秋田駒ヶ岳(1.637M)
2008.8.9 曇りのち晴れ  5名

登山口(8:40)…片倉岳展望台(9:15)…(10:00)阿弥陀池(10:14)…頂上(10:27)…池で昼食(11:50)…
横岳(12:06)…(12:14)焼森(12:20)…8合目登山口(12:50)             (休憩時間を含みます)
東北最後の日は早池峰山も候補に上がっていたらしいが、今夜夜行に乗って帰らねばいけないし方向も違うので、楽な近場でとこの山になりました。八幡平のホテルではやはり5時半の朝食とお弁当の用意をしてくださり有難かったです。
ホテルからどんどん下り、341号線を南下して田沢湖の近くまで行きアルパこまくさ前でシャトルバスに乗り換えて8合目まで楽チンな行程なのです。少し雲が多く、雨が降るような降らないような・・・ポツンと来たりやんだり・・・
バスに乗り込んで25分ほどで8合目の駐車場に着きます。
思ったほどの人出では無いですが、夏休みとあって家族連れが多いように思います。上まではお花を眺めながらのゆっくりとした歩きです。ここも1〜2週間前までならもっとお花が多かっただろうと思わせる様子が見て取れます。
今はハクサンシャジンが盛り、アキノキリンソウ・シロバナトウチソウ・アザミなどの下にミヤマダイコンソウやミヤマキンバイなどの葉が沢山! シモツケソウも終わって色が褪せている。
どんどん雲が切れてきて青空が出てきて昨日の岩手山も姿を見せてくれる。途中の展望台からは雲の切れ間から田沢湖が見えます。

アルパこまくさ 後方の山は秋田駒

歩き始めてすぐ左に入ってみると硫黄鉱山あとが

ハクサンシャジン

登山道がずっと見えます

途中の片倉岳展望台

男岳〜横岳に沿って木道を行くと

あみだ池が

最高峰の女目岳(男女岳)

池の奥に立つと岩手山が

頂上にて
説明によると二重式火山の山頂部は、馬蹄形カルデラを形成する外輪山の男岳(おだけ)、女岳(めだけ)、小岳、横岳と寄生火山の男女(女目・おなめ)岳からなっているとあります。
池のそばには避難小屋やトイレもあり、皆さんお気に入りの場所でくつろいだりカメラを手にしたり、なだらかで広くゆったりとした気分になります。私たちはザックを置いて頂上を往復し、下で昼食タイム。あまり食欲が無い私と違い皆さんよく食べる…、この違いがすべてか。バスに乗る前にテントで販売していたトマトを買ってきてくれたのが最高のご馳走〜、今日は最初は曇っていたので暑さ的には楽でしたが。
下に広がる浄土平を眺めていると何か白い花が沢山〜
ん・ん・・?あれはチングルマではと下って見ると間違いなく可憐なお姿。きっと残雪が多く残っていた場所なのでしょう、残って咲いていてくれました。綿毛になってピンク色に広がる所もあり、7月中に来ればきっと花園そのものでしょう。上部に混じって濃いピンクの花が見えるのだけどわからない。肝心の時にカメラのズームが故障したのかきかない。今回はほとんど使えなかった。

浄土平に咲くチングルマ

チングルマ

あみだ池小屋と仲間たち

ウサギギク

チングルマの綿毛

キンコウカの群生

ムーミン谷方面 小岳と女岳

横岳から反対側は違う景色 奥に田沢湖
小屋の横から少し登ると男岳から続く稜線に出て、しばらくで横岳山頂、この付近から右手下には変化に富んだ山容の山々と谷が望め、散策路も続いています。もっと早く来ればタカネスミレの群生が見られるとか。600M程歩くと黒褐色の火山砂礫が広がる焼森、ここにもコマクサが咲いていてくれました。そのままずっとたどって歩いていけば乳頭山に行けるとか、つんと特徴のある頂上の姿が見て取れます。
私たちはそこまでは時間が無いので残念ながら、直接8合目のバス停まで降ります。この道が両側その時節に来たらどんなに素晴らしいかと思うほどハクサンシャクナゲがずっと続いているのです。前を団体さんが歩いていて賑やか、どこへ行っても中高年ばかり、20〜30年後には人口も減るしきっと山は静かになると言うのが皆の意見ですが当たっているかも。
又、バスに揺られて麓のアルパこまくさで入浴(500円)、ここの露天風呂からは眼下に田沢湖が眺められて最高!
最後に館内の山の説明の展示物やビデオなどゆっくり眺めて、とうとう3日間の楽しい旅も終わり・・・
国道46号線に出て盛岡に帰り、レンタカーを返して、秋田新幹線で秋田に。あとは寝台列車に揺られて眠るうちに朝、福井に到着!現実の待つ世界に戻ったのです。

焼森山頂は砂礫のみ

焼森山頂から振り返って

ハクサンシャジンと北に位置する山々

駐車場からアルパこまくさと秋田駒ヶ岳

駐車場から田沢湖が見えます

秋田こまち
いろいろ可笑しなことがありましたが、無事楽しい3日間を過せてリフレッシュ!皆様有難うございました。
行く前に予定表に適当に役割分担を勝手に書いたのですが、それが見事にそのとおりの役割をこなし??
我ながらピン・ポン!と自画自賛したのです。
ちなみにマー姉さまは総監督・お目付け役
      Y女史はリーダー・ガイド・地図担当
      Jちゃんは運転リーダー・食料調達担当
      京の宮は会計・運転サブ・渉外担当
       Yちゃんは広報・地図・ナビ担当
マー姉さまは年齢を感じさせない歩きと、監督役で脱帽!
経験豊富で、東北のこの地にも詳しいY女史の案内があればこそ、レンタカーで上手く回れたのです。
問題はあとの3名で、書けば長くなるので今回はこれでお・し・ま・い。