小白山北峰(1.603M)

2008年3月17日 快晴 10名

福井(5:00)…石徹白川沿い(7:20)…林道(7:35)…杉山への取り付き(7:45)…ヒノキの大木辺り(9:50)…頂上(11:45)
頂上(11:52)…昼食場所(13:10)…林道入り口(15:10)…福井           (休憩時間を含みます)
先週は道斉山(1.188M)に登る予定が、雨がやまず解散。
今週もう一度かと思っていたら、小白山に変更だと言う。
野伏ヶ岳から見て一度はと思っていただけにワクワクして参加することに。桜の開花が早まると言われるほど急に暖かくなって、お天気も続いているので期待に胸は膨らむ。
カドハラスキー場の駐車場で金沢のK女史と合流。
大野市の和泉村から石徹白に向かう道路はまだ通行止めらしいので遠回りになるが岐阜県側から入る事になる。
うとうとしているうちに白山中居神社を過ぎて、石徹白川を渡る手前で車を置く。林道はまだしっかり雪で覆われている。林道を歩き和田山牧場を経て小白に向かうかと思い、パソコンで取り込んだ簡単な地図など持って来たら、杉山を経て県境の尾根を上がると言う。途中のコンビニで地図をコピーさせてもらって持参。今回は全員このコースは初めて、K女史以外小白も初めてだと言う。林道を少し歩き、橋を渡る手前の左斜面に取り付きます。かなり急登のなか雪は甘い所も固い所もいろいろで、途中でアイゼンを付けて登ります。

さあ!スタートです

杉林を過ぎて今度はカンジキに変えて…

ブナに変わって行く頃右手に野伏〜薙刀〜と

画面中央は橋立峠、右側が野伏ヶ岳、左側が今から向かう小白山北峰の尾根が

奥に別山が
雪が甘くなりこれではとカンジキに付け直し、ピッケルも背中にくくりつけて三度アップダウンを乗り越えて岐阜と福井の県境の尾根に取り付くべく歩きます。
途中エネルギーの補給をしながら、青い空と白い雪、芽吹き前の木々の下を進んで行きます。途中かなり大きいヒノキに出会いました。
今年は充分に山に出れなかったので、このまま不完全燃焼状態で終わるのかと少し寂しかったのが、今日で一気に解消!!今日は風もほとんど無くて穏やか…、今の所他に誰も来ていない。週末のものかスキーの跡とカンジキの跡を時々見るが、途中で消えてしまい尾根に取り付いた頃にはわからなくなっていた。兎や狐、カモシカの足跡と熊が爪でひっかいた木に残る跡のみ、静かで穏やかでこんなに良い日もそうないだろう。
ただもし、天候がはっきりしない日にはこのコースは尾根に取り付くまでの間がわかりにくいかもしれない。

青と白の世界

振り返ると大日山

        

野伏平
このコースはほとんど杉山から先は県境の尾根を歩いた事になる。高度が上がるにつれて右手に見えている野伏ヶ岳が大きくなり、なだらかな裾をひいて野伏平が広がりダイレクト尾根の向こうには和田山牧場跡の雪原が白く光って見える。
頂上付近には雪屁の崩れ落ちたところや亀裂、なだれ跡などがよく見えて、どんどん春が進んでいる事を感じさせる。
ところどころ黄砂の後も見られ雪が薄茶色になっている。
振り返ると御嶽山が、そしてそのずっと左手には北アルプスが顔を出し、もう少し高度を上げると隠れていた乗鞍岳も姿をあらわしてくる。足元も締まってきて歩き易くなるが、疲れが出てきて足の運びが遅くなります。今度越えたらなんて思うと、又ピークが現れでその繰り返しのあとやっと今度こそという所で、ザックやストックを置き、ピッケルだけ持ち頂上を目指しました。
やっとだ!とワクワクしながら広〜い頂上に立つと、そこは360度のパノラマ!!白山もいつもの様に白く白く輝いているし、福井県側の山々ももうどれがどれだか〜全部見えている。

御嶽山

頑張れ!ガンバレ!

小白山本峰に続く尾根と遠く奥に平家岳など

野伏ヶ岳と奥に別山とそれに連なる山々

小白山本峰との間は崩れかけた雪屁と亀裂

あと一歩で頂上!左下には白い牧場跡

小白山本峰と枇杷倉山

頂上は広〜い

左から四塚,七倉,大汝,御前峰,別山,南白山〜右から芦倉山,丸山〜

下山開始、北アルプス・乗鞍岳・御岳山の白い頭が・・・

昼食はどこで?あ〜カメラが充電切れ
本峰に向かう先まで行ってみたが、崩れかけた雪屁と亀裂との連続でとても私たちでは行けそうも無い。
下に回りこんでも雪崩の心配もありそうな感じです。
高さはここと6メートルしか違わないのだからとあきらめる。
出来る事ならこの広い山頂独り占めで、我々だけでゆっくり昼食タイムとしたいところだが、二人調子が悪くザックをデポした地点で待っているし、後二人は私たちが降りる頃上がってきたので時間切れだしゆっくりもしていられない。
名残惜しいが下山する事に。ザックを置いた場所よりもう少し下っていつものような宴会開始、暖かくて軽く一枚はおるだけですんだくらいでした。
帰りは忠実に朝の足跡をたどったのですが、10名も歩いたのに薄くなりかけている所もありテープも確かめながら進みました。
低くなるにつれ雪は腐ってきていて、ごぼってしまうところ多々、帰るまで空は真っ青のままで本当に穏やかないい一日でした。
林道に出るとスノーシューの足跡が新しく出来ている。きっと野伏に行ったのでしょう、一台だけ車がありました。結局小白山は我々だけでした。
大野市外でお風呂に入り帰福。皆様お疲れ様でした。良い想い出が出来た事でしょう。
しばらくお仕事で来れないかも知れないつーさん、なるべく出てきてくださいね。
今回企画してくださったカモシカさんいい写真ありますか?K女史さんお付き合い有難う。相変わらずしっかりとしたペースの崩れないまー姉さま、衰えは辞書に無い?アルチュウハイマーのリーダーはアルコール切れでダウン?皆さん個性豊かでいい加減で、それでも優しい仲間で、一緒に登れてストレスを発散させてもらえ本当に楽しい一日でした。あ・り・が・と・う\(^o^)/