院長は普段患者さんの前では年齢不詳ちょっとかっこいい先生を演じています。というより、若くてかっこいい先生を目指しています。
結婚した当初は所帯持ちだという事実を隠して診療していました。さすがに娘が受付に顔を出すようになると隠しきれないようでしたが。
そんな院長に今年ショックな事があったようです。
先日集合注射の仕事を終えて帰ってきて、仕事の具合はどうだったかと聞くと少しくらい声でこんな事をいいました。
集合注射にはいろんな犬が来ていてさ、中には軽トラックの荷台から降りられない子もいるんだよね。
まぁ毎年のことだから今年も「私が注射をうちに荷台にあがりますよ。」と言ったのはいいんだけど、荷台に飛び乗れなかったんだよね。足あがらなかったの。
去年はひらりと飛び乗ってしゅっと注射を打ってひょいっと飛び降りたのになぁ。
おまけに降りた時、よろけちゃったんだよね。はずかしかったよ。
気持ちは若いつもりでも、体は正直というやつでしょうか。