三の峰(2.128M)

2007.7.23 曇りのち晴れ 7名

  福井(5:00)…上小池駐車場(6:40)…山越屋敷跡(7:10)…六本檜分岐(8:05)…避難小屋(10:30)…頂上(10:40)
  避難小屋(12:00)…六本檜分岐(13:20)…駐車場(14:20)                (休憩時間を含みます)
久しぶりの参加、会長やI氏とは本当に長くお会いしていなかった。天気予報では午後遅くから晴れてくるとか。
大野市に入った頃から道路が濡れている、上小池に着くと霧雨のような感じで先に着いている方々はカッパを着込んでいる。
平日なのに多いなと思ったら福井市内のある山岳会の方々で20名くらいだろうか。私達は先に出てしばらく打波川沿いに歩き登山道に入る。霧に包まれしっとり濡れる上に、風が高い所で吹くと木々から大粒の雨滴が落ちてきて、汗と両方でますます濡れてしまうのだが暑くてとても合羽等着ていられない。
終わりかけたササユリやタマガワホトトギスが現れ,ひと登りで六本檜に着く。昨年など見たショウキランを探しながら来たが、今年は見当たらない。いつもならこの辺りからは、これから行く尾根筋など見えるはずだがガスは濃く何も見えない。尾根に出るとササユリも綺麗なピンク色のものが増え、やがてニッコウキスゲがずっと続く。相変らずガスは濃いが、剣ヶ岩を過ぎる頃から上空は明るくなりだし、打波の頭と稜線の登山道などが見え隠れしてくる。
久しぶりに本格的に歩く感じで、足の重いのが取れない。

尾根道に出る

毒々しい真っ赤なキノコ

ネバリノギラン

ヨツバヒヨドリ
上からは男性お一人、昨日小屋は高校生で一杯でテント泊したと言う方が降りてきたのみ。高校生は別山に向かったのだろう。そのうち雲海の上に出て、空も青くなってくる。
尾根はササユリに始まり、ニッコキスゲ・アザミ・トリアシショウマ・タテヤマウツボグサ・ヨツバシオガマ・オオバギボウシ・クルマユリ・テガタチドリ・カラマツソウ・シシウド・イワオウギ・ミネウスユキソウ・グンナイフウロ・マルバタケブキ・タカトウダイ・クガイソウ・ママハハコ・etc〜
最後の急坂あたりになると、ミヤマキンポウゲ・ハクサンフウロも顔を出し、写真を撮りながらゆっくり進む。
早いメンバーはもう小屋に着いている頃だろう。
今日は赤兎も大長も荒島もすべて雲海の下、岐阜県境の山々もすべて白く大きくうねる雲の下に隠れている。
やっと小屋に到着すると、日差しはもう真夏のようで空の青さは久しぶりに見る感じ!ザックを置いてカメラだけ持って頂上まで往復、残念ながらまだ別山方面の上部は雲で顔を出してくれない。だが上から眺める景色は雲海のお陰でいつもよりずっと広く大きく素晴らしい! ニッコウキスゲは打波の頭の方が多そうだ。

ササユリ

シモツケソウ

ニッコウキスゲ

タテヤマウツボグサ

まだガスの中

おお〜!青空が・・・

三の峰避難小屋

打波の頭から 後方は別山

打波の頭の三角点まで こちらの方が花は多い

下山開始 雲海を眺めながら

タカネノバラ

雲海の下はミルク色 幻想的なブナ林
昼食をとっていると、ぼちぼちと上がってくる人が増えてくる。
遠く福岡から見えたという夫婦、本当にお疲れ様!
グループの方々も遅れて到着、小屋の周りは賑やか・・・
そのうち別山方面も姿を現し、少し残った雪田の方に降りてみるとコバイケイソウが少し残っているのと、ハクサンコザクラのピンクが点々と・・・可愛い!そばによーく見るとコイワカガミも同じ濃いピンク色、あとミヤマダイモンジソウ・シナノキンバイ・ミヤマキンポウゲなど。食事を終えて打波の頭の方に行って見る。
こちらの方はニッコウキスゲやハクサンフウロが多くて笹をかき分けながら行くと先端に「福井県最高地点 越前三の峰2.095M)」と印した標識と三角点がある。
見渡す雲海は本当に雄大で、皆さん満足気。わずか二の峰に続く稜線が確認できる程度ですべて雲のした・・・
仕事を調節してやっと参加できたと言う会長もご満悦、いつもなら「別山平まで足伸ばそう!」と叫ぶいのししJちゃんもいない事もあって丁度12:00今日はここまでで下山する事にした。

三の峰頂上

宴会中

別山が顔を出し始める

ハクサンフウロ

ミヤマキンポウゲ

ハクサンコザクラ

シナノキンバイ

オオバギボウシ

クガイソウ

テガタチドリ
まだ登ってくる方もいて、中には室内犬の種類のワンちゃん連れて上がってきた女性が一人、何でも半分は抱いてきたと言うが初めて見た光景・・・
いつもなら暑くてたまらない尾根道も半分ほど我慢すると雲海の中に入り、やがて日差しも無くなり今日はその分楽チンかも。
それでもこのコース長い!足も疲れている事もあるが、道の両脇草が茂っていて足元が見えな箇所も多く滑り、転びそうになりながら何とか無事下山。屋敷跡の辺りにマタタビの白い花がひっそりと咲いていました。途中とうとうリーダーの靴が寿命を迎えましたが、テープなどで固定してうまく歩けるものなのですね。
最近たいした山に登っていなかったせいもあって足が怠けていた。やはり普段から3時間程度の山に登っておく必要あり?かなと思いました。こればかりは自由にならない身にはなかなか難しいのが現実、ふ〜〜〜ん(~_~;)
帰りはあっ宝んどのお風呂に入り帰福。
皆さん有難うございました(^_^)v