藤原岳・天狗岩(1.171M)
2009.3.18 3名 晴れ
鯖江(6:00)…白瀬峠登山口(8:30)…最初の鉄塔(R201)(9:58)…坂本谷分岐(10:17)…鉄塔(10:45)…天狗岩(11:30) 天狗岩(13:30)…鉄塔(14:10)…分岐(14:28)…登山口(15:30) |
花の便りがあちこちから届く今日この頃・・・ 近くの里山でカタクリやミスミソウ等を眺めに歩く日々、 そこへ福寿草を見に行くよと嬉しい連絡、お天気も上々、藤原岳はもう何年も行っていないので喜んで参加してきました。 福井は24度になるという初夏に近い気候に加え、黄砂が飛来してきていてちょっと展望は心配・・・ 今日は木和田尾根を登ると言う、初めてのルートはワクワクする。高速は使わず365号線を南下、306号に入ったらすぐ(藤原町山口)の細い林道に右折してしばらく行くと「山口配水池」と言う設備の建物があります。この近辺に駐車、すでに2台先客があり、林の中に白瀬峠登山口の標識が立っている。 始めは石灰岩の白い石がごろごろと転がる谷を見ながら谷沿いに進んでいくと、そのうち谷川の水が出てくる。と言う事はここまでは伏流だったと言う事か・・・。 30分あまり歩くと、ミスミソウの小さな白い花がポツポツと咲いている。まだ葉も出ていない小さな小さな、見逃してしまいそうな可憐さ。もう少し行くとセツブンソウが終わりかけだが残っていてくれた。これも可愛い♪ |
白瀬峠登山口(巡視路ですね) |
木や岩についたペンキを頼りに〜 |
ミスミソウ |
セツブンソウ |
最初の鉄塔からこれから行くピークをながめます |
黄砂でかすんでいます |
気持ちの良い尾根道 |
こちらの山に来るといつも思うことだが、下草が全く無くて掃いたように綺麗で、北陸の山を見ている者には何か不思議な光景・・・(若狭の山も似ているが。)ところどころ鹿に皮を剥がれた木があり、ほとんど草も食べてしまうと言う事でしょうか。 カンアオイの葉がやっと地面から顔を出している所もありますが、あとは馬酔木の小さな低いものが少しだけ。 裸木が日の光を通して明るく、気持ちの良い登りが続きます。最初の鉄塔に出るとやっと展望が開け、下の町々や養老の山並みなど、上はこれから向かう天狗岩や山頂展望台などが見て取れます。山口バス停・白瀬峠・藤原岳などの分岐の標識の地点から、峠はカットして冷川谷の頭(1.140M)のピーク、鉄塔に向けて歩き出します。この辺りからは少しずつ雪が出てきてますます道はわかりづらい!今日のように晴れて目印となる鉄塔や遠くの木についたペンキなどが見えますが、ガスがかかっていたら全く初めての者にはわからないと思います。踏み跡があいまいなのと標識が少ない。それに雪でも乗っていると素人には皆、同じ景色に見えてしまいます。 |
白船峠?? |
どこが道? |
間から御池岳 |
石灰岩と苔とセットの福寿草 |
とにかく上を目指して行くと、中電の作業小屋があり、もう少し上がると又鉄塔、今日は滋賀県や三重県の山に詳しい方と一緒で安心ですが、こっちだ、あっちだとルートを見ながら行くと、いよいよ福寿草の雰囲気が・・・ よーく見ると可愛い蕾がいっぱい白い石灰岩の間から顔を覗かせています。早速撮影タイム♪ 春の光を一杯受けて輝く黄金色、名前の通り福福しい花ですね。まだ咲き出したばかりでこれから1週間後くらいがいいのかな?カメラを手にあっちこっちと見ていると、上から登山者一人、もっと上のほうに沢山ありますよとのお声。 それではと撮影を切り上げ天狗岩に向かいます。 何と下から3時間もかかってしまった。もうお腹がすいたのとビール!ビール!とうるさい2名、撮影タイムは後にして昼食にかかりました。その間にも山荘から足を伸ばしてきた登山者がひっきりなしに来ては帰って行きます。私たちは暖かいのとお腹一杯でど〜んと腰を落ち着けてしまって、山荘まで往復して来るか、または当初の予定の聖宝寺コースを降りると言う案はどこかに忘れ去られてしまったのです。 |
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ここを抜けると? |
天狗岩から藤原展望台(1.140M)を |
御池岳(1.247M)を眺めながらランチタイム |
まぶしいくらいの色です |
天狗岩周辺 あちこち咲きかけています |
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蕾も沢山 これからです |
福寿草の撮影タイムもたっぷり取って満足したので下山することにしました。今日は昨日に続いて黄砂の警報が出ている通り、残念ながら遠くはかすんで見えない。 気温もだが、乾燥注意報が出ているので喉が渇いて仕方が無い。前回の凍るような山行から、初夏を思わせる暑い山行となり、少々くたびれ気味な上に、梅酒をほんのちょっと口を湿らせただけなのに効いてしまって、アルコール分改質を持たないYちゃん、もうダメとフラフラと下山開始したのです。 木和田尾根コースは登山者が少なく、出会った人わずか・・・おまけに覚悟していた靴の汚れも大したことなく、綺麗な尾根道や落葉が一杯のファファした巡視路?でこちらのコースをとても気に入りました。帰りは誰にも会わないので、3人で好きな事言いながら降りました。この山は階段状の道も無く、山の形そのまま登って行くのですが、結局1.000M近くの高度差を登るので思うより大変かもしれない。元気に登山口に到着、時間が無いのでお風呂タイムは省き、また下道で帰福。好天に恵まれ、楽しい一日を有難う(^_^)v 足の疲れも全く無いのですが、暑さにそろそろ賞味期限が切れかけているかなと思う本日の山行でした。 |
ポーズ! |
坂本谷方向 土石流の跡かえぐれて土が・・ |
福寿草について、抜粋 「野生の福寿草が咲くのは早春の林の中、未だ木々には葉が無く、地面に光がふんだんに届くので、その間に大急ぎで花を咲かせます。光が不足すると種を十分に育てることが出来ないからです。 けれども早春には、花粉を運ぶ虫がなかなか来てくれないし、福寿草には蜜がないので、花びらをパラボラアンテナのような形に広げて光を集め、花の中を暖かくして寒さに震える虫を誘うのです。 光沢のある花びらは光をよく反射して、花の中は外に比べて10度も高いそうです。 暖かい午前中に花を咲かせ虫が来るのを待って、一月近くも咲き続けます。ときには雪が舞い、冬に逆戻りすることだってありますが、そんなときは花を閉じてじっと寒さに耐えているのです。」 以上、読んでから行って見たのでじっと観察してると小さな虫が来ていたので、良かったねと声をかけて来ました。 |