吊るしのインプレ
現在の相棒、NCP91 ヴィッツRS(5MT)です。色はミディアムシルバーメタリック(微妙に青みがかったちょっと濃い目のシルバー)で、購入当時は専用色でしたが、その後全グレードに拡大されました。意外と人気のある色で、他グレードでも同色のヴィッツをよく見かけます。
この色をチョイスした理由は、少しぐらい汚れても遠目で見てわからないようにするため(笑)。いや、これも理由のひとつなのは間違いないのですが、一番の理由は、コントラストの強弱が明確で、ボディに刻まれたプレスラインが一番映えて上質に見える色だからです。ヴィッツ独特の彫りの深いマスクやボディサイドのS字プレスが強調され、表情に精悍さが出るのがポイントです。
軽ミニバンに乗ったような視点が高めのコクピットに乗りこんで、スタートボタンを押しエンジンをかけて走らせてみると……実用エンジンらしく下からトルクがしっかり出ていて発進が楽チン。走り出せば、簡単に流れをリードする速度にすぐに到達できるほどのゆとりも持ち合わせています。
ミッションは5速マニュアル。シフトフィールは…うーん、「ガコン」という感じ。異様にストロークが大きいとか、ふにゃふにゃとかではないですが、カチッとしたものではありません。とはいえシフトアップが小気味良く行えるのは、ギヤがほどよくクロスしているせい?どのギヤ間も、開きすぎている感覚はありません。
車内で聴く排気音は思ったより静かで、野太さはありません。ゆっくり流す分にはエンジンの主張も少なめで、とにかく静かです。2000rpm付近を超えなければ実にジェントルで、ロードノイズの方がずっと大きいです。リミッターまでぶん回せばそれなりにエンジン音は入ってきますが、さほど煩いものではありません。逆にそれがちょっと寂しい気もします。
足回りはかなり締め上げられています。街乗りでは、路面の継ぎ目や段差もハッキリ拾い、足の硬さを常に感じますが、飛び跳ねるような動きは一切なく、むしろ乗り心地は良いと思います。高速道路に入ると、足の硬さはウソのように消え失せ、ドッシリと安定したフラットライドを体感できます。そして、その硬い足のおかげで、コーナーでは軽量ボディも手伝ってヒラリヒラリと軽快に駆け抜けていきます。ただ、視点が高いところにあるがゆえに重心の高さはぬぐい切れず、もう少し車高が下がっていればなー、と思うこともしばしば。
ステア特性はかなりクイック。ロードインフォメーションもよく伝えてきます。また、電動パワステなるものは、低速では操舵力が軽く、高速では操舵力が重くなるように躾がされています。一見扱いにくそうな印象ですが、運転のしやすさという意味では、この特性はむしろ好都合。コーナーでの軽快感は、このようなステア特性も関わってきているようで、フィーリングも決して悪くないです。
さて、コンパクトカーといえば、取り回しの良さが取り沙汰されることが多いですが、ヴィッツRSの場合は太目のタイヤを履いているのでハンドルの切れ角が小さめで、全然小回りがききません。狭いところはハッキリ言って苦手です。アルテッツァの方が小回りがきいてました。だからといって、普段の取り回しまで悪いかというと、全然そんなことはないです。
とまぁいろいろと書き連ねましたが、多少の不満はあるものの、ノーマル状態でもおおむね良いデキだと思います。あとは、不満点をカスタマイズで解消していけば、さらに満足のいく仕上がりになるハズです。ということで…
自分流にいじってみた
現時点での主なモディファイについて、ひととおり簡単なインプレをば。
●RAYS VOLKRACING CE28N
ホイールの変更は、ドレスアップ要素も持ち合わせますが、本当の目的はやはりバネ下軽量化です。軽量な鍛造ホイールで、かつ16インチキープとしています。ハンドリングの軽快感が一回り、いや二回りほど上乗せされます。現在はストックしております。(なんて贅沢な…)
●RAYS グラムライツ 57 Ultimate
アルテッツァ時代に愛用していたグラムライツを再びチョイスすることに。シンプルな中にも細身のダブルスポークがスポーツ風味を引き立てています。ハンドリングの軽快感はCE28Nに引けを取りません。鋳造ホイールですが、その名の通り軽いです。さすがにCE28Nにはかないませんが…
●トヨタ純正 フロントスポイラー&リヤアンダースポイラー
