別山(チブリ尾根)
2008.5.6 快晴 12名

市ノ瀬(6:40)…登山口(7:04)…水場(8:00)…チブリ尾根避難小屋(10:05)…御舎利山への急登手前(10:40)
             下山   …チブリ尾根避難小屋(12:20)…登山口(14:20)…市ノ瀬(14:45)   休憩時間を含みます
G・Wも今日で終わり、田植えが進み里山はもう新緑から青葉に変わりつつある。例年のごとく山菜おばさんになっているので少々疲れ気味だが、別山と聞いたら行かないでいられない。
メンバーも多くまだ経験の少ない人もいるので小屋の上部辺りまでの予定らしい。5時に集合、途中で拾って車は白峰に向かいます。さすが休日とあってすでに何台も車が停めてある。
雪は固く締まっているはずなので、かんじきは置いていくことにして、アイゼンとピッケルは持つことにした。天気は全く問題なし!前日の雨で汚れを洗い流したように空気も澄み、るんるん気分♪岩屋俣川は雪解け水で豊富な流れ、いつもなら堰堤の登山口まで作業道をトラックと一緒に歩くのが、橋を渡ってすぐ左手に昔の道だろうか復活していて林の中を抜けて歩けるようになっている。登山道に入ると原生林の中、巨木がお出迎え、ブナ、トチ、ミズナラ等いつ見ても大きくたくましくすばらしい!
新緑の間から朝日が差し込み、みずみずしい若草色と残雪の白とのコントラストはいつみても飽きる事が無い。
水場あたりから本格的に雪が現れ、その後半分以上が夏道は隠れていた。

今日はいい天気だ!!

水場上部

休憩

白山
途中3名のグループを追い越していくと、どこから滑ってきたのか下のほうでスキーヤーのグループが降りていく。
まだ雪は締まっているしかなり固いところもあるので、スキーで下れるなんて私には想像がつかない。
アイゼンを付けた方が歩き易いだろうと持っている人たちは装着。1.500M辺りでは芽吹きはまだです。時々谷から上がってくる風は冷たくてとても気持ちよい。
途中尾根に出る手前の急登にかかる地点で夏道に雪は無く、はずすか迷ったがしばらくの間だろうとそのまま登り続けた。
振り返ると奥越の山々・・・新緑との境界がはっきりとわかり、緑がむせかえるように太陽の日を受けているのに対して、上部は残雪が多くまだ冬のなごり状態。
御舎利山と別山も姿を現し、完璧に青い空と白い残雪はまぶしく、見るものすべて神々しい!

奥越の山々が〜

一番後方に右から荒島岳、枇杷倉、小白が

雲一つ出てこない

白山釈迦岳(2.053.2m) (小屋の手前にて)

もうすぐ小屋です 御舎利山(2.380M)と別山(2.399.4M)
登山口から3時間ほどで小屋に到着、するともう宴会の準備に入るリーダーたち。もっと上まで行く予定だったはず、そこでカモシカさんと京の宮と私Yちゃんはそのまま歩きだしました。せめて半分くらいまではと頑張っているとシェフ君も後から追って来てます。40分近く登った広くなった地点でお昼にすることにして、写真を撮りさあー!乾杯、冷たいビールが美味しいけど全部飲めない(~_~;) 先に歩いていた別のグループの方たちが御舎利の急斜面に取り付いているのが見える。一歩づつ一歩づつと言った感じで歩みは遅い。スキー板を背負っている人もいる。
昨日の雨で流れた所が凍っているのか光っている所が多く、慎重になるのだろう。私たちも行きたいのを我慢して、食事後もう少し上の白山側に立ち記念写真をパチリ!
下では宴会もそろそろ終了だろうと急いで下山。
小屋の周りには6〜7名増えて賑やかなこと。
帰りは緩んだろうとアイゼンをはずし下山し始めました。
今日はかなり日焼けしたに違いない(-_-;)

もっと上まで

白山 どこを登っていく

京の宮とYちゃんです(^_^)v

小屋が小さく・・・

南竜に向かう稜線
尾根筋の道から下に入った所で、3名ほど登るのか下るのかうろうろしているのが見える。どうやら下山中でわからなくなったとのこと。山は登るより降りる時の方が難しい。
そんなに経験の無い私でもいろいろ見聞きしている。
足跡・獣道・巡視路・思い込み等など・・・迷う要因はいくらでもあるし、まして雪道は難しい。
ゆっくり新緑を楽しみながら歩いていくと、朝まだ蕾だったニリンソウが咲いて帰りを待っていてくれた。
小屋から2時間ほどで登山口に到着、あとは林の中の道を選んで市ノ瀬まで。暑い時、トラックと一緒でなく木々の中を歩いて行けるのは嬉しい。勝山のみずばしょうのお風呂に入り帰福。皆さん有難うございました。天候に恵まれ満足(でもちょっぴり頂上に行けず残念かな)な一日でした。

芽吹いたばかり

若いなあ〜

雪解け水で

グリーンシャワーをどうぞ  

  

   

ニリンソウ

サンカヨウ

やっぱり最後は白山を  (避難小屋の手前で)