銚子ヶ峰(1.810M)〜つなぎぶしのヒノキ〜願教寺山手前ピーク 岐阜県

210.4.26  晴れ  5名

福井(5:00)…登山口(6:50)…大杉…神鳩の宮避難小屋(9:00)…母御石(9:35)…銚子ヶ峰頂上(9:55)…雲石…
つなぎぶしのヒノキ(10:34)…願教寺山への尾根筋(11:04)…  昼食(13:00)…銚子ヶ峰頂上(14:00)…避難小屋(14:30)
…大杉…登山口(15:42)…福井(17:35)
今が銚子ヶ峰からつなぎぶしのヒノキを見に行きやすい最後のチャンスらしいとのこと。気まぐれな天候が続いたが、日曜は間違いなくピーカンでも、月曜か木曜のどちらかにとなって、天気予報をにらめっこのJちゃん大いに痩せるほど悩み、結局ギリギリ月曜に決定。いつもの仲間5人は期待を胸に出発!
最近山に行っていない、ハイキングツアーとか山菜採りばかりで大丈夫かなとちょっぴり心配するYちゃんです。
和泉村朝日から石徹白へは難なく通れてラッキー、白山中居神社を過ぎて大杉線はどうか〜と見ると、通行止めの柵はあったが自己責任でならと通させてもらう。雪は全く無くて倒木や落石なども綺麗に片付けられている。お陰で予定より早く登山口の駐車場に着く。車は一台のみ、先行者はどこまでかな?
まず430段の登りは半分以上固い雪が張り付いていて、アイゼンが必要かなと思うほど…。大杉は健在で我々を見下ろしていましたが、ところどころ痛んでいる部分もあり、お疲れ様と声をかけたくなるようなお姿でした。
登山道は時々雪にかくれていますが、締まっていて歩きやすい。昨日はかなりの登山者が歩いた様子がわかります。

まだ肌寒いです〜

県境の山々が見えてきました

銚子ヶ峰の手前のピーク

つぼ足でOK

小屋の周りは雪は無し

別山も見え出して
おたけり坂は半分ほどは固い雪で覆われていて、注意して上がる。女性ばかりでのんびりと休むたびに何か食べて気楽な歩きです。まず今日はガスもかからないし足跡もかなり残っているが、夏道がわからない雪の多い所ではテープで印をつけて行く。神鳩の宮避難小屋は日当たりがよく雪が無い。これはどなたか雪かきをして使いやすいようにして下さったものか・・・?
小屋を過ぎるとさすが風は冷たくなる。
そのうち別山(2.399.4)から南白山(2.168.7)がまぶしい姿を見せてくれる。別山はきりっとした山容で私は山らしくて好きだ。ここでまず記念写真タイム、今日は3人がカメラを手にしてる。
母御石に向かう尾根は時間が過ぎて来ているので雪も緩み、アイゼンは着けずにすんだ。朝早ければ必ず必要だった事でしょうが、結局どこでも使わずにすんだのです。
母御石を左手に見ながら直登、その後広い笹原を行くと先行者の姿が頂上に見える。男性一人?
京の宮がこの山が初めてと聞いて驚く。それではと一番に頂上に立ってもらう。沢山の山々の展望に満足な顔を見て、こちらまで嬉しくなる。本当に好天で良かった(^・^)

後ろの山は初河山と丸山?

