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橋本芳治(向山型数学を目指す会)
ある数の平方根を求めるとき、2分の1と混同する生徒がいたり、うっかり正の方しか考えない生徒がいたりする。生徒の内部情報を整理するために「平方根」の導入は次のように行う。
22 と板書する。
「いくつですか」(「4です」)
念のため、途中式を入れる。
(−2)2 も同様。
板書1
22 = 2 × 2 =4
(−2)2 =(−2)×(−2)=4
2乗して4になる数は です。
発問 2乗して4になる数は何ですか。
(「2です」)「50点」
(「2と−2です」)「100点」
順に、2乗して9になる数、2乗して16になる数までする。
ここで、平方根を定義する。
板書2
42 = 4 × 4 =16
(−4)2 =(−4)×(−4)=16
2乗して16になる数は4と−4です。
16の平方根 は4と−4です。
指示 2乗して16になる数を、16の平方根といいます。
「みんなで言ってみましょう。16の平方根」(「16の平方根」)
「16の平方根とは何ですか」(「2乗して16になる数です」)
「16の平方根は何ですか」(「4と−4です」)
1つ前にもどる。
指示 2乗して9になる数を、何といいますか。
(「9の平方根です」)
「9の平方根を書いてごらん」
板書3
32 = 3 × 3 =9
(−3)2 =(−3)×(−3)=9
2乗して9になる数は3と−3です。
9の平方根 は3と−3です。
同様に、4の平方根までもどる。
25の平方根からは、下記のように1行分省略する。
板書4
52 = 5 × 5 =25
(−5)2 =(−5)×(−5)=25
25の平方根は5と−5です。
テンポ良く36、49の平方根まで進めていく。
64、81、100の平方根は、早くできた生徒に板書させる。
念のため、最初に扱うとわかりにくい1の平方根を確認する。
そして、小数、分数の平方根を扱う。
この後、教科書36ページの例1・練習1に入る。