南八ヶ岳(中岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜) 長野県・山梨県
2.899.2M 2.828M 2.780M
2011.8.8〜9 晴れ時々雨 4名
福井I.C(4:00)…諏訪I.C…美濃戸口…駐車場(9:45)…登山口(10:00)…(12:30)行者小屋(13:30)…阿弥陀岳分岐(14:40)…中岳( )…赤岳頂上小屋(4:00) 赤岳頂上小屋(6:25)…赤岳天望荘(7:00)…横岳(8:45)…(9:30)硫黄岳山荘(10:10)…硫黄岳(10:34)…赤岩の頭(10:57)…(11:50)赤沢鉱泉(12:30)…登山口(15:00)…美濃戸口…南諏訪I.C…福井(21:00) |
8/8(月) 山の会の夏の山行は8/1〜2日に鹿島槍に決定していて、こぼれ組みは急遽予定を組む事になり、八海山と巻機山で計画を立てたら豪雨災害でやむなく予定を変更。1週間遅れで南八ヶ岳に行く事に決定。Yちゃんはどこだって参加できるというだけで嬉しいのです。 まして八ヶ岳は初めて!メンバーものんびり山を楽しもうと言う方々ばかり、私でも着いて行けそうかな? まだ暗い3時半に集合、北陸道から名神、中央道に入りナビが南諏訪I・Cを教えていてくれたのかも知れないのに、諏訪I・Cで降りてしまった。そんなに変わらない事にして、美濃戸口を目指す。 別荘の立ち並ぶ林を抜けて行くと、バス停のある美濃戸口。もっと先まで車は入れると言うので、かなり悪路をゆるゆると行くと赤岳山荘があり、駐車場におじさんが待っていた。 平日とあってまだ空きスペースはあり良かった!バス停から歩くと1時間のタイムがプラスになる。 i一日千円と言う事で二千円を払いスタート! 登りは南沢ルートで柳川の沢を何度か渡り、右に左に流れの強い沢音を聞きながら歩きます。ずっとカラマツの林が続き、下の岩も地面も皆青い苔におおわれて同じ景色が続きます。 |
ここから右に南沢に |
まずカラマツ林の中を |
広い沢 道がわかりにくい所も |
行者小屋 大同心・小同心も見えます |
台風が去ってからずっと山は不安定な気候で、まして昼に近いこの時間、予想通りポツポツと降り出してくる。 行者小屋(2.350M)に着くころ雨足がひどくなり、私たちは休憩も兼ねて屋根の下のテーブルでランチタイムとする。 大勢の登山者が休んでいます。 時々雲が流れて阿弥陀岳や横岳、大同心、小同心等が見えてきます。小降りになったので腰を上げて、私たちは阿弥陀岳(2.805M)に向かうコースに。ほとんどの人は文三郎道のコースで赤岳に向かっています。北陸の山と違い、2.500Mを超えても樹林帯が続く事。大シラビソに混じってダケカンバが多くなります。 こちらはジグザグと作られた登山道で、何箇所か崩落していて高巻に抜けていると、文三郎尾根の急な鎖とはしごの続く登山道を行く人々が見えます。お花もポツポツと見られる程度。 阿弥陀岳の分岐に出ると上は雲の中、又、雨も混じってきたし今回は頂上へ行くのはあきらめて山荘に向かうことにしました。中岳から下って行くと、ポツポツと早くもコマクサが雨に濡れてしっとりと何とも言えないピンクと青緑のカラーで咲いています。 それまでにも色々お花が咲いていますが、全部小ぶりで可愛いのは風が強いせいだろうか・・・?ハイマツの中にかなりシャクナゲが混じっていて、たまに薄い黄色っぽい花が残っているのはハクサンシャクナゲかな? 。 |
文三郎道 赤岳は雲に覆われて・・ |
|
阿弥陀岳への分岐 上はガスの中 |
イブキジャコウソウ |
コマクサとミヤマコゴメグサ |
|
