会合が終わったと思ったら、今度は「CIC」(会内サークル)が始まる。 良く出来たシステムだけど・・・な〜んか定型的なものばかり・・・。 御影さん・・・・・今度はどこに連れてってくれるの? 第4話:CIC(後編) 仁木 友信=仁 神谷坂 智=神 御影 真由=影 影「う〜ん・・・次のはあまりお勧めできないんだよねぇ〜・・・。」 仁「はっ?どうして?」 影「だって・・・カラオケとは全然関係無いんだもん・・・・。」 関係ない? まったく違う趣味のサークルって事か? 影「あああ・・・ついちゃった・・・・。」 仁「ここか・・・。」 すると・・・ ガラガラ!! (扉が開く) 「仁木君!!」 ・・・は・・・・はい・・・・! 「さぁさぁ入って入って。」 え!? ・・・い・・・いきなり・・・。 影「ちょっ・・ちょっと駄目だよ〜! 強引な勧誘は無しだって!」 「いいじゃないの。別に部屋に入れるだけなんだから。 『常にタンヤオピンフしか狙わない』ようなつまらない事言わないでよ。」 タ・・・・・タンヤオ・・ピンフ? 「ほらほら・・・早く入って、ちょうど一人足りなかったのよ。」 へ・・・? 影「ちょっ・・ちょっと、仁木君まだ回る所があ・・・・」 「別にいいじゃな〜い、この一局だけ! ね!? すぐに終わるからさぁ。」 影「一局って・・・・分かった一回だけだよ・・・でも仁木君、あなた出来るの?」 仁「ま・・・まぁやれない事はないけど・・・。」 ・・・・・・・な・・・なんなんだ?・・・・いきなり麻雀を打つことになってしまった・・。 ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ・・・・・・・・・・・・ チャッチャッチャッチャッチャッチャッチャッチャ グッ カッ! サイコロ、コロコロ・・・ スッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッチャッチャッスッスッス バン! 親が切ってスタート。 「ねぇ・・・仁木君・・・。」 仁「はい?」 「あなたって本当にうまいわねぇ・・・カラオケ、最初ッからこんなにうまい人なんていないよ。 まるで『麻雀でピンフ覚えて、すぐに符計算0の事だって気づく』位凄いよ。」 ???・・・ま・・・まぁ確かに最初のうちは符計算出来ないから気づかないかな・・・・。 「あなたならすぐにマスターになれるよ、あ。それポンね。」 カシャ 「あなたの歌を聞いたとき、『メンタンピンドラドラ』の満貫だと思ったわ。」 ???・・・・そういえばアドバイスで・・・・・一体どう言う事? 「リーチ(メン)は『思い切りの良さ』 ピンフは『基本』 タンヤオは『悪い所がない事』 後・・・ドラは『才能』。私はあなたの歌にそれを見たって事。ハハ、わかんないかな・・。」 ・・・・いや・・・なんとなく分かる気がする・・・・。 さっきからこの人『カラオケを麻雀に置き換えて』るけど・・・ 確かになんとなく理にかなってるような気がするなぁ・・・・こんな人もいるんだ・・・・。 「リーチ!」 対面がリーチした・・・。 「あなたって・・・何曲か聞いたけど『ホンイツ』と言うよりかは『サンショク』系よね?」 ????・・・あああ!!なるほど、ジャンルの事言ってるな。 仁「うん・・まぁ・・確かに何でも歌えるほうだけど・・・。でも『全曲歌える歌手』もいるよ。」 多分・・・・・・ 「へぇ〜・・・『チンイツ』曲もあるんだ〜。」 ・・・・・やはり・・・・・。 「う〜ん・・・これどうかな・・・・・・うりゃ!」 「へぇ・・あなた結構強気ね。あなたのカラオケスタイルに通じてるかも・・・でも・・・」 パタ。 「残念ながらこれは私の方なのよね・・・。ピンフイーペーコードラ1。」 あ〜あ・・・負けちゃったか・・・・。 影「あ・・・終わった? それじゃあ次行くわよ。」 「あ・・・!ちょっと待って、まだ自己紹介してないじゃない・・・。 私は、ここ『麻雀同好会』の会長『須賀京子』、好きな役は『チャンカン』、分かる? 今日は面白かったよ、またいつでもいらっしゃい。待ってるよ!」 結構面白かったな・・・確かにカラオケとは関係無いけど・・・・ 仁「今度はどこへ?」 影「次で最後だよ、北陸JKMCのCICは全部で5つ。 『歌唱力向上委員会』『技師養成所』『何でも歌おうの会』『麻雀同好会』そして・・・・。 ・・・・ついた・・・ここが5番目のサークル。さぁ中に入って。」 えっ?・・・・あ・・はい・・・。 影「みんないる〜?」 「あ・・・どうしたんですか?・・今日はやけに遅かっ・・・・あああぁ!仁木さ〜ん!」 え?・・・・いきなり大声をあげられた・・・。 影「今日は彼にCICの全部見せてきたから・・・そしてここが最後。」 見てみたら・・・なんかこれまでの会と比べたら・・・大分人数も少ないような気がする。 仁「ここは・・・一体何の活動を?」 影「ここはねぇ・・・・う〜ん・・・まぁこれからやるから見てて。」 すると、御影さんはなにやら部員たちに話し掛けたようだ・・・。 なにをするんだろう・・・。 影「みんな準備はいい?」 御影さんを中心に、合唱するようなか形になった・・・。歌うのか? 影「じゃあいくよ・・・さん・・はい!!」 〜♪〜 A:だーれかさんがーだーれかさんがーだーれかさんがーみーつけた・・。 B: A:ちいさいあーきーちいさいあーきーちいさいあーきーみーつけた B: ルー ルー ルールールールー A:めーかくーしーおーにさーんてーのなーるほーへー B: おーにさーんこちら A:すーましーたーおーみーみーにーかすかにしーみーたー B: みーみをすませて かすかにかすかに A:よーんでーるーくーちーぶーえーもーずーのーこーえー B:んー んー ルー ルー ルールールールー A:ちいさいあーきーちいさいあーきーちいさいあーきーみーつけた B: 〜♪〜 こ・・・これは・・・童謡『小さい秋』・・・・ でも・・・・・めちゃめちゃアレンジしてる!! 一体・・何重奏なんだ? 普通のハモリだけでも3つはあったぞ・・・。 それにちがう歌い方まで・・・これは・・一体・・・ 影「仁木君! どうだった?」 仁「どうだったも何も・・これは凄いよ・・凄くよく出来てる。ちょっと鳥肌たっちゃった。」 すると・・・ 一斉に会員たちが歓声を上げる。めっちゃうれしそう・・・。 影「ハハ・・・うれしいよね・・・自分らで作ったアレンジだから誉められればそりゃあ・・・」 仁「えっ!! これって全部ここの会員の人たちのアレンジなんすか!?」 影「そう、これが私たちのCIC『童歌歌唱の会』の活動なの。 今ある童歌を自分なりにアレンジして歌う、近代的なリズムをつけてみたり、 新しいハモリをつけたり、とにかく今ある童歌をいじくりまわして歌う事、 これが私たちの活動ってわけ。」 こ・・・これは驚いたなぁ・・・・これって新しく曲作ってるのと同じじゃん・・・でも・・・ 仁「でも・・なんで童歌なわけ?」 すると御影さんは少し考えて・・・・ 影「・・・ねぇ仁木君・・・『歌の基本』って何だと思う?」 仁「歌の基本・・・・? それは・・・・・考えた事も無いけど・・・」 影「私は、それは『童歌』だと思うの、全ての人が子供の頃歌ってた歌。 ・・・まぁ最近の子はどうか知らないけど、少なくとも音楽の授業とかで歌うでしょ? だから全ての人の歌の基本は『童歌』にあると思うの。 だから一番『アレンジ』しやすいのよね、基本だからこそ、慣れ親しんでいるからこそ 作り変えるのが一番簡単なのよ。今ある流行の歌では出来なくても『童歌』でなら出来る・・ もう・・・これは断言してもいい! だから私はこのサークルを作ったの。誰でも出来る『アレンジ』の練習場・・・・。 ここでしっかり練習しておけば、普通の歌でもうまく出来るようになる。 何しろ『基礎がしっかりしていれば応用はいか様にでもなる』っていうじゃない?」 す・・・凄い事思いつくなぁ・・・・・ 影「それに『アレンジ』って楽しいよ。歌を自分の好きなように変えられるんだから、 気分は『編曲者』って感じ? でも・・・あまりわかってくれる人はいないけどね・・・。」 そういえば・・・・ここって会員少ないよなぁ・・・・。 影「やっぱり・・・みんな『童歌』よりも『今の歌』普通に歌ってる方がいいみたい・・・。 面白いのになぁ『アレンジ』・・・一度はまればヤミツキになる人もいるのに・・・・。」 う〜ん・・・そう言う物かなぁ・・・。 影「あ・・・これ以上言ったら強制勧誘になっちゃうね。フェアじゃないからこの辺にしとく。 どうだった?全部のCIC見た感想は? 入りたいの見つかった?」 仁「う〜ん・・・ちょっとまだわかんないや・・・・。でも次来るまでには決めとくよ。」 影「そう・・よね。