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海外の田園風景の中をのんびりサイクリングするのは以前から考えていたことだったが、フィレンツェ＞トスカーナの中心地＞郊外の田園＞自転車の本場イタリアと連想して、急に思い立ちサイクリングをすることにした。 ありがたいものでWebで検索した結果レンタルサイクルショップと現地自転車好きの詳細なコースガイドを発見した。 ３日ほどのツーリングを考えたが何せイタリアは初めてなものであれもこれも見なくてはならないと思ってしまい。結局一日だけの日帰りツーリングとなる。 バイクはレンタルショップで前日に確保、２４Hで３８，０００リラ（約２，３００円）コンディションは非常に良くアルミの車体に、シマノ２１段変速。お店の人はハイブリッドと呼んでいた。タイヤはロードレーサーに近い。長期レンタルはもっと安くなるから料金は非常に良心的。受付のお姉さんは英語がうまい。 地図は適当なのがなかなかなく本屋を２、３軒廻ってようやく２５，０００分の１のものを手に入れた。 目指すはフィレンツェ南の田舎町「Impruneta」だ。ガイドでは２２２号線にのれとのことだがフィレンツェ郊外は道が交錯していてやはり迷ってしまう。 何とか人に尋ね２２２号線にのる。なだらかな起伏の道にキャンティワインを生み出すぶどう畑がどこまでも続く。 
ちょうど日曜日とあって地元サイクリストも大勢走っている。やはりロードレーサーが多数派で、じいさんサイクリストも上下をびしっと決めて颯爽とかっ飛ばしていく。 みんな早い早い。 こちらは通りがかった小さな教会前で早くも休息。 
途中の村にはバールもあり軽食を摂ることもできる。 真ん中の道は２２２号線(通称キャンティ街道）。シエナへと通じている。 
２２２号線を途中で右折し目的地「Impruneta」へ。 この村はかなり大きく立派な教会もある。観光客の姿もちらほら。 ここでお昼をゆっくりと食べ、ほろ酔いかげんで帰路につく。 
帰りは標識どおりに進んだところ何なくフィレンツェへ帰着。 全行程３２Km+α。 健脚ならまだ足をのばせるだろう。 途中に宿もあるのでシエナへの１泊２日程度のゆったりしたツーリングも良さそうだ。 |