赤岳に向かって登り返していくと、文三郎道からの分岐に出ます。ここからは雨の降り方も少し強くなって来た様な… もう岩、岩だけの鎖や梯子の登山道になります そんなに危険な所は無いのだけれど、雷がなって来るし雨は強くなるし、早く小屋に入りたいと思うけど、頂上→だけで小屋への案内は無い。いくら頂上小屋と言ってももうあるだろうと、岩をよじ登って行ってもなかなか見えて来ない。雷の音に鎖は持ちたくないなあと思いながら急いでると、岩から伝う雨はミニ滝のようになってくる。 これは写真に撮りたいと思うけど、もうビニール袋に入れて仕舞ったカメラを出す状態では無い。早く着かなくては! 何度も来ているお姉様たちはずっと後ろで、大声で呼んでも雨音で声は届かない。そのうち本当に上に出たら、小屋の屋根が見えて来た。良くもまあこんな高い所に作ったものだと思う。 急いで小屋の中に入ると、同じように濡れた登山者が雨具を脱いだりしてほっとしていらっしゃる。 小屋の方が一人に一本ずつハンガーをくださり、ストーブの上のロープにかけたり着替えたりしているとお姉様たちも到着。 今日は8/8日で「八ヶ岳の日」だから、夕飯時にお神酒少しと記念品が出て、食後にはミニイベントがありますとの案内に皆さん嬉しい顔(^・^) |
赤岳へ登り返し |
岩場になってきました |
雨と雷に写真はここまで |
赤岳頂上小屋 |
夕食 |
記念にいただいたクリアファイル |
5時過ぎた頃には雨も上がり、展望が開けだしたので外に出て写真を撮っていると、まだ雷は大きな音でなっていて中に入るよう言われてしまう。今日は平日とあってか登山客の数は少なめで食事は1回で楽々終わり、記念品に八ヶ岳の写真がプリントされたクリアケースをいただく。イベントでは百名山をこの山で迎えると言う方と、年長者2名に記念の手ぬぐいがプレゼントされました。何と75歳の男性と我等の仲間の72歳のまー姉さまが選ばれたのです。次に小屋の方が口琴を演奏して下さり、最後に全員で雪山賛歌を合唱して終わりました。 後で2階に上がって窓から茅野市の方を眺めると、稲妻が上空でも町の近くの低い山際でもピカピカと賑やかなのです。 大気の不安定と毎日言われてます、明日は晴れてくれますようにと祈って就寝。騒ぐ人もいびきかく人もいなくて、静かな小屋でした。 朝、晴れて小屋の前でご来光を待つ人々でいっぱいです。 あいにく少し山際に雲があり、綺麗なご来光というわけには行かなかったけど、360度の展望が得られ、富士山のお姿もバッチリ!朝食を済ませ、まず頂上へ戻り記念撮影。 |
8/9(火) 日の出 |
やっぱりご来光は見に出ますよね |
赤岳頂上 |
南アルプス方面 |
富士山 |
チシマギキョウ |
そのあと南アルプスからぐるりと御岳、乗鞍、北アルプスの峰々を眺めて小屋に戻り、さあスタート! 小屋から一旦下って赤岳天望荘を経てアップダウウンの繰り返しで硫黄岳まで行きます。青空でとっても嬉しい! ガレている所が多いので気をつけて下っていきます。 もう上がってくる方もいて、日が差すと暑いので皆さん汗びっしょりです。私たちは景色を愉しみながらのんびりと行きます。 地蔵の頭、三叉峰と横岳(2.835M)までアップダウンが続きます。私は緩やかな長い林道のような道より、いっそ赤岳最後の岩場とかこのコースの岩場の道の方が楽なのです。 誰も早くは行けないし、順番にはしごだし、置いていかれる心配なく割りとうまく登れてしまうのです。どうも雪と軽い岩場が好きなのかもしれない。今更この歳で好きとわかってもどうしようもないが・・・ こんな岩場の多いところでも、時々お花は見られ、チシマギキョウ、ミヤマシオガマ、イブキトラノオ、イワツメクサ、ミネウスユキソウなど咲いています。 そのうち横岳に到着。 |
これから向かうルート 奥のなだらかな硫黄岳まで |
気をつけて〜 |
天望荘が下に |
赤岳バックに天望荘 |
乗鞍岳と穂高連峰や槍が良く見えます |
ぐるりと歩いて来た峰々が 右が阿弥陀岳 |
