荒島岳(1.523.5M
2004.2.19   晴れ  3名

暖かく晴天が続くのでじっとしていられず、勝原スキー場に電話すると、今年から平日でもリフトは動いているとのお返事。
早速同士をつのり出かけました。快晴だけど気温が高く春の陽気とのことで真っ青の空でなく遠くは霞んでいるのが残念!(福井市内は15℃もあったそうです)
確かにリフトは動いていますがお客は我々だけで、30分程前に男女一組が出ているそうで、3人は辛いスキー場歩きがカットされるとあって嬉しく500円也のリフト代を払いました。
ずっと雪は降っていないようだし、必ず誰か来ている山だろうからと思い、かんじきは持たずにリフトの1番上を9:15スタート。
トレースはしっかりありスキーの跡も見られます。ブナの林をしばらく行くと右手に小荒島が、左手には別山に続く県境の山々が望めます。シャクナゲ平の手前で左にトラバースしたいのだがスキーの跡のみでかなりごぼりそうで、しかたなく前を行く方の後を追ってシャクナゲ平の上まで行く。ここまで1時間半。
上ではかんじきで来ている青年と、
アイゼンをつけたカップルが休憩中で、私達は青年にトレースのお礼を言って、20分ほど小休止のあとここでアイゼンをつけてしまって出発。先に歩いていた青年がもちが壁の手前でお先にと言うので、女3人頑張って前に出て無事稜線に出ました。アイゼンをつけるの初めてが2名とあって心配しましたが、壁はそれ程凍ってもいなくて雪の質もよく、無事通過。
どんどん風は冷たくなり、雪面は風紋が現れ、ダケカンバはモンスター状態、えびのしっぽのような物も出てきて風が強いのがわかります。
風の匠のお仕事 普通2月のこの時期だと私達のような者は、なかなか来れないし、危険が伴うかも知れないので決心がいるのですが、今日は幸運な事に天候が非常に安定していたのと、トレースがあったことなどが頂上まで私達を導いてくれたようです。しかし反省点は使わなくてもかんじきは持ってくるべきでした。
スキーで来ている人2名がいるらしく、壁からはかんじきに履き替えた跡があり私達はそれを追ってどんどん前へと言いたいところですが、足がだんだん重くなり休み休み歩きます。
風紋の階段 高度が増してきて、雪も締まって所々硬いところも有り、アイゼンをきかして登ります。
セッピも大きいのが張り出していて、1箇所だけ亀裂が入っているところが遠くに見えました。頂上付近はピカピカ光って白く輝いてとても綺麗です。もう少しと言うところでスキーをはいた若いカップルが滑り降りてきて、かっこいい!と、私達は羨望のまなざしで眺めていました。なんでも滋賀県から来られたそうな。こんな斜面よく滑れるもんだと思います。
12:05くらいに頂上に着きましたが、もう反射板も無く祠は雪の下にかくれ、すっきり何もありません。風が少しあるのと冷たいので少し下に回りこんで昼食。大分してから男女2人組が到着。男の方は少し歳をとっておられるようで、心配でしたが無事で良かったです。
左の写真は頂上よりもっと奥で、雪のあるこの時期のみ行く事が出来ます。あいにく白山はかすんでなんとか別山はまだ良く見えました。近くの経ヶ岳や越前甲などぐるりと景色を楽しんだ後、下山開始が1時少し前。
少し雪は緩んだようですが、慎重に壁の下まで降りて、今度はしゃくなげ平を経由せず、まいてそのまま下に。
スキー場が見えるとホットします。
シリセードで降りましたが、日陰のところは固く締まっていてスピードが出て怖いこと。
スノーボーダーが3人くらいいただけで、静かな淋しいスキー場でした。3時前にはすべて片付けてスキー場を後にしていました。全員無事に降りてこられて本当に良かったと感謝して楽しい1日は終わりました。
 友人のカメラで撮った物がありますので楽しみに・・・