ヒットしたらロッドを立てて一気に勝負をつけようとするクセがある。そのため、ラインブレイクのリスクも高いし、スモールのように水圧の変化に強く平気でディープから一気にジャンプしてくるファイトには対応が遅れるきらいがある。
 まっ、基本的に上手い人だし、タフな状況でヒットを重ねていること自体がスゴいんですけどね。


出た〜!デカスモール!!

 Cさんがグッドサイズをバラして間もなく、今度は僕に強烈なヒット!ん〜明らかに大物。
 長いファイトの後、上がってきた魚体は…
こりゃあデカイ!
 その時はライブウエルに入れて釣りを続けていたが、後で桟橋で計測したら驚きの45pupのデカスモール。この価値、わかる人にはわかるハズ!!やったね、ガッツポーズ!!!


太さ・長さともに文句無しの45pup!(端数切り捨て)
どうでもいい話ですが…
 巷にはサイズ計測方法にやたらこだわる人がいますよね。
 ちなみに、このスモールは地ベタに置いて口閉じ尾開きでの端数切捨て計測数値。なおかつボート屋のスタッフ含めて4人の現認者。ほとんどトーナメント並みの計測方法。
 でも、バスのダメージを考えると、果たしてプライベートでここまでする必要あるのかな?
 だって、ひと目見ればそのバスがデカいかどうかなんてわかるし、大抵の場合、自己計測とサイズはほぽ同じですしね。





今回のCさんは一味違うゾ!

 僕がデカスモールをキャッチして間もなく、今度はCさんがグッドサイズをヒット!今度は慎重なファイトで無事ランディング。計測はしていないが37p〜38pくらいのグッドサイズ。
 さらに立て続けにヒット!さっき以上に慎重なファイトで無事ランディングすると、う〜ん、これはデカい。
 これも後で計測したところ43pデカスモール
 さらにこの後にもグッドサイズをキャッチするCさん。Cさんの勢いが止まらない♪







 グッドサイズ連発のCさん

 背景だけ見てると、すごく暖かそうにみえるけど、厚手のジャンバー&グローブが当日の気温の低さを物語ってマス。




終わってみれば

 非常に厳しいコンディションの中、正直今回は例年ほどの数は出ませんでしたが、結果として全員が40pupのスモールをキャッチするなど、それなりに結果を出せました。
 しかし、僕個人としては、せっかくの遠征だしもっとベストなコンディションで釣りを楽しみたかったなと。
 来年こそはもっと良い釣りが出来ますように。


まわりの山々には残雪が…ってか道路脇にまだ雪が(汗)





 43pのデカスモールを筆頭に、グッドサイズ連発だったCさん





 今回、何かと苦しんだだ〜よしも最後は笑顔で。
 ちなみに、このチビスモールよりも小さい超チビスモールもドラッギングで釣ったらしい(笑)






 迫力の45pup!来年は夢の50pupを狙います!

 …って、ラージじゃあるまいし絶対無理か(汗)











野尻湖リターンズ

日帰り強行釣行!




 前回、ビッグスモールを連発したものの、雨と寒波でかなり厳しい釣りとなった野尻湖遠征。そこで、急きょ天気の良い日にCさんグッチの2人で日帰り強行で野尻湖まで行ってきました!

 で結果は…、
 ボート屋さんのスタッフも驚く40本の大爆釣!!しかも、40pオーバーのデカスモールを5本!!









 こんなグッドサイズがアベレージサイズ














 あまりの突出した釣果に、同じレンタルボート屋を利用していた長期滞在の他のグループの人達からも、アドバイスを求められるほどでした〜!
 (でも、別に僕らの腕がいい訳じゃなく、たまたま運が良かったんですけどね。)











 40pup!
   40pup!
     40pup!













 ボート屋のスタッフの話によると、梅雨時から初夏にかけては、いろんな釣り方で比較的簡単にスモールマウスを釣ることができるそうです。
 高速を使えば、福井から野尻湖までは片道2時間半。途中SAで飯食ったりしても3時間で行けます。
 興味のある人は、是非一度スモールの引きを楽しんでみてください!











 今回の最大魚はCさんの43p!




















野尻湖遠征第3弾

日帰り強行アーリーサマー攻略編!



 今回の参加者はK本君、Cさん、つかぽん(Cさんの彼女)、だ〜よし、まさやん、グッチの6人。
 しかし、メンバーの中に夏の野尻湖を経験している者は誰もおらず……さあ果たしてどうなる?





