鳴谷山(1.596.6M) 石川県白山市
2011.10.26 曇り時々晴れ 3名

 福井(7:00)…登山口(9:00)…鎧壁(9:50)…分岐(10:10)…(11:30)頂上(12:37)…()鎧壁()…登山口(15:00)
                                                  ( 休憩時間を含みます )
 昨年に続き、今年も白山をと頼まれていたのだが、お休みをとれたのが今日だとかで、朝のうちは少し雨が残るかもしれないが、天候は回復に向かっているので大丈夫だろうと決行!
平年より暖かい日が続いていたのに、一気に冷え込み、もう白山に出かけても紅葉は終わりだろうし、多分上は雪だろうと思い、鳴谷山から眺めてもらうのも一興ではないかとの京の宮の案に賛成〜と車は白峰を抜けて桑島大橋を渡り林道に入ります。
10年ほど?前にはこの林道の悪路には要注意で、登る前に運転で疲れてしまうほどだったが、今はさほどのことは無く無事に駐車場に着く。朝のうち雨が残るかもと、予定より一時間遅く出て来たのに誰もいない。 しっかりと鈴をつけてスタート!
今年の紅葉はあまり良くないと漏れ聞くが、ここも期待しない方がいいかな?
傘を持って歩き出したが、結局使うほどの事は無く、時々青空も覗いて残った紅葉を美しく照らしてくれた。
黄色の葉は落ちかけているが、赤いカエデ類はまだ美しく全体的に柔らかい色彩で、心を和ませてくれるに十分だった。

綺麗な水でした 

鎧壁

やさしい〜♪ 

まだ綺麗ですね
       この緑もやさしい色   

       
      ナナカマドの赤い実  
 
雪が少し残ってます
来年のシャクナゲの花はどうだろう等と話しながら行くと、鎧壁、ここからやさしい色合いに染まった谷の上にガスの間から山頂が見え隠れ。いつものミズバショウやリュウキンカの咲く斜面はドロドロになるのだが、何とか通り抜け尾根に出ると、砂御前との分岐に出ます。ここから大きな杉の横を通りますが、風は冷たい。登山道は枯葉の上に赤や黄の葉のじゅうたんみたいな、楽しい道になっています。紅葉は1.000M辺りまでが見ごろでしょうか。
ナナカマドは葉を落として赤い実が鮮やかです。
途中、太陽が顔を出して青空が広がり、この分では・・・と期待したのだが、またガスが広がり、山頂手前くらいから笹の葉の上には雪が残りもう初冬の景色。
最後白山がど〜んと見える地点では残念ながらまだ真っ白。しばらく待てば晴れるかもと山頂の笹の間、風の来ないところでお昼ご飯とりながら待つことにした。
寒いかと思ったが、ダウンを羽織れば大丈夫、そのうち日が射してきて全く寒く無くて良かった!
雲の動きが速く、そのうち白山の頂上も顔を出してくれた。1.700〜800Mあたりからうっすらと雪で白く、なかなか高山の趣で良かったのだが、写真を撮るタイミングが遅くてうまく撮れたのが無かった(-_-;)

白山
                                                   

岐阜県境の山々
    日の当たらない北斜面のダケカンバに霧氷が

カエデ
 
           

登山道は錦の絨毯

鎧壁の前で紅葉見ながらおやつタイム

ツルリンドウの実

  
 熱いうどんの入ったお鍋に気を取られず、おしゃべりもせず、カメラに集中していないために残念ながら綺麗な白山の姿は撮れなかったが、確かに白く雪化粧していた。 福井新聞では気象台が雲でハッキリ確認できなかったので初冠雪は27日と出ていたが、間違いなくもっと前から雪は降っていたのです。
待っても2.000Mくらいから上は雲が取れず、あきらめて下山開始。結局最後まで山には我々だけでした。
やさしい色合いに染まる山々は最盛期の様な華やかさは無いが、まだ枯れず頑張っている丁度私たちの時代のようだねと重ね合わせて眺めてきました。鎧壁ではゆっくり腰を下しておやつタイム・・・
ブナは葉を落としているのも見えるが、枝が白っぽく淡い色合いにアクセントを添えています。
山の恵みはないかなとよそ見も忘れず、のんびり時間をかけて下山。明日からは秋晴れ、また登山者で賑わうでしょう。