石徹白〜銚子が峰〜三ノ峰

2007.10.13　晴れ　３名

約１ヶ月ぶりの登山、その間近くの小山を１時間程歩いていただけなので自信は無かったが、女性ばかり３人でのんびりと行くから大丈夫と言われて参加する事に。 朝５時に集合して大野市和泉から石徹白川沿いに進み、白山中居神社を右手に見てさらに進むと登山口に着く。 土曜とあって数台車があり、外に出ると寒い！ まず４２０段の石の階段を行くと天然記念物になっている大杉がそびえるように立っている。いつ見ても見事！ 石徹白登山口から白山までは美濃禅定道（南縦走路）となっていて実に24・3K、地図で見るととにかく北に北に向かうコースです。今年の五月連休明けに来たときとは趣が違い、どんどんナナカマドやオオカメノキの実が赤くなり、ウルシが真っ赤！神鳩ノ宮避難小屋で少し休憩、おやつを頂き元気を取り戻して出発！母御石が近くなると展望は開け、別山・南白山などが右手奥に左手には福井県境の山々が良く見えます。今日は御嶽山も乗鞍岳もシルエットがすっきりと見え、そのもっと左手には北アルプスの山並みが・・・

登山口

	ナナカマド
オオカメノキ	シラタマノキ
銚子が峰（1.810.4M)
中央は乗鞍岳　右は御嶽山
県境の山々	どんどん雲が薄れて行き、日の光に笹原が輝き紅葉も色を添えて楽しませてくれる。今日はガスと仲良しのひよこさんがいないからなんて言いながら快調に銚子ヶ峰を通過。 雲岩（股すり岩）からはこれからの行程が手に取るように見える。一、二、三と続くピークのアップダウンを行けるだろうか・・・、私に合わせてゆっくり歩いてくれるJちゃん、リーダーの貫禄さえ感じる？　下山の男性一人、昨日は三ノ峰の小屋に泊まって別山往復なさったらしいが、途中熊にあったとのこと。今日は三人だけなので鈴などつけているけど、ご対面は遠慮したい。「一ノ峰への登り返しはおたけり坂二つ分だから頑張って」と言われお別れする。 成る程、手前のピーク越しに見ているとそんなにと思うのだが、見えていないだけでどんどん下る事下る事！！ もったいないと言いながら高度を下げてさあ！登り返しだ。
別山に続く一ノ峰〜三ノ峰の稜線	どんどん下る
願教寺山とその奥よも太郎山	一ノ峰（1.839M)
ツルリンドウ	ツルリンドウの実
道中周りの展望の良さに気をとられているうちにまず一ノ峰に到着。この稜線歩きは真夏の暑さのときは大変だろうが、とにかく気持ちの良いコースなのだ。お花はもうリンドウくらいだが、草紅葉が始まっていて、まるでお花が咲いたような登山道の両脇に感激！ハクサンフウロかキンポウゲ科の葉だと思うが、真っ赤でもうこの辺りに来るとナナカマドも実だけになってこれも真っ赤、時々カエデのオレンジなど見飽きる事が無い。 次、二ノ峰までは又少し下って再度登り返す。頂上は通らず少し左に巻いて行くと標識だけあって、笹の奥に三角点があると矢印のみ。今日は時間が無いので素通り。 何とマツムシソウが何箇所か残っていて可愛い！ いよいよ目の前は三ノ峰、疲れてきたしどこか風の無いところで待っていると言うと、もう少し鞍部まで、もう少し取り付きまでと言っている内に登る事になって何とか頑張る。 登山道が崩壊していて下の岩が剥き出しになっている箇所があり、少し要注意。勾配が緩んで笹原になってしばらく行くと、登山者の声がする。	草もみじ
二ノ峰	三ノ峰
小屋から頂上目指す登山者	１２時前に三ノ峰避難小屋に到着！ 休憩入れても５時間かかっていない。私にしたら上出来だろう。それにしてもまー姉さまの体力、脚力には脱帽！！ １０歳も年上なのにひょうひょうと何事も無いように歩かれる。果たして私たち１０年後にあれだけ元気でいられるだろうか・・・？休日とあって登山者も多く、刈り込み池側から沢山登って来られる。私たちは帰りも長いのと、日没が早くなっているので今日はここで昼食タイム。１２時半に下山開始。 青空が広がり、今日は終日遠くまですっきりと見えて日ごろのストレスが発散された登山日和でした。 調子よく下っていくが、登り返しはつらい！ 福井の山々、経ヶ岳・赤兎山・大長山なども綺麗なシルエットで連なり、今日はあちらも沢山の登山者で賑わっているだろう。大きなザックのグループが上がって来る、今日は小屋どまりと言う。明日は別山に…いいだろうなあ。
二ノ峰に向かう	雲のショーを見ている様な・・・
雲岩にて　まー姉さまとJちゃん	よく歩いて来たなあ・・・
母御石	神鳩ノ宮避難小屋が右手にチラリと
青い空にいろんな形の雲が浮かんでいる。 帰りまで乗鞍や御岳に北アルプスが見えて、あの槍のツンとした穂先までわかる。途中下山中の若いカップルに会ったが、男性が大きなザックをかついでいるのに、女性は空身、うらやましそうなJちゃん妬く事しきり、労わって貰えなくなって何十年・・・だからたくましくなったのかも知れないけど。 雲岩でおやつタイム、避難小屋でもおやつタイム。 ゆっくり過ごしても予定通りの時間に無事下山出来た。 お二人のお陰で歩きとおせた。感謝！感謝！ こんなに嬉しい事はない(^_^)v 行く回数が制限されるだけに１回１回が充実したものになりますようと祈っている。山は逃げないと言うけれど、私からはどんどん逃げていく・・・。良妻賢母？もつらい(^_^;) 三人とも良妻なので早く帰って夕飯の支度があるので、今日はお風呂にも入らず直に帰宅。 しばらく満足して眠る事が出来そうだ。	マユミの木の実
奥に経ヶ岳〜赤兎山〜大長山　手前県境の山々