荒島岳(1.523.5M) 福井県大野市
 新下山コース〜カドハラコース
2012.6.25 4名  曇り時々晴れ

 福井(6:00)…勝原登山口…下山駅駐車場(7:15)…(11:25)山頂(12:05)…しゃくなげ平(12:50)…もと勝原スキー場駐車場(14:25)
                                                 ( 休憩時間を含みます )
 今日は女子ばかり4名で新しくできた荒島岳の下山コースに挑戦することになりました。本日のリーダーJちゃんは先々週に続いて2回目のこのコース、お世話かけます。
2台の車で福井を出て大野から和泉村に向けて走ります。
一台を勝原登山口の駐車場にキープ、何と一台も無いなんて!
いつも観光バスまである賑わいなのに、今日は月曜だから?
あとの一台に乗り合わせ越美北線下山駅に到着。
駅の下の方にある駐車場に車を停めると、先客さんお二人、フレアール和泉にお勤めの方でした。
部落の方に歩いて行くと右手に荒島岳への標識があります。
石段を上がって建物の左手を用水沿いに行くと登山口に入ります。
しばらく杉林の中を行くと、すぐ自然林になりやがて急登が続きます。聞いてきた通り、ロープ、ロープの連続で息がきれます。
太くは無ないがブナ林が続くのだが、のんびり眺めるどころでは無いのです。重いお尻をえいこら!っと上げなくていけないのです。
最近、真剣に自分のお尻が腫れているのではないかと悩むこともある有様で、こういう場では邪魔者なのです。
大きな岩場に来ると鎖が丁寧に付けられていて、道を作って来られた皆様に頭が下がります。

下山駅 ここに駐車 

ここを上がって左に

4.6Kのコース

ロープの連続 

  

ギンリョウソウ
途中少し広い所で先の男性2人が休憩中だったので、いろいろお聞きすると、大野市と和泉村が合併した時に観光事業の一環で このコースの開設が決まったらしい。4年をかけて調査、コースの敷設だったらしい。昔熊などの猟師さんのけもの道があった場所が使われているそうです。元々の下山コースは別の場所でもっとハードで、まぼろしの大滝を眺められるそうだが、このコースでは見れないとのこと。
道中の脇にはギンリョウソウがまだ残っていて尾根に出るまでずっとあちこちに咲いていました。
危険な所は無いが、ロープの嫌いな人向きでは無い行程です。私は嫌いでは無いが、休む回数は多くなる。
やっとやっとで尾根に出ると前方に見えたのは?喜ぶのは早くて山頂はまだまだ・・・・  ここからがまたまた大変だったのです。
遠目には綺麗に笹が刈られて良さそうなコースに見えるが、実際は根曲り竹の刈られた跡が残っていて突き出しているので、非常に歩きにくく皆、よろめきながら歩いているように見えます。
転んだりしたらお尻にズブッとか手の平にズブッとか・・・
アップダウンが続き、一つ越えてまた一つ越えてと簡単に着きはしないのです。後方南には能郷白山や姥ヶ岳などが見えます。

まだまだこの先続きます
   歩きにくい道がずっと〜

一番奥が頂上?

あと少し
途中、もう何か食べようと大休止。
きゅうり、ミニトマト、パイナップルと夏はこういうものが一番だねえとほっと一息です。 この時節虫には悩まされますが、今日も少し。Y女史の持ってきたハッカのスプレーが効き目抜群♪
体までスキッとした感じになります。ネットはいいのですが暑い!
今日はゆっくりなので汗ダラダラ とまではなりませんが、風が無くて爽快とは行かない。時々日が出るがガンガン照りつける程でなくて助かりました。 飛び出た竹に引っかかりながら歩く内に、やっと頂上が見え出しました。積雪時にはこの辺りまで足を伸ばした事があります。
頂上に着くと先の男性2人だけ、やはり今日は私達だけなんて珍しい!今まででこんなに少ない寂しい山頂は経験が無い。
新しい方位盤が光ってました。
時々ガスって来て景色はダメでしたが、新しいコースを歩けて満足♪やがてお二人は元のコースでお帰り、私たちはもっとも一般的な勝原コースで下山開始。
すると下の方から団体さん?
何と福井県警の皆さんで救助訓練でいらしたそうな。
40名近くで、頂上でヘリコプターで吊り上げる訓練もあるらしい。
若い方々が多くていいですねえ。

  やっと山頂が見えました!

山頂
   ニガナ

登って来た下山コースが見えます
   しゃくなげ平

  
   ぶな林は最高!

  
しゃくなげ平からはまた静かな登山道。
Jちゃんと Sさんには先に降りて車の回収に行ってもらう。
足の速い二人はあっという間に見えなくなる。
私たちはのんびりとブナを楽しみながら、そして山岳会からのお達し通り清掃登山を兼ねているので、ビニール袋ぶら下げて歩くが細かい飴の袋とか、落し物のタオルが古くなってぶら下がっているくらいでゴミはあまり無かった。今の時節、花も少なくて寂しいところだが最後ササユリがひっそりと咲いていて顔がほころぶ。
最後もとスキー場上部に出て、これからの下りが一番嫌なところ。大きな瓦礫の石が疲れた足には非常につらい。
百名山の荒島なんだから、もう少しやさしい道にならないものだろうか・・・。 文句言ってるとススキの間にササユリがポツポツと咲いている。
せめてもの慰めに?固い地面だろうによく咲きましたねえと褒めてあげたい気持ちになりました。

上空を飛ぶヘリの音、きっと救助して病院に直行するという想定でしょう。帰ってニュースを見ると訓練してましたね。

  
   ササユリ

ガラガラとした下り 

県警の車が
最後はよたよたと下って行くと、駐車場に県警のバス等がある以外、他の登山者のものはは無かった。
しばらく待つと、下山から車が到着。有難うございました。
別のグループ3人は能郷白山に行っていて、あっ宝んどのお風呂で待つと言うので急ぐと、もう入浴中。
露天風呂で7人がそろいぶみ、裸で今日の山談義は楽しい。
こちらにも清掃を頼んだが、たいして無かったとのこと。
皆さんエチケット守っているんですね。