恒例のナイトバッシング♪


 深夜3時近くに現地入りし、早速恒例のナイトバッシング開始。
 まずはCさんが口火を切り、その後各メンバーがポツポツ(1人1、2本)……って感じでした。




 まさやん
   なかなかのグッドサ〜イズ!


 だ〜よし
   野尻チューンのフライポッパーでキャ〜ッチ!


 グッチ

桟橋の下から引きずり出したコイツは43pでした…ラージだけど(汗)

 K本君

 夜が明けた頃にK本君もグッドサイズのラージをキャッチ!

 何故かしきりにスワンボートに乗りたがっていたK本君。で、スワンボートの前でハイポーズ!







さあ本番!まさやん艇VSグッチ艇


 朝7時、グッチ艇にはCさんつかぽんまさやん艇にはだ〜よしK本君が乗り込みいよいよ出航。
 広い野尻湖でリアシートに釣果をもたらすか否かは操船者の腕の見せどころ。
 グッチとまさやんのガイド魂にも火がつく。「負けへんで〜!」



グッチ艇快進撃!

 グッチ艇の今回の戦略は今流行の虫パターン
 しかし、虫パターンは今や野尻湖の夏パターンとして主流中の主流となってしまっており、事前情報では、「あまりに誰もがやるため、バスが反応しなくなっている。」とのこと。

 しか〜し、いざ釣りをスタートするとグッチ自作のの虫チューンにグッドサイズのスモールが次々とアタック!
 釣果の伸び悩む紅一点のつかぽんにも、グッチ自作の虫チューンワームでをプレゼントしたところ…ドカーンと42pのデカスモールがヒット!
 とにかく前半のグッチ艇はエリア選択も狙いも見事ツボにはまり入れ喰い状態。もちろん、同船者3人全員が40pupをキャ〜ッチ!!








 つかぽん

 グッチチューンの虫ワームで、まずはチビスモールをゲット!






 Cさん                    
                      
 「虫パターンの釣りはムズいなぁ」とボヤき
 ながらも、きっちりと恒例のV字ポーズ!        
 







 つかぽん

 グッチチューンで42pのデカスモールをゲットして、自己記録(つりびとで釣ったラージ39p)を大幅に更新! ( しかもネイティブのスモールだ!)
 グッチ
今回も40pupを連発させていただきました!!
  「野尻湖で爆釣する方法?」、簡単です、
僕のリアシートに乗れば釣れます(笑)





まさやん艇の猛攻

 低比重の虫パターンで快進撃を見せるグッチ艇に対して、まさやんは高比重のノーシンカーパターン。
 序盤こそグッチ艇の快進撃に一歩遅れをとっていたものの、そこは歴戦の強者まさやん。
 風・波が出てきた中盤以降は、低比重ゆえの弱点に苦労するグッチ艇を尻目に、高比重ワームの利点を生かしたラインのわずかな動きでアタリをとる高等テクで次々とバスをキャッチしていくあたりはさすが。

 

なんとも余裕の表情のまさやん







 だ〜よし

 キャストしにくいセンターシートで苦労しつつも結果を出すあたりはさすが








 まさやん

 密かに2種類の比重のワームを使い分けていたまさやん






 K本君

 2lbラインをブチブチ切られて、5lbにチェンジしたら今度は太すぎて…繊細な釣りに苦労しながら、それでもグッドサイズをキャッチ





終わってみれば…

 結局、終わってみればグッチ艇・まさやん艇のいずれも爆釣!
 週末の大混雑の中、キャッチしたバスは実に
62本!うち40pup7本!!

 まわりのボートが1本のバスを釣るのに苦労する中、僕らは1艇あたりのキャッチ数は31本、虫パターンやノーシンカーパターンはミスバイトやチェイスが多い釣りなので、感覚的にはずっと釣れ続けている感じでした。
 ただ反省点として、タックルバランスやキャスティングが非常にシビアな釣りなので、野尻湖初挑戦のK本君つかぽんは苦労したかなと。
 (Cさんでさえ、「この釣りはムズい〜」って言ってましたね。)
 まっ、楽しかったから結果オーライ!


最後に…

 これを見て、野尻湖に興味をもった方は是非チャレンジしてみてください。
 野尻湖は釣れる人と釣れない人がはっきり分かれる湖ですので、自分の技術を計るうえでもおもしろいですよ!