2代目ヴィッツRSはこの前後セットをつけることでフルエアロボディになります。「純正なんて地味じゃん、もっと派手なエアロつければいいのに」なんて言うなかれ。確かにパーツだけを見れば控えめですが、クルマそのものの外観はスタイリッシュに変貌し、押し出し感もグンとアップ!純正品ゆえにの品質の高さ、ボディとのフィット感は純正の横に出るものはないでしょう。空力も考慮された機能性も兼ね備えています。さりげなさ好きの私にとっては、まさにツボなエアロパーツです。
●BRIDGESTONE POTENZA RE-01R(2010/7/17廃棄)
ラジアルタイヤとは思えない驚異的なドライグリップは前愛車に履いていたRE-01で体感済み。さらに性能がアップしたRE-01Rはもう言わずもがなでしょう。燃費もさほど変わりません。純正タイヤでは起きていた室内への振動の進入が軽減されたのは思わぬ副作用でした。よっぽど硬かったんだな、純正タイヤ(REGNO ER33)って。
実は、当初205/50R16をチョイスして大失敗しました(笑)上記CE28N(オフセット+42)ではインナーフェンダーに当たってしまうため、195/45R16に換装するハメになりました(RE-01Rには、195/50R16がない)。サイドウォールが分厚いタイヤなので、リム幅が広く、インセットが小さい(外に出る)ホイールの場合は、ヘタに幅を広げない方がいいです。
●TOYO PROXES T1R
ゴリゴリのスポーツ志向だったRE-01Rに代わり、より街乗り・ツーリング志向に振ったスポーツタイヤとしてチョイスしました。独特の大胆なトレッドパターンが目を惹きますが、その見た目に負けないドライグリップは、十分スポーツできることを予感させます。あくまでもRE-01Rと比較しての話ですが、面のあたりが柔らかめで、乗り心地は確実に上がりました。また、ロードノイズもこの手のタイヤとしては割と押さえられている方だと思います。一皮むけてからが本領発揮なので、ある程度距離を走ったら改めてインプレをば。
●TEIN SUPER COMPACT DAMPER
ショック+バネ交換はローダウンによるスポーティなフォルムとキビキビした走りを同時に手に入れることができる足元チューンの定番です。今回は車高調+減衰調整機能を持つTEINのSUPER COMPACTをチョイス。このサスは価格の割にはいい仕事しますね〜。街乗りはマイルド&ジェントル、高速巡航ではビシッと路面に吸い付くように走り、コーナーでは狙ったラインを純正以上に正確にトレースできます。ワインディングに持ち込んでも、その特性を生かしながらキビキビと走れます。減衰力を最強にすればサーキットもOK!かも。 純正の足よりも乗り心地が良くなり、よりしなやかでダンピングの効いた気持ちのいい足になりました。
●TRD ブレーキパッド BLUE
車種ごとに専用チューニングされたTRDのストリート用ブレーキパッド。サーキットスペックの”RED”と迷ったのですが、あらゆるステージでトータルバランスに優れているBLUEに興味が沸き、装着してみることにしました。まず踏んだときの剛性感がまるで別物。そして、ストリート向けパッドにありがちな初期制動が急激に立ち上がる特性ではなく、踏んだら踏んだだけ効くタイプ。当然、効きの良さはノーマルの比ではありません。ダストも少なく、冬場以外は鳴きがほとんどなし。国際格式級のサーキットでも十分対応できます。
●TRD エアフィルター
クルマの心臓部に直結するアイテムは、信頼できるものを使うべしっ。となると、やはりメーカー系チューナーのパーツが一番確実ですね。純正形状ならではの取り付け&取り外し&メンテナンスの簡単さ、そしてメーカー直系ならではの安心感を買うと思えば、多少の価格の高さも納得できるというものです。純正ではあまり聞こえなかった「ヒュイーン」という吸気音は、毒キノコほどの迫力はないものの、少しだけその気にさせてくれます。若干下のトルク感も上がった…かな?気持ちで5馬力アップ(笑)
●TRD ハイレスポンスマフラー Ver.R
