野鳥の会の仲間と1泊2日で乗鞍高原へ行く。途中、ひるがの高原でホウアカ、オオジシギ、コムクドリ、カッコウ、カケスを観察する。
カケスが目の前の木に止まっている、肉眼で十分に観察できる距離だ、カケスも私たちを間近で観察したいのかもしれない。
15時、乗鞍高原に到着、宿に荷を降ろして、一ノ瀬まで往復する。カッコウ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、シジュウカラ、ヒガラ、アカゲラ、アオゲラ、アカハラが迎えてくれる。あざみ池にマガモがいた、繁殖しているのだろうか。
翌朝、5時から夫婦2人で一ノ瀬まで往復する。キビタキ、キセキレイ、オオルリが朝の挨拶をしてくれる。そして、コルリ、アカハラの囀りがいたるところから聴こえてくる。コルリの姿を探してみるがなかなか見つからない。次に、アカハラを探してみる。いたいた、松ノ木の上で気持ち良さそうに囀っている。
よし、高原一の歌い手をデジカメで撮っておこうと思い、デジカメをセットしデジカメの液晶画面を見ていると、画面が止まってしまった。デジカメがフリーズしたのかと思って、アカハラを双眼鏡で見ると、フリーズしたのはデジカメでなくアカハラだ。何かに狙いを定めたポーズを取りじっとしている。約2分後、アカハラは何もなかったように気持ち良さそうに囀り始めた。
いったい何があったのだろうか、宿に戻り、デジカメで撮影した画像を見てもらい、仲間に聞いてみる。天敵(猛禽類)が来た、餌を狙っていたの二つの説が出た。私は約2分間フリーズした後、また、同じ場所で気持ち良さそうに囀っていたので、餌を狙っていたのだろうと思う。
朝食後、牛留池、三本滝に行く。三本滝ではルリビタキ、ミソサザイの囀りを楽しむ。
その後、野麦峠に立ち寄る、山本茂実の『あゝ野麦峠』の舞台となった峠だ。峠を越えて出稼ぎに行き、過酷な労働に耐えた工女たちの苦労、悲しみの上に今の日本があるのだと思う。
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