過去のメールでの問い合わせより
この業界の入り方
進路決定のこの時期、将来動物のお医者さんになりたいとか看護婦さんになりたいという相談メールが届きます。
獣医さんになりたいという人は答えは簡単。
「獣医学部のある大学にいってください。大学入学後、4〜5年生になったらまたご相談ください。」という事になります。
獣医さんの仕事にも幅があって必ずしも進む先が臨床(動物病院の獣医さん)とは限りませんし、臨床でも小動物とも限りません。
以前求人を見ていてあれ?面白いなと思ったのは地元の水族館の求人で要獣医師免許となっておりました。
最近の話では大学入学時の男女比率も半々だとか。
VT(動物看護士)になりたいという女の子にも一応、獣医さんも目指してみたら?と勧めています。
説明が大変なのは
VT(動物看護士)になりたいという女の子
です。別に男性でも「可」なのですが人間の看護士の様にまだ多くありません。
動物看護士はまだ国家資格がありません。各団体が独自にテクニシャン○級とライセンスを発行しています。
短期大学・専門・専修学校に行っても良いですし、行かなくても採用される場合があります。
当院では一応専門・専修学校を出ている人を主に採用していますが、それは本気でこの仕事を目指して勉強しているのだというのを見るに過ぎません。熱意があれば一般の短大卒の方々でも受け入れたいと思っています。
こんな子は歓迎
接客が好きで販売業務等のバイト経験がある。もちろん、感じが良い。
性格が明るい。
他業界で就職経験がある。電話の応対、社会的常識がすでに身についている。
自分でも何か動物を飼育していて、動物にさわりなれている。
自分から仕事を見つけることができる。こまめに掃除をしたりして患者さんがいない時間ぼーっとしていない。
ナドナド。
まずは就職を希望する病院に実習に行く事をお奨めします。
実習中の働きが良いと当病院での採用は無くても他の病院を紹介してあげたり何かと面倒をみてあげたりする事があります。
実習=お互い面接中 という事です。実習生側も病院の事をみていますが、病院側もあなたの事をしっかり観察しています。
実習終了時に病院側から「今後の予定は?」と聞かれたならばあなたはすばらしい人です。
特に何も声のかからなかったあなたはまぁ普通の実習生です。
「就職したいんです。」と希望を言ってもつれない返事しか返らなかったあなた。
よほど努力をしないとちょっと見込みがないかな。
「かかりつけの病院の先生にでも頼んでみれば〜。」ととどめをさされたあなたは、この業界に向いていないか人柄に問題ありだと思います。
番外辺
「動物がらみでおいしい話があるんだけどな。」と声をかけられたあなた。
その仕事はうまく行きません。たいてい詐欺です。
実はある人から海外で動物を飼育して血液バンクを作る仕事に投資しないかという話について相談されました。国内に持ち込めるかどうか解りませんし、すごくうさんくさいです。と院長は説明をしていました。