電圧給電 アンテナ
いわゆるノンラジアルアンテナとして給電する場合は、高いインピーダンスを50Ωで給電するためのマッチング回路が必要になる。
この場合の給電点のインピーダンスは、もちろん高ければ良いのだが絶縁等々の関係から現実的なマッチング回路は500Ω程度になる。
作り方としては、あらかじめアンテナの長さを計算どおり固定して、L,Cの比率で調整するのが望ましい。
安易にアンテナの長さをいじりだすと、ついインピーダンスの低いほうに調整されてしまい、不安定なアンテナとなってしまう。
「参考データ」 http://gate.ruru.ne.jp/rfdn/Tables/ReacForm.asp
(インピーダンス500Ω補正する場合のLC容量)
3.55MHZ 22.42μH 89.67PF、 7.1MHZ 11.21μH 44.83PF
14.1MHZ 5.64μH 22.58PF、21.2MHZ 3.75μ 15.01PF
29MHZ 2.74μH 10.98PF、 51MHZ 1.56μH 6.24PF
145MHZ 0.55μH 2.2PF、 433MHZ 0.18μH 0.74PF
なお、ラジアルをつける場合は、1/4波長×短縮率を総延長(この字の)としたスタブを付けることによって、
50Ω給電が可能となり、低損失で安定したアンテナが可能となる。
ラジアルは、2本つければ実用上問題ない。もちろんラジアルの長さは1/4波長×0.98程度。
キャパシタンスについて
手軽にコンデンサを得る方法は、同軸ケーブルを使うが簡単。
たとえば、
3D2Vの芯線と網線の静電容量は100pf/m、3C2Vでは67pf/mと決まっているので、長さで
誤差が少ないコンデンサを形成できる。
耐圧は、100Wでも280V程度だから、1.5D2VでもOK。
(通常の乾燥空気の 直流的な 絶縁破壊電圧は 3kV/mmと言われる )
インダクタンスについて
たとえば、
http://www.geocities.jp/rutile_67/CETUS/crystal/calculation1.htm
を参考に作れば良い。
特に高い周波数ではディップメーターでの計測が困難なため、これらのデータは貴重。
インダクタンスキャパシタンスL/Cメーター
最近2千円程度でアマゾンから購入したものだが、とても重宝している。
数値を見ながら調整できるので、ディップメーターの出番が減少した。
ローバンドではほとんど無調整で完成できる。
カタログ表示
Capacitance Measuring Range: 0.01pF-10uF
Measurement accuracy: 1%
Minimum resolution: 0.01pF
Inductance Range: 0.001uH-100mH
Minimum resolution: 0.001uH
Large inductance measurement range: 0.001mH-100H
Minimum resolution: 0.001mH
Large capacitance measurement range: 1uF-100mF
Minimum resolution: 0.01uF