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「平方根」の導入は生徒の内部情報を整理する

『楽しさひろがる数学3』啓林館 p36



橋本芳治(向山型数学を目指す会)

ある数の平方根を求めるとき、2分の1と混同する生徒がいたり、うっかり正の方しか考えない生徒がいたりする。生徒の内部情報を整理するために「平方根」の導入は次のように行う。


と板書する。
「いくつですか」(「4です」)
念のため、途中式を入れる。
(−2)2 も同様。

板書1
   2 = 2 × 2  =4
 (−2) =(−2)×(−2)=4
 2乗して4になる数は     です。

発問 2乗して4になる数は何ですか。

(「2です」)「50点」
(「2と−2です」)「100点」
順に、2乗して9になる数、2乗して16になる数までする。
ここで、平方根を定義する。

板書2
    4 = 4 × 4  =16
 (−4) =(−4)×(−4)=16
 2乗して16になる数は4と−4です。
   16の平方根  は4と−4です。

指示 2乗して16になる数を、16の平方根といいます。

「みんなで言ってみましょう。16の平方根」(「16の平方根」)
「16の平方根とは何ですか」(「2乗して16になる数です」)
「16の平方根は何ですか」(「4と−4です」)

1つ前にもどる。

指示 2乗して9になる数を、何といいますか。

(「9の平方根です」)
「9の平方根を書いてごらん」

板書3
   3  = 3 × 3  =9
 (−3) =(−3)×(−3)=9
 2乗して9になる数は3と−3です。
   9の平方根  は3と−3です。

同様に、4の平方根までもどる。
25の平方根からは、下記のように1行分省略する。

板書4
  5  =  5 × 5  =25
 (−5) =(−5)×(−5)=25
 25の平方根は5と−5です。

テンポ良く36、49の平方根まで進めていく。
64、81、100の平方根は、早くできた生徒に板書させる。

念のため、最初に扱うとわかりにくい1の平方根を確認する。
そして、小数、分数の平方根を扱う。

この後、教科書36ページの例1・練習1に入る。       

 


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