白山南竜〜天池 (石川県)

2011.7.15 晴れ 2名

 福井(4:30)…別当出合(6:30)…甚ノ助避難小屋(8:30)…分岐(9:05)…南竜(9:25)…赤谷(10:10)…油坂…
  (11:10)天池(12:00)…(13:10)南竜(13:30)…別当出合(15:50)…駐車場(16:00) 
                                               (休憩時間を含みます)
連日の猛暑にバテ気味・・・、この三連休は出かけられそうも無いので京の宮のお誘いもあり思い切って出かけてきました。
まだ市瀬は車も少なく、明日から規制がかかり別当出合にはバスに乗らなければいけない日が多くなる。
ゆっくり支度をして、まだ空気がひんやりと涼しい中スタート。今日はなんだか身体が重く、のんびりとしか歩けない(-_-;)
甚ノ助の小屋は新しくなって一段下の位置に出来上がっていた。まだペンキなどの匂いがして、トイレも水もあるがベンチは無い。私たちは元の小屋の横のベンチで休憩。日陰では湿度が無いので気持ちよいのだが、日差しはもう暑くてたまらない!
分岐まで来るともうジリジリと焼け付くようです。
ほとんどの人は黒ぼこに向かうか、エコーラインから弥陀ヶ原に向かうようです。南竜に向かうのは私たちだけ。
油坂から別山にいたる稜線がクッキリと見えてるが果たしてどこまで行けるだろうか・・・。以前、御舎利まで行きチブリ尾根を降りた時は元気だったなあ〜と2人。今日は初めから周遊する気は無し。この根性無しの有様はJちゃんがいたら蹴飛ばされそう!

新しくなった甚ノ助小屋

別山

南竜

クロユリ、ハクサンコザクラ、チングルマ・・・

チングルマ

誰もやって来ない
いつもより時間かかって南竜に到着、見上げるとトンビ岩コースにはまだ残雪が見られ、エコーラインを登っていく人が絶えない。上部にはニッコウキスゲが咲いている様子だが、満開は少し先? こちらの湿原のお花たちも何とか間に合ったみたいだが、前に見た時より少ないような気がする。ハクサンコザクラやコイワカガミは終わりかけに近く、クロユリやチングルマは身頃、イワイチョウは咲き始めです。赤谷に向かって降りていくと最後谷川手前にはまだ大きな雪渓が残っています。ここの冷たい水で喉をうるおし、タオルを濡らして首に巻きさあ!油坂です。1箇所崩れて狭くなっている所があり、注意。いつもの場所にはハクサンフウロやカラマツソウが健在、高度を上げていくと上部には残雪が残っている。とにかく暑くてたまらず、やっと雪の上に立つとホッとする。今度は雪をかきとってタオルの間に挟み体温を下げる。油坂の頭までこんなに長かったかなと思うほど、今日は辛い。稜線に出るとニッコウキスゲが迎えてくれて、何とか気分を持ち直して天池まで歩きました。

チングルマと向こうはエコーライン

下ります

油坂上部

釈迦岳が奥に  弥陀ヶ原にはまだ雪が

白山     南竜の小屋も

斜面は黄色・黄色・・
今年はニッコウキスゲの当たり年とか、2年前に来た時も素晴らしかったが今回も綺麗だ。よく見ると蕾がまだまだ沢山あり、1週間〜10日以上は楽しめそうです。
他にシナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ヨツバシオガマ、アオノツガザクラ等、お花の競演はこれからですね。
天池はまだ半分くらいは雪で埋まっていて、涼しそうに見えるのだが、日差しはきつい。日陰は無いが何とか谷からあがる風を感じて我慢しようと、ここでランチタイム。その間2人だけ単独の男性が別山側からやって来ただけで本当に静か・・・
北アルプスが良く見えて眺めもGoodなのだが、別山側には一旦どんと下って登り返すジグザグの道を見ているだけで、行く元気は出ない(-_-;)  それにここまで時間がかかりすぎてしまった。そのうち雲が出てきて時々太陽をさえぎってくれると助かる。もうガスでも何でもいいから涼しくしてと願うのみ。
12時になるので腰を上げてさあ!頑張って帰りましょう。
途中で又雪を詰めて降りていきます。両側はベニバナイチゴの花が沢山咲いています。

御舎利山が見えてます

今日はここまで

池にはまだ雪が

シラビソの実が沢山

アオノツガザクラやコイワカガミ

今日の中で一番の美人さん

コバイケイソウも当たり年とか

キスゲの斜面の向こうに北アルプスが
赤谷で水を補給して登り返して湿原に戻ってきました。
白山側のコースを登っている人が切れずに見えます。明日からお休みできっとすごい登山者で賑わう事でしょう。ヘリコプターでどんどん荷揚げしている音がしている。
南竜の小屋の前のテラスで休憩することに。
疲れた顔の方々が休んでいます。
今日は一休みの多いこと!分岐に近づく頃、私は元気が出てきてやっと普通のいつもの状態に。(今頃遅いのですが。) どんどん上がってくる方がいて、いつもながら人気があるのですね。
新しい甚ノ助の小屋に着くと、ビニールの袋2杯に雑草のようなものを入れた方が座っていらした。胸に「白山の自然を・・・」とつけてらしたのでお聞きすると、ボランティアでやっているのだが、外来種とか白山に無い種が増えていて見つけては抜くとの事。
靴底について、あるいはヘリなどの荷揚げについて増えるそうです。笹が増えているように思うのは温暖化のせいでしょうか!と聞いてみたが、うまく聞き取れなかった。
家に帰ると顔がほっててしょうがない。下からの照り返しがきつかったのでしょう。下界は35度、もううんざりですね。

さようなら

ミヤマダイコンソウ

テガタチドリ

ウズラバチドリ

ミヤマダイモンジソウ

イチヤクソウ