マフラーも然り、先に装着したTRDエアフィルター同様、信頼性&耐久性の高さでチョイスしました。静音系マフラーにこだわる(?)私は、当初Ver.Sも検討していたのですが、「もう少しが・・・」と物足りなさを感じていました。ところが、このVer.Rの登場により心は揺らぎ、ついに(σ´∀`)σゲッツ! いやー、これいいですなー。フォーンフォーンとよく鳴いて実に心地よいサウンドを奏でます。加速時や上まで回したときはその存在を常に意識させられます。かといって爆音ではなく、下品さは一切ない大人の味わい。巡航時は気配を消さない程度に不要なサウンドをシャットアウト。静音系のジェントルさと、ストレートのスポーティさを持ち合わせた逸品です。
●BOSCH ラリーエヴォリューション/ラリーストラーダ
純正のホーンは何でこんな音なんでしょう。いくらコンパクトカーといえども、この音は我慢なりません。というわけで、軽量で薄型なラリーエヴォリューションをチョイスしました。音はもちろん、欧州車風味のあの音です。ただ、ヴィッツの場合、ホーンを取り付けるためにバンパーを外さなければいけません。そのバンパー外しも、やり方とコツがわかれば、決して難しい作業ではないですが、かなり面倒・・・。さらに、バンパーサイドのツメが簡単に割れてしまいそうなのが怖いです…。3年近くでラリーエヴォリューションが壊れ、今はラリーストラーダを装着しています。
●アルパイン DLC-167R(フロントスピーカー+ツィーター)/SWD-1600B(サブウーファー)
純正スピーカーの音は、低音はボンつき、高音はモコモコの、まるでラジカセのようなショボさ。あ、もちろん私がそう感じただけですよ。音に関しては人それぞれで感じ方が違うことだけ先に断っておきます。まぁ私は純正の音が気に入らなかったということで、ゴッソリと一式交換。音を持ち上げるためにツィーター/スピーカーを分離したセパレートタイプにして、低音をサブウーファーで補完。純正の音など比較にならないほど、スッキリ+ドッシリしたサウンドに変身しました。デッドニングを施工すれば、もっといい音になることでしょう。
●トヨタ純正 間欠調整式ワイパースイッチ
90系ヴィッツの高級グレードに位置づけられていたU専用のワイパースイッチは、間欠モードが時間調整式になっています。しかし、U以外は間欠時間の調整スイッチがついていません。RSも例に漏れず。この間欠調整というのが、雨の日になるとものすごく重宝するんですよね。そこで、部品だけ取り寄せて交換しました。保証は効かなくなるかもしれませんが…(^^ゞ
●ブリッツ R-VIT i-Color
コストパフォーマンスと機能性の高さを持ち合わせた後付けデジタルメーターです。診断コネクターに接続するだけで、あらゆる情報をリアルタイムでモニタリングできます(車種によりモニタ可能な項目は変わりますが)。レスポンスはなかなか良く、64K色カラー液晶を採用するだけあって視認性も悪くありません。普段は水温と燃費のモニタリングに使っています。
●セカンドステージ センターパネル/サイドダクトパネル/パワーウィンドウスイッチパネル
ヴィッツの内装は決して安っぽくはないのですが、いまいち面白くない。そして真ん中で目立つ黒光りのセンターパネルがどうにも気に入らない。ということで、インパネをドレスアップ。スポーティかつエレガントに内装を変えるお手軽パーツとして、セカンドステージからリリースされているのがこれらのパネルです。パネルデザインはもちろんカーボン調。常に目にするダッシュボードにアクセントを与え、スポーティなイメージを引き立ててくれます。
●カロイズム ウーリー
純正マットに不満はありません。消臭機能がついていて実は機能パーツなのです。でも、デザインは味気ない。そういうわけで、室内の印象をさりげなく変えるマットチューンの登場です。マットといえばカロイズム。前車と同じシザルも考えたのですが、さりげなさを出すために今回はウーリーをチョイスしました。色はブルー/ブラック。モノクロ基調の内装にシックリとハマり、狙い通りの雰囲気を醸し出してくれています。
●コレミヤ 本革シフトブーツ+本革サイドブレーキカバー
純正のシフトブーツは、な、なな、ななななんとゴム!せっかくシフトノブが本革なのに、手抜きっぽくてイカンっ!というわけで即刻交換と相成りました。コレミヤでは、注文時にさまざまな色の本革とステッチを自分の好みで組み合わせることができますが、私はブラックとダークグレーの内装に合わせて、シフトブーツ、サイドブレーキカバーともにつや消し黒の本革、グレーのダブルステッチでオーダー。う〜ん、いいねぇ。やっぱシフトブーツ、サイドブレーキはこーでねぇと。