それじゃあ最後に部室に案内してあげる。」 僕らは一路校舎を離れ、部室のある方へ歩き出した・・・・。 すると・・なんだかさみしい道に・・・。 影「着いたよ・・・ちょっと汚いけど入って。」 こ・・・ここは・・・ 仁「ここって・・・倉庫?」 影「う〜ん、元はそうだったんだけどね。ちょっと改良して今ではこの学校の部室になってるの。 一つ壁を隔てた向こう側は、まったく別のサークルだし。まぁ・・まだ空き部屋はあるみたい だけど・・・・この辺一体の部室は『あばら家』って言われてるんだけどね・・・。」 あばら家・・・・何とも簡素な響き・・・・。 影「ほら、早く中に入って。」 仁「・・・失礼しま〜す・・・。」 ん?・・・でも中は結構綺麗だな・・・。壁は汚れてるけど・・・・。 机も椅子もあるし、10人くらいなら会議とか出来そう・・・。 すると、御影さんが一冊のノートを僕に差し出した 仁「これは?」 影「さっき観平君が言ってた『雑記帳』、会内で何でも好きな事を書いていいノートよ。たまに 『連絡帳』的な事も書いてあるからここに来たら必ず読んでね。ついでに何か書いてく?」 え・・・?書くって・・・何を? 影「何でもいいよ。簡単な自己紹介でもいいし、単によろしくでもいいし・・・・。」 う〜ん・・・まぁ簡単に書いておこう・・・・(カキカキ) 影「後・・・それと・・・・これ。」 また御影さんが一冊の・・・今度はパンフレットを差し出した。 仁「これは? え〜と・・・『JKMCの礎』? 何て読むのこれ?」 影「さっき私が言った『いしずえ』、要するに会則とか色々、知っとかなきゃ行けない事 が書いてあるから、これ読んでJKMCの事、しっかりと理解してね。」 いしずえか・・・・・。 ガラガラ・・・ 神「お!二人で何やってんだ?」 仁「あ、神楽坂さん。」 急に神楽坂さんが部室に入ってきた。 影「ちょっと仁木君にCICの事教えてたんです。後、部室の場所と・・・・。」 神「そうかそうか・・・色々と面倒みてくれて・・・ありがとな。」 影「い・・・いえ・・・そんな・・・・。」 神「それで・・・どうだ仁木君。入りたいCIC決まったか?」 仁「いえ・・・次来るまでに決めとくんで・・・。。」 神「そうか・・・まぁこの『礎』読んで、じっくり考えてくれな。 ・・・・そういえば、福井連中がもうそろそろ帰るって言ってたぞ。」 仁「え!? そうっすか! 車のとこかなぁ・・・僕行って見ます!」 僕は部室を出た後走って駐車場に向かった、 すると・・・・。 〜♪〜 プールールールーープルルールールールー 〜♪〜 (NEO UNIVERCE) 仁「はいもしもし、え? そろそろ帰る? はい、丁度駐車場に向かってます。 あ・・・ゴメンナサイ、部室にかばん置き忘れてきたんですぐにとりに行きますんで。」 ああ〜しまった・・・。急いで出てきたから忘れちまったよ・・・。 急いで部室のほうに戻る。 すると・・・・・。遠くのほうで部室の明かりが見えてきた。 早く行かな・・・・・・あれ?・・・・ 何か影が重なってるように見・・・・・・・・・・・・・・ !!!! 僕がその時見たのは・・・・ 神楽坂さんと御影さんがキスしている所だった。 僕は・・・しばらく動けなかった・・・。 部室に入る事も出来ずしばらく時がたった。 やがて一人部室を出て行って・・・次いでもう一人・・・。 僕のいる方とは逆に歩いていった・・・。 何も考えられなかった・・・・。 しばらくして、携帯がなった。 その音で初めて、駐車場で人を待たせてある事を思い出して・・・。 僕は部室に入ってかばんを取って。 走って駐車場に向かったんだ・・・・。 -END- CIC、部室を見て回って大分JKMCのことを理解してきた仁木君・・・。 しかし、彼は思わぬ物を見てしまった・・・・さぁどうなる!? 次回は次の合同活動日へ・・・・次回「マスター試験の謎」 お楽しみに! 作者より: はい第4話でした。 今回は続けて第4話まで書いたわけですが、これからも合同活動日毎にアップする予定です。 ただ「雑記帳」のペースに会わせて書いていくので、やはり月1ペースになるのかな・・・。 でも「回想編」なのに「雑記帳」まで過去なんておかしいですよね。 ・・・まぁその辺は大目に見てくださいな。 さて・・・最後面白い展開になりましたねぇ・・・これからもっと面白くしていきますよ。 それでは次回までごきげんよう。 戻る