白山南竜から別山稜線手前の天池まで
(2.100M)                  (約2.250M)
2007.8.27  晴れのち曇り 5名

    福井(4:00)…別当出合(5:50)…分岐(8:00)…南竜(8:40)…赤谷(9:25)…油坂…天池(10:20)
    天池(11:30)…(12:50)南竜(13:10)…分岐(13:30)…別当出合(15:00)    (休憩時間を含みます)
八月一度も山に入っていないというひよこさん親子、他の方々はそれぞれ泊りがけなどであちこち楽しんでおられた様子なので、三人で白山方面でも行こうかと計画。
リーダーに連絡入れると鮎釣りやめて風さんと参加してくれるという。結局5名で福井を出発、もう花は終わっているだろうが、この時節まだまだ暑いのでやはり近場で涼しいところというと白山しかない。土日は賑わった事だろう。
酔い止めのお薬がまだ効いているのか眠くてしょうがない。
ず〜っと半分目が覚めていない状態で歩き続けていた(-_-)zzz甚の助避難小屋を通過して白山と南竜の分岐で、さあどっちにしょうかと考える。平日とはいえまだ登山客は多そう・・・別山に行くにはどんなものか知りたいし・・・と、結局南竜に向かうこととした。お花は終わりかけながらも、サラシナショウマやシシウド、ハクサンボウフウの白とトリカブトの紫、アキノキリンソウ、ニガナ、ミヤマコウゾリナなどの黄色、それにハクサンフウロ、カライトソウやシモツケの赤紫が色を添えて楽しませてくれる。


左の油坂の頭から御舎利山までの稜線とちぶり尾根が・・・

一面イブキトラノオ

コザクラもイワイチョウも終わっている

ミヤマリンドウ

イワショウブ

油坂途中から振り返って
ほとんどの登山者は黒ぼこ岩へ向かうか、エコーラインを上がって行く。いつも静かな南竜ヶ馬場で、池糖とシラビソと笹の緑に赤い屋根の小屋がマッチしていつ来ても大好きな場所だ。
湿原を横切り赤谷に降りる。ここの水はとても美味しい!
これからが油坂、前回来たときは天候が悪くて途中で泣く泣く引き返してるので今日は嬉しい♪
振り返ると10時前なのにもう御前峰に向けてガスがかかり始めている、やはりガスがかかって何も見えない、そして人の多い室堂よりこちらに来て正解だった。そのうち真っ白くなってしまった。油坂は思ったほどではなく、両側にはベニバナイチゴが赤い実を沢山つけている。男性陣には先に行ってもらっているので、ひよこさんとゆっくりで気が楽です。そのうち登山道は緩やかになりお花も遅いのだけどいろいろ残っていて、これが全盛期だったらどんなにと思わせる。う〜ん来年は必ず!
やがて御舎利山に続く稜線がはっきりと見え、私は行く気満々だけど、今日はあきらめろと言われる。
花の写真は珍しいものは無いけど、一生懸命覚えようとしていたひよこさん、参考にして下さいね。

ミヤマホツツジ

シナノオトギリソウ

シモツケソウ

ハナニガナ
先に天池についた男性たちはビールを飲んでいる。
池の周りはイブキトラノオがいっぱい!きっとチングルマやハクサンコザクラなども咲いていたことでしょう。
今日はオニヤンマが気持ちよさそう。私も小さい小さいビールを飲みながら、頭の中はここからだと1時間あまりで別山に行けるんだろうかとか・・・考えている。
やっと目が覚めてすっきりしてきた。時々別山方面もガスがかかったりするが雨の心配は無い。ゆっくりしたので11時半、次回は晴天のお花の時期に必ずと誓って?下山開始。石川県側と岐阜県側ではまったく違う顔を見せる稜線の斜面です。
赤谷までの間,遊び遊び時間をかけて降りた。
結局南竜から先で出会った人は一人だけ、ずっと我々だけの楽しいひと時が過ごせました。秋の代表選手のようなリンドウが蕾を膨らませています。もう秋風の南竜の小屋のベンチで名残を惜しんで一休みしたので、さあここからはダッシュ!
ほとんど休まず別当出合へ降りました。最後の橋の上に男性二人背中を合わせて立っている、よく見ると手にリモコン。川の下の大きなショベルカー等をここから操作しているのだ。ふ〜ん上手いもんだ。

ミヤマコゴメグサ

天池と御舎利に続く山々

ここもイブキトラノオ

カライトソウ

マツムシソウ

南竜ヶ馬場の山荘

分岐へ トリカブトやアザミやいろいろ

リモコンで動いていたショベルカー
予報どおり雲の多い一日でしたが、お陰で日焼けすることなく全員元気に下山、皆さん有難うございました。
シーズンオフでお花も多くないかも知れないが、人が少なくて静かでこれはこれで楽しい山行で、夏が終わった!という気持ちになりました。
何といってもやはり白山はお花が多いねと言う話になり、近くにこれだけお花のポイントが沢山ある山があると言うことは幸せな事です。出来るだけ自然なまま残して行きたいものです。
それにしても白山でも立山でも砂防の工事は延々と続いていて終わる事が無い感じです。私の知る限りでも40年前もやっていたから、これからも続くのでしょう。必要な工事と自然破壊の林道工事とでは意味が違うかもしれないが。

帰りは白峰の総湯(320円)に入って帰福。