母御石が見えて来ます

頂上

県境の山々

一の峰〜二、三、別山(雲岩より)
    

願教寺山(1.690.9M) 後方は経ヶ岳・赤兎山・大長山
先に見えた登山者は姿が見えない、三の峰に向かったのだろうか。ゆっくり展望を楽しんだ後は、ヒノキに向けて出発!
雲岩から先の狭い稜線は雪屁の深い亀裂が入った所など、要注意です。しばらく行くと笠場湿原とつなぎぶしの檜の道標が登山道の脇に寝ている。たぶんここいら辺りから下に降りればいいのだろうが、上部は雪が貼り付いていなくて笹の藪漕ぎになる。もう少し先に降りやすそうな感じの地点があったので、笹をかき分けしばらくで雪面になりどんどん下る。
雪面はフィルムクラスト、キラキラと光り踏みしめるたびにシャリシャリと音がして不思議な感じ(^・^)
昨年来ている2名の他3人は初めてのヒノキとのご対面!まだ少し雪に埋まっているせいもあるがどこからどこまでかわからない、曲がりくねって深い雪と強風に耐えてきた強さを感じる。何年生きて来たのだろう・・・ 雪原は広く福井県の山々から県境の山々、今歩いて来た銚子が峰など360度の大展望。
そこへ中年男性2名、昨夜小屋泊まりで早朝出て願教寺山からの帰りだとか、最後の頂上手前ではてこずったとのこと。ここからどれくらい?と聞くと1時間半くらいかかるそうだ。

雲岩からの下り

急です〜
   

真ん中辺りから下って来てます。
帰りは左の1.748m地点へ登り返しました。

つなぎぶしのヒノキ

笠場湿原は左下?

奥に願教寺山の山頂が・・・偵察隊は中央のピークまで
おばはんばかりの私達に心配そうな顔して下さるので、途中までですよと返事をして4人でスタート。
マー姉さまはヒノキの近くで上から見て待つとのこと。普通ならこの時期離れたりしないのだが、全く天気の崩れは無く先行者の足跡もありコースが見えているので少し様子を見に出かけたのです。かなり下ってからゆるゆる登り返して行きます。
30分ほど来た所で2名は戻る事にしました。
あと2名はもう少し先のピークまで偵察に。地図上の1.615Mではなくてもう一つ上だと思うのだが・・・
あと20〜30分程あれば山頂に立てたかもしれないが、無理はしないので皆の待つ事考えて戻ったとのこと。
なかなかここまで来れる好条件の時は少ない故、心残りだったかもしれない。昼食地点の所まで登り返しが長く感じられた!少し歩いてはフーフー、お腹もすいてきてる。
3人は先に熱いものを作り食べ始めた。
戻り始めた二人の動きが良く見える。他に誰もいない、私達だけの静かな幸せなひととき(^・^) やがて戻って来た2名を加えて話ははずむのです。

アップで  2人が小さく見えてます

ヒノキのある雪原まで登り返しがつらい!

横から見てる一〜三の峰

そろそろ腰をあげて〜
1時になったのでさあ帰りましょう!
帰りは1.748Mの稜線まで出て、名残惜しく景色を楽しみながら雲岩でも一服、頂上でも一服、小屋でもというようにゆっくり戻ったのです。久しぶりの山行でしたが元気に歩けてホッとしました。この時節尾根筋などがはっきりと見て取れて面白い。昨日はもっとクッキリと見えていた事でしょう。午後からは福井方面は春独特の霞がかかったような感じになって来ました。
偵察隊の2名は4月に入ってから、野伏、薙刀〜野伏と今日で3回こちらに通っているのです。タフなこと感心するのみです。
雪は緩んできているものの、深くもぐってしまうほどの事は無く、忠実に朝来た通りに帰りました。朝あった車は無くなっていて、銚子ヶ峰の山頂に見えた人はどうしたのでしょう?
中居神社脇の水芭蕉は身頃を迎えていました。

主婦は帰りを急ぎ、お風呂はパスして帰福したのです。無事に何事も無く、久しぶりの満足な山歩きが出来て嬉しかった♪皆さん有難うございました。帰って翌日の火曜日は雨風の悪天候でビックリ!残雪の山は行くまでの林道の通行、登山道の雪の状態、天候、いろいろ条件が揃わないと危険な事もあるので、今回は恵まれていました。

フィルムクラスト 表面だけ凍ってます

さようなら

左下白いのは和田山牧場あと