|
岩場が続きます |
横岳でも一休み、急がない山行は楽ですね。 何とかお天気が持ってくれますようにと祈りながら、硫黄岳に向かうと、コマクサの群落にビックリ! 全部小粒なのだけど数が多くてまだ色も綺麗です。 今回の楽しみの一つだったが、まさかこんなにあるとは思わなかった。ロープやネットで守られているが、豪雨の爪痕か長い長い根がむき出しになって土が流されている所もあって可哀相になってしまう。成長には6〜7年かかり、過酷な条件の中で生きている。 あとで硫黄岳山荘のご主人が案内して下さった所には白いコマクサが育っていた。途中でも一株見たと思うが、今年は7〜10日ほど咲いたので間にあったらしい。遅いと思うとチシマギキョウのように夏の終わりに咲く花がもう咲いていて自然が変になっていると話しておられました。途中で見たネットは鹿害防止の為だそうです。 こんなに上まで上がって来るのですね。 山荘ではガリガリと言う音にひかれて聞くとコーヒー豆を挽いているとのこと。これで皆さん素通りは出来ない、残りのお菓子など出してゆっくりコーヒーブレイクです。 ここにはコマクサ神社なる祠までありました。 硫黄岳に向かっていると鹿の鳴き声、左手の尾根筋に姿を発見!コマクサは食べないでね。 |
横岳山頂 歳の割には元気? |
ガスがかかってきました |
コマクサ |
ここのは赤い |
ずっと斜面上下全部コマクサです |
こんなに沢山見たのは初めて! |
硫黄岳と途中に硫黄岳山荘 |
山荘のテラス?でコーヒータイム |
山頂はガスの中 |
夏沢方面 縞枯れも見られます |
硫黄岳(2.760M)に着くころはガスが出だして、爆裂湖の中は全く見えず残念!記念写真だけ撮って下り、赤岩の頭に向かいます。あとはひたすら下るだけで、まず赤岳鉱泉まで1時間弱。 ここでも休憩、と、雨が降り出して来てちょうど良かったのです。なかなか止まないので雨具上下着用して小降りを待ってスタート。北沢は広い夏沢と違って狭いので沢山橋が架けられています。 雨が止むと暑くて脱いだり、又降り出して着たり、忙しいのです。 最後林道に出たところで雨具上下とも脱いで、長いダラダラ歩きに飽きて歌を歌おうと言う事になったのだが、歌詞が出てこずまともな歌にならない。普段唄っていないと覚えていないものですね。 ようやく大分下に来たなと思う頃、又降り出して来て大変です。 3時頃駐車場に着き、赤岳山荘のおじさんにお風呂の事を尋ねると、ぱっとパンフを渡してくれた。その反応の早いこと!もう何百回と聞かれているのだろう。信州原村八ヶ岳温泉「もみの湯」とあり、諏訪南I.Cとの間にありました。汗を流した後は福井に向けて高速を飛ばすのみ。 下界は晴れて暑い!養老サービスエリアで夕食をとり、9時頃には帰宅。怪我も事故も無く、全員元気に帰れて良かった(^・^) 何といっても平均年齢68歳、一番若いYちゃんですが、一番頼りないとあって皆さんにご迷惑かけないか心配でした。 楽しい夏の二日間、どうも有り難うございました。 |
赤岩の頭(2.656M) |
現実の家庭に戻るといろいろ問題が・・・(-_-;) おまけにパソコンまで一部故障! USBジャックが動かない!いろいろやっても解決せず、結局専門家に診て貰ったら電気系統がその部分で作動していないとのこと。古いのを使っているので直すより新しいパソコンを買った方がいいらしい。写真を取り込めず困った!困った! と言うわけで只今悩んでいる最中… 新しくすると使えないソフトも出てくるので、又困ると言う問題もあるし…何と言ってもこの頭で又ファイルなど移動は大変だ! 一括移転出来ればいいのだけど、USBは使わない? 暑いのに考えても頭が痛い!CDに写真を入れてもらって何とかしているが、今度はCDが取り出せなくなってしまった。 開かない!!どうしよう〜(-_-;) |