メーコック川いかだ下り タイ北部    90年12月



 タイ北部ビルマとの国境地帯を流れるメーコック川は有名なメコン川支流の一つだ。
 この川の流域一帯はかつては麻薬王クンサーに代表されるような武装組織が実効支配していてタイ政府の支配が及ばなかった地域。

 しかし、私が訪れた90年にはそれらのグループはタイ国内からほぼ駆逐されていて、アヘン取引の中心地と言われた山里メーサロンにはホテルすら建ち一大観光地となっていた。
                                 宿前のいかだ 
 川下りはチェンマイからバスで4時間半の町タートンから出発し、東にある古都チェンライまでの2泊3日の旅だった。

 当時でもすでにシステム化されていて、タートンのゲストハウスに申し込めば後はすべてお任せというイージーさだが、単独で挑戦するのはまず無理だと思う。

 ただ、近郊の村々を訪れる程度は乗り合いトラックの便もあり、タイ語が少し話せれば充分可能だ。
 
 


 【宿の前で出発を待ついかだ】


トレッキング道中 この川下りは実にのんびりしていて、流れに任せながら流域の景観を楽しみ、ゆったりとした時間の中で本当にリラックスできる。

 途中山岳民族の村々を訪ねるミニトレッキングも組み込まれていて、変化もあり実に楽しい。

 中国雲南省からこのあたりにかけて広く分布する山岳少数民族は日本文化の一つの源流と言われている。彼らの風俗をかいま見るのも何か懐かしいものに再会するような気がして興味深い。

【トレッキングの先頭をいくアメリカ人お兄さん】





川を下るいかだ
 難点と言うほどではないが宿泊設備という点では多くは望めない。(現在はどうか知らないが。)詳しくは「安宿カタログ」参照。

 特に2泊目はいかだの上での野宿だった。毛布があることはあるがしぶきに濡れて冷たい。朝方はかなり冷え込むのでコンパクトなシュラフがあればそれにこしたことはない。

 ワイルドな川下りがまあ安全にかつ手軽にできるのだから一度はどうでしょうか?
 
 それもタイ北部は急速に開発が進んでいるから、できるだけ早いうちがよいでしょう。


【いかだを操る船頭さん。乗客は私のほかオランダ人4人】


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