道斉山(1.188.4M) 福井県大野市
2012.4.2 快晴 6名

 福井(6:00)…若王子大橋(7:15)…890M地点(9:15)…林道(9:35)…尾根取り付き(9:54)…1.175M地点(10:50)
…頂上(11:20)…1.175M地点(12:30)…若王子大橋(15:00)…福井 
                                              ( 休憩時間を含みます )
 今年初めて、昨年から何か月ぶりの山の会に参加です。嬉しいことに完璧登山日和の一日となりそう(^_^)v
大野市に入り国道157号線を真名川沿いに車を走らせる。真名川ダムまでが交通可能になっているが、もう少し先まで行けると聞いたので、予定を変更、モッカ谷山〜行けるところまでだったのを道斉山に決定となる。一応通行止めにはなっているが、脇をすり抜けてしばらく行き、若王子大橋を渡りそこから湖岸の脇を少し歩き右手の杉林に取り付く事になる。
本格的に登るのは今年初めてのようなもの、大丈夫かなあ…。
まず中途半端に雪のはりついた急斜面を登り、尾根に取り付くのだが、この中途半端さにこの先もずっと悩まされる事となる。
下狩りはなされている杉林の中、固い雪面があると思うとずぼっと抜けて滑る、この繰り返しで時間がかかります。
何とか雪が多くなって来た所でアイゼンを付けて行きます。
アキレス腱の伸びる事、伸びる事!
高度が890M辺りになると視界は広がり、川の反対側には銀杏峰が白く光っています。道斉山の姿も大きく見えてきます。

まず植林帯を

まだまだかかりそう〜
   後方に銀杏峰が

林道を少しだけ歩きます
昨日の新雪が10〜20センチくらいあり、カンジキに替えたりしながら歩く。風が全く無くて穏やかな天候、そして全く足跡もスキーのシュプールも無く、あるのは小動物の足跡やシカの糞だけ。
真っ白な雪面に最初に自分たちの足跡を付けながら行くのはとても新鮮で楽しい(*^_^*)
ピークに向けてまた急登を頑張ります。
木々についた氷雪が溶けてバラバラ 落ちる音がします。
頭や肩にあたり痛いときがあるくらいなのです。
もう少し早い時間に来れれば、真っ白な花咲くような木々が見られたのだが・・・
雪も多くなり膝まで来るかと思えば、風に払われ凍った雪面のままの所もあり、またアイゼンに替えたり忙しいこと。
かと思うとずぼっと片足が入り込みどうにも抜け無い。
皆に掘ってもらってやっと抜け出せる。
でも、大野市内から奥越の山々浄法寺〜富士写ヶ岳などすべて一望に出来、もちろん荒島岳から行くはずだったモッカ谷〜縫ヶ原山なども綺麗に見えている。
1.100Mを超えて広いブナの雪原に出てやっと楽になる。

林道を離れ尾根に取り付きます
 好い天気♪

約1.000M付近

昨夜の雪が・・・

1.175Mのブナの雪原
  荒島岳と縫ヶ原山
 行くはずだったモッカ谷山からの稜線が良く見てとれます。いつも大きな雪庇のある縫ヶ原山の稜線は、どうでしょうか〜もう落ちてしまってる? 両山の間から白山・別山が見えますが、春の暖かい天気の特徴で少しかすんでいます。
頂上かと思ったらもう少し先なのです。
ブナ林を過ぎ、見晴らしの良い雪庇の続く稜線の先が頂上になります。銀杏峰の中島コースがよくわかります。
岐阜県側に目をやると手前に姥ヶ岳、大きく能郷白山、あとは名前はわからない(-_-;) 暖かく着替えもせず一枚羽織るだけでのんびりとランチタイムが続きます。
12時半さあ!下山開始しましょう。
林道まではあまり雪も緩んでいないだろうからと、登って来た急なコースを避けて少し右側の斜面をトラバース、ピッケルを途中で落としたメンバーがいるので、又元の歩いてきたコースをたどって下山。気温が相当上がっているので、降りるにつれ雪質は悪くなる一方で、はまるわ滑るわ、もう大変なのです。
それにしてもこんなに急だったかと思うほど、ずっと急坂は続き悪戦苦闘して降りたのです。

道斉山

銀杏峰

まだ残る雪庇と奥に能郷白山
   
林道に出るまでは快適に
麻那姫湖の水はコバルトブルーの水をたたえ美しい事!やっと下に降りてきた〜と、疲れた山行でしたが、何か久しぶりに雪山を楽しんだなあという実感♪
大野市の「あっ宝んど」のお湯に入り帰福。
皆さん有難うございました(^O^)

家に帰って「福井の雪山U」を見ると、頂上から南東尾根を堂ヶ辻山(983M)を回って降りるコースもあると書いてあった。
お〜!残念!いつか?
もっと積雪のある時期にピッケルとアイゼンで登った方が楽だったと思うが、こればかりは道路状況、新雪具合、雪のしまり具合など条件が揃う時はなかなか・・・
山の会の山行日はずっと天気が悪かったので、今日はやっとやっと出かけられたのですから、とても楽しく良かった良かったなのですが。私はこの山は初めてで